SWY vol.4 20200114

早朝に起きた地震により目が覚めてしまい、しかもまた電気を消さずに寝てしまったことも重なって体育館で眠くなってしまい、隣にいたまだ名前を知らないスリランカ人に笑いながら起こされたまさみです。

陸上研修3日目。朝から体育館に集合し、オリンピック・パラリンピックのセミナーからスタートしました。はじめは〇×クイズでオリンピックの歴史を知ったり、パラリンピックの細かい規定について考えたりしました。
個人的に1番考えたいなと思ったのは、オリンピックにパラリンピアンも出場できるということ。しかしパラ選手の義足や義手に反発力などの決まりはなく、そうなるとよりお金をかけて性能の良い義足を持てる人が有利になってオリンピックの本来の目的を見失ってしまうのでは…と考えました。(誰か一緒にディスカッションしよう。)
参考: https://tokyo2020.org/jp/games/about/olympic/

そのあとは、まず日本参加青年だけでドッチビー(ドッチボールのボールの代わりにフリスビーを使う遊び)をし、そのあと海外参加青年も交えて同じことをしました。この遊びの中でも、フリスビーは柔らかいから男女問わず同じフィールドでできる、男性の多くは女性より力が強いため利き手と反対の手で投げる…など、どのようにすれば平等になるかを考える機会になりました。

最後に講師の方からオリンピック・パラリンピックにまつわるさまざまなお話を聞き、東京開催に向けて考えるべき課題についてたくさんエッセンスをもらい、終了しました。

午後からは、コースディスカッションのイントロダクションがありました。私が選んだHealth and Wellbeingのコースは、健康の専門家である医師がいたり自国の政府の健康に関わる部門で働いている方がいたりとエキスパート揃いかと思いきや、写真家や私のような医療や心理学に結びつきの少ない分野を学ぶ大学生など様々なバックグラウンドをもつメンバーがいることが分かりました。

はじめにファシリテーターの話を聞いたあと自己紹介をし、アイスブレイクとしてお互いにさまざまな質問をしあって感じた第一印象を、背中に貼った紙に書くというゲームをしました。その中で私が1番嬉しかったのは"good listener"と書いてもらっていたこと。でもこれは意識しているのではなく、ただ英語がすぐに出てこないだけ(笑)。逆転の発想をすればそうなるのかと気付かされました。
他にも、質問の時間にスリランカ人に「大学では何してるの?」「将来何したいの?」といった深い質問をされ、私は「日本の地方の教育システムを勉強して、将来都会と田舎の教育的な機会格差をなくしたい」という話をしました。するとすごい勢いでスリランカの教育について教えてくれ、「また話そうね!」と言ってくれました。
今までは自分の知っている語彙の範囲内で、時には嘘をついて英語を使った会話の場をやり過ごしてきた自分にとって、自分の本当の思いを伝えることができたと確信できたことは大きな成長でした。
専門用語が分からないことやファシリテーターが超高速スピードで話すために研修初日からこの日のこの時間が来ることに対してとてもナーバスになっていた私にとって、この確信が持てたことでセッションが終わる頃には達成感でいっぱいでした。

コースディスカッションについての時間が終わると、今日の最後のプログラムである委員会の時間でした。
私はadvertisement委員会の中のwriter担当なので船の上の仕事しかなく、この時間は新たに加わった海外青年に日本のことを教えてあげていました。(大阪弁の「なんでやねん」とか(笑))

1番気を揉んでいたコースディスカッションの時間が無事に終わり、周りのみんながとても温かく素敵な人たちだと分かった達成感と安心感に包まれ、明日の横浜港行きに向けてのパッキングを今からがんばりたいと思います。おやすみなさい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?