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今年を振り返る代わりにデッキを深堀りする Part1【光輝の夜明け、ヘリオッド】

はじめに

筆者はcEDH環境を念頭に置いています。
【光輝の夜明け、ヘリオッド】は対戦相手の心の隙や人間の傲慢をつくデッキなので各自コミュニティでの普段使いは推奨しません。
お友達が根に持つタイプであったりキングメーカーに抵抗がない場合は休日の貴重な時間でストレスを溜めることになりかねません。

デッキリスト 2023/12/17

基本理念

現環境はドローが強いデッキが多く裏面のマナ軽減が有用に働く場面が多い(はず)。全ての呪文に瞬速が付くことを最大限生かし、対戦相手の勝利の直前まで動かず、辛抱強く黙っていることが大事。
ヘリオッドが裏返った後は対戦相手の呪文や能力を打ち消す必要がない(解決させなければ良い)のでカウンターは少なめ。デッキの妨害は基本的に表の間しか撃たない。
対戦相手のマストカウンターの上から、を見極める必要があるため知識はある程度要求される。

よくある隙の糸事例集

・波止場の恐喝者の誘発の上【期待値:S】

宝物の生成数が10を超えることがままある波止場の誘発の上から仕掛ける。
対戦相手からすると波止場のBIGマナからのアクションにも対応を要求されるため妨害の要求枚数が増える。
クローンカードを多めに採用しており、当デッキとしてはできれば波止場は盤面にいて欲しい。

・イーオスのレインジャー長の起動の上【期待値:S】

能力が解決されるとどうせ負けるので実質タイマンの勝負に持ち込める。
レインジャー長はできれば打ち消さないようにしたい。

・デモコンタッサの上【期待値:B】

ポイントはデモコンの解決前に仕掛けること。
軽減をジャンプさせるためTimeTwister系のリセット7ドローを挟むことが多い。
デモコンが解決してしまうとスタック上の脅威がTTで一つ減ってしまうので対戦相手の脳を破壊するためにもデモコン前に動きたい。

・統率者固有コンボの上【期待値:S】

よく自分が遭遇するのは
・ナジーラの無限追加コンバットの起動の上
・時の櫛で起動のエンド
・マルコムデッキの光り角の海賊ダメージ誘発の上
等。解決したら死ぬ状況になってからやる気を出そう。

採用カード群雑感

・アボレスの落とし子
波止場の恐喝者、秘密売り、ティヴィットのEtBをコピーしたい。
・聖別されたスフィンクス
OverKill気味のカードだが7ドローがほぼ勝利の呪文になるので採用している。ダブルシンボルが重いの必須ではないかもしれない。
・ディスプレイサーの仔猫、切望の宝石
Jewel Catとかいうヴィンテージみたいなコンボを採用してる。
シングルシンボルからスタートできる点が偉い。
※切望の宝石は一つの指輪で守れない点がこの前やらかしたので二度とないようにしたい
・フェアリーの職工
波止場(ry
レインジャー長のキャストに対応して出すと唾液が良く出る。
・さまようアルカイック、心優しき霊
このデッキは撤廃者が何の意味もないのでこういうカードを蓋としたい。
・商人の巻物
軽減が10以下なら逆説的な結果、それ以上ならXドローをサーチする。
後述の繁栄がサーチ出来ないのが玉に瑕。
・永劫のこだま
小テクとしてこだまに抵抗されてスタックを積まれた場合、自分で打ち消してさらに上からFBでキャストするチカラ技がある。
・Mists of Lórien
対戦相手が巻き添えを食うハーキルズリコール。自分のマナクリプトに撃って相手の宝物を溶かす使い方も出来なくもない。
・繁栄
このデッキで一番強いスタートボタン兼Xドロー。
・Timetwister
このカードは高いのでたまたまストレージに余ってないならこんなデッキのために買うのはオススメできない。
・転覆
軽減5以上でエルドレインの玉座にうてば無限マナ(青呪文限定)。
そのあとに脇の秘儀の印鑑とかに撃てば何の制限もない無限マナになる。
・夢まみれ、相応の報い、天才のひらめき
大量のスタックの上から最終的に通したいのはこれらのカード。
無限マナ無限ドロー状態のあとに対戦相手に内2つはX=1億で打ち込むフィニッシャーも兼ねる。この3種の中だと相応の報いが7ドローのあと虚空から撃てて異常に強い。
・時を解す者、テフェリー、沈黙、権限否認
治安維持顔でやばい呪文の上から撃って解決後にもっと酷いことをするカード。着地後も一応母聖樹は飛んでくるので1枚多めに本命を持っておきたい。
・ファイレクシアの変形者、機械神の肖像
思考の簡略化をしたい人がよくヘリオッドに触ってくるのでバリューのないクリーチャーのコピーにするくらいなら握っておいた方がいい。
・セレスタス
ソニックドライバーと競合の枠。あちらは指輪が起こせるがデッキの理念上昼夜がまあまあ切り替わるので手札を回すことは結構出来る。
単独で仕事をする分今はこちらを採用している。
・一つの指輪
戦闘ダメージ云々と書いてあるやつが殴ってきたら投げつけることで対戦相手の血圧をあげることができる。
・盲従
素直に勝つ場合は船砕きから強請って勝つ。
・Mystic Remora
土地が5枚になるまで維持してヘリオッド表面のインクの染みで回収して再設置する限界ムーブは点数でいうと55点でギリギリ単位が出ない。
理由はカウンターが薄いから。
・リスティックの研究
自分の盤面にあるより相手の盤面にあったほうが都合がいいことが多い。
ヘリオッド裏面に対してタップアウトでリス研設置は敗退行為なので素直に投了を認めてもらえるよう全員の了承を得よう。
・土地
2tまで白白が欲しいが裏面以降白マナはマジで必要ないので2色だが意外とキープがシビア。小道より反射池の方が有用なのではないかと悩んでいる。

採用したいかも群

・呪文探究者
繁栄が探せるがXドローが探せない。採用する時は溺墓での天啓と一緒に採用したい。
・彩色の宇宙儀
7ドロー無しで完全軽減がほぼ無理なのでTTチェイン中の潤滑油的なカードか。後引きマナクリプトが本物のごみになるのを回避できるのは魅力。
・イクシドロン
両面カードは裏返らないので実質オリカ。相手の盤面とか見なくていいだろ、という慢心のもと採用していないが後述の事例により必要になってきた感がある。

弱点

・令和の時代にドローもせず愚直に最速コンボを仕掛けてくるデッキ
ある程度ドローしてくれればタップアウトがタップアウトじゃなくなる可能性がその愚直さにやられることがままある。

・ヘリオッドがコピーされる
2面ヘリオッドはギリギリただのタイマンなので耐えられるが3面ヘリオッドは実質四風連打なので3人目はそれが最適解だとしてもヘリオッドにしないかヘッドジャッジに引き分けを申告しにいこう。
1つのスタックを解決するのに1時間かかり、それが許容される大会はまだこの世に存在しないため練習する価値もない。

終わり

Part2があるかはわからない


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