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75年生まれ やまだ・はなこ

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40代。日本に生きる女の日々。雑多な暮らしを書くだけのものです。 ※タイトルは何かをオマージュしておりますがそういうものではありません
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#創作大賞2023

自己肯定感を簡単に高めることができる冬のペディキュア

女性誌では、モテ・男ウケなどの文字が年中あふれています。そんなにか、と思うけどそんなにであることも確か。解せる。そしてその中で"派手なネイルは男ウケしない"というのも良く見かけます。男は爪なんて見てない、とか。 でしょうね。 でもいいんです。やるのです。誰のためでもなく、誰に見せるでもなく自分がやりたいから。で、思うのです。それの最大って冬のペディキュアなんでは? と。 夏のペディキュアはサンダルを履いたり、若ければビーチやプールで他人の目に触れることが多いです。 そ

夢の国はどこ?

ディズニーランドは夢の国。 誰が言ったことなのだか知らないけれど、そこは夢の国。そしてみんな大好きですね。好きですか? 好きですよね?ディズニー。という圧がすごい世の中で、ひねくれたいわけではないのですがわたしはあまり縁がなく… ちょっとことばを選んでしまいました。ディズニー界隈すべてに対し、特に興味がないのです。言論の自由がこんなにも主張されている中で、なんだかそれは言いづらいこと、これも忖度でしょうか。いえ、わたしの保身です。 そう言った理由でふだんはあえて言わない

夏の日の1993

高校3年生の夏、わたしはアルバイトを始めた。年齢で言うと17歳だった。 人生ではじめてのアルバイトはファーストフードショップ。 はじめての「いらっしゃいませ」は声がまったく出せず、初日のわたしに命じられたのは奥でサラダを50こ作る、という仕事だった。 一緒に入った友達は、初日から表でオーダーをとっていた。少し斜にかまえ内弁慶な活発さしか持ち得ないわたしに比べ、友達はストレートに活発な子だった。 大きな差がそこでついたであろうことは今なら分かるが、その時のわたしは働いて