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私のアジャイル・ジャーニー2023

この記事はシン・アジャイル Advent Calendar 2023 15日目の内容になります。

少しやり方は緩いかもしれませんが担当したシステム案件をアジャイルにするために取り組んだ内容を書いていきます。
どのような状況からか、FROM~TOを書こうとしましたが、FROMはうまくかけなかったので詳細割愛します。

状況・担当案件

・ウォーターフォール方式で計画された社内システムの開発プロジェクトを引き継ぐことになりました
・ローコードツールで開発。このツールで開発するのは初めて方もいる
・規模は大きくなく1つの開発チームで構成
・社内・協力会社ともにアジャイル・スクラムについては用語は勉強して知っているが実践したことは無いメンバー(請負・ウォーターフォールのみ)
・基本はリモートでの会議
・要件定義がふわりとした内容で計画や成功条件がこれでよいか不安
(他、ここには書けない内容)

初めにやったこと

請負契約から準委任契約に変更
・契約が請負契約予定だった為、動きやすいように変更
・協力会社の営業さんから完成責任ありませんが大丈夫ですかとしきりに聞かれました。準委任契約の方が本当に良いものがつくれるかどうか真価が問われる気がしており、むしろ大変と思いました

アジャイル・スクラムの理解度の確認
・自分もわかっていない部分ありますが、スクラムの基本的な説明をしつつ、お互いの理解度を確認しました。
・理解度の確認の結果と、別業務と兼務の方も多くスクラムを回すのは難しく感じました。

最初の取り組み方
有識者や書籍から拾ったことを参考にして
・リリースを月1回以上やりましょうと目標決め
・「週次定例会」という呼び名のまま1週目の会議内容と2週目の会議内容を変えて、会議体を構成(スプリントと言わない)
・デイリースクラムは、毎日やりたかったですが他業務との兼務が多く、諸々の理由もあり、状況を追いかけられる程度で週2回
・作業見積は慣れているであろう工数(概算)にしてフィボナッチ数は使わず
・作業に使える工数は80%で考える 20%はバッファーとする
・バーンダウンチャートはこなれてからにしようと思い、最初はやらない
・既存のチケット管理の仕組みが項目や必須設定、ステータスが固定で指定されており、使いたいように構成できなかったですが利用する
としました

開始して途中の状況

「やってみないとわからない」という意見もあったこともあり作業見積のブレが大きい。
→ 知見・実績値をためる時期として理解する
 「できる」は「できる(はずです)」に心の中で読み替え

当初の要件が「できる」か「できない」かと言ったらできるけど・・・のようなものになる
→ 社内システムではありましたが段階的に利用部署を広めていく進め方だったこともあり、使われなかったら捨てることになることを意識(終わらせないことを意識)

先にこれをやってくれというメンバーの差し込み意見が良く発生、2週間のやることが変わる
→ 変わることがNGではないと思いますが、発散するケースや、開発者が困った為、自分自身の自戒も含めて2週間の目標を設定・1個流しを強めに再認識

そもそもチケット管理になれていない方も多く使われず。ほぼほぼ一人でメンテでつらくなりバックログはざっくりな内容に。デイリースクラムやっていないことの不安
→「不明点があるので、今からちょっとWebミーティングで会話できますか」チャットを意識して多めに実施。作業を止めてしまっている感はあったかも。

今後やりたいと思っていること

話が飛んでしまいますが、現在は、追加開発や利用者の追加展開を進めており、アジャイルとは言っていないですが、進め方のリズムができていることは体感してもらえていると思っています。
今後は、決定に時間がかかったり、ローコードの開発の知見が開発者1名に集中している感がある為、
・少ない時間でもよいからユーザ部門を含めてモブをやってみる
・チケット管理ツールは利用してうまく回るようにしたい
・一つ一つの開発内容が小さめになっている為、納得感ある形で示せていない、ウォーターフォールでなくても納期の見通しは出せることを示せるようにしたい。(管理の基準の選択肢をふやす・ちゃんとやれていないバーンダウンチャート)
・少しずつでも理解が進み、自分のチーム以外の組織やシステム以外でもアジャイルを広められばと思います

最後に

いろいろとうまくいかないし、しんどい事はありつつも、何とかなっている気がします。これはシン・アジャイルコミュニティでみなさんから知見や元気をもらっているから、取り組めていることなので非常に感謝しております。ありがとうございます。
シン・アジャイルコミュニティに参加することで、自分のように何か、きっかけや参考になる方が増えたら良いなと思います。


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