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愛すべき音ゲー仲間たちへ

この記事は、KBD合同アドベントカレンダーの記事ではありません。勝手に書いてるだけや。

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最近「音ゲーサークルに入ってよかったなあ」と思うことが多々あるので、せっかくなのでこうやって記事にして残しておこうと思う。
戦とかも関係ないただのポエム。

音ゲーは自分との戦いであるが

自分の人生はかなり音ゲーに影響されている。DSの「めっちゃ!太鼓の達人DS 7つの島の大冒険」から始まり、中学生の頃にはスマホでDeemoもやり始めた。

ただ、自分の音ゲー人生の始まりはやはりゲームセンターで「CHUNITHM」をプレイし始めたあのときのように思う。プレイしだした当時は「CHUNITHM AIR」だった。

本当の1クレ1曲目

当時はMinecraftばかりやっていて、そのとき動画を見ていた実況者や周りの友人などの影響を受けて初めてゲームセンターの音ゲーコーナーに足を踏み入れたのだが、これが面白くてたまらなかった。

チュウニズムを触りだした当時は受験生であったのにも関わらず、(ストレス発散も兼ねてやり込んでいたので)その年の12月には虹レートになるくらいゲームセンターに通い詰めた。

当時は津波が稼ぎ曲扱いだった気がする

この頃から自分の中にゲームセンターに通うという習慣が生まれた。サークルの同期とかの話を聞いていると自分は結構音ゲー歴が長い方らしい。

高校入学後も変わらずゲームセンターに通い続けた。(帰宅の途中にゲームセンターがあったため毎日吸い寄せられていた)
チュウニズムに向き合い続け、時には停滞の時期もあったがじわじわと上達していく、そういう風な音ゲー生活を送っていた。

ただ、このときの自分はかなり孤独だった。周りに音ゲーをしている友人が全く0だったわけではないが、ほぼいなかったし、同じくらいの実力のライバルや上達の仕方を教えてくれる師匠はいるはずもなく。

それでも音ゲー自体が好きだから、暇があればゲームセンターへ行きチュウニズムのスコアの伸ばす、という生活をそれからもしばらく続けていた。

一般に音ゲーというのは自分との勝負のゲームである。ライバルは常に昔の自分のスコアであって、それを更新するということの繰り返しだ。別に、他人と競うためのゲームではない。成長速度が速いとか遅いとか、スキルに対して筐体に入れたクレジット数が少ないとか多いとか、そういうのは比べるようなものではないだろう。

ただ、互いに切磋琢磨できるライバルも要らないのかというと、それはまた別の話のように思う。

音ゲーの引退

2019年の末頃になると、チュウニズムのバージョンはクリスタルになり、自分のレーティングは15.8程度になっていた。
この頃になると流石にレーティングも簡単には上がらなくなり、半分惰性でチュウニズムを続けていたような状態だったので家ではLanotaを始めたり、アーケードではボルテに手を出したりした。

このゲームをよく60fpsでやってたと思う (2019/12/23)

ボルテはVIVID WAVE稼働開始直後に多少プレイしてはいたものの、16あたりに壁を感じて一度離れていたのが、1年ほどで割と地力がついたおかげで17が面白くなってきたのでまた再開した、みたいなそんな感じだった。

ここから翌年2020年の3月末ほどまではかなりボルテをやりこみ、2月には土曜の授業をサボってKACを見に行ったりした。MINIの天下一メドレーPUCの回。

ZoPも見た 左からまてぞんさん、すとらさん、さかりゅ(トルネード村上)さん

爆速で或帝滅斗までは駆け上がったが、当時の実力では音楽回に合格することができず、金枠になることは叶わなかった。

Reb∞tにも癖ついてた

このときの自分に必要だったのは、段位の曲だけひたすら粘着しているバカを止めてくれる人だったのかもしれない。

この頃に自分の音ゲーの上達に限界を感じ、そのすぐ後に世間では某ロナウイルスが流行り始めた。
元々惰性でクレジットを入れていたせいか、ゲームセンターが一時的に閉まったりしたあの時期をきっかけに自分がゲームセンターで音ゲーをする機会は激減した。

2020年はそのあとほとんどApex Legendsに熱を注いでいたし、2021年にはosu!taikoをそこそこやり込んだりしたが、アーケードの音ゲーは稀に触る程度になった。

3000出したりとか (2020/11/25)

音ゲーを引退する人というのはこういう風にフェードアウトしていくのだろうと、そう感じた。

音ゲーサークルとの出会い方、

アーケードの音ゲーはあまりやらなくなってはいたものの、結局音ゲー自体好きであったので家庭でできるゲームは割とプレイしていた。

2021年のときには大学1年生になっており、そのときは特に音ゲーサークルではなく、そうではない他のサークルに1つだけ所属していた。高校生のときに「大学に音ゲーサークルはないのか」と思って調べたのだが(なぜか)当時は見つけられず、そのまま大学1年目を過ごしていた。

秋辺りになった頃、最初に所属していたサークルの先輩に、現在私も所属している大学の音ゲーサークルであるBBDに入っている先輩がいて、「音ゲーやってるなら入らない?」というような誘いを受け、これが私とBBDの出会いとなった。

残念ながらそのときは既に秋の新歓の時期が過ぎており、私は翌年大学2年生になってからBBDへ参加することになった。

以上が私がBBDに所属することになったぼんやりとした経緯である。

そして音ゲーサークルに所属することによるその効果。

大学の音ゲーサークルに入って良かったことはたくさんあるが、まずはそもそもアーケード音ゲーに対する熱を取り戻させてもらったことだろう。

おおよそ2年間ほど、あまり本腰を入れてメイン機種であったチュウニズムすらやっておらずほぼ引退しているような状態だったわけだが、そこから再びチュウニズムを触るようになった。

自分でもまさか引退状態から復帰するとは思っていなかったが、縁というのは不思議なものだと思う。人生は偶然の積み重ねだ。

音ゲーに対する熱を取り戻せた要因としては、周りに同じくらいの実力を持つ仲間や、自分よりも上の実力を持って教えてくれる存在ができたことがとても大きいだろう。
過去の自分が最も欲していた環境だと思う。

特に自分よりも音ゲースキルが優れていて、目標とできるような人が身近に生まれたことがとても良い影響を及ぼしているように感じる。

ほとんど孤独に音ゲーをしていた時代は、友人たちの中で自分が大抵一番音ゲーが上手いというような環境であった。この環境で上達をし続けるというのは、なかなか険しい道のりのように思える。

今でこそSNSなどが発達しているから音ゲーのライバルがリアルの友人である必要は必ずしもないのかもしれないが、私はインターネット上で人と交流するのが苦手で、そういったことが上手くできなかった。
そのような上達の指針の無い環境で実力があるところで頭打ちになってしまうというのは、当然であったのだろうと今は思う。
人間は一人で生きていけるようにはできていないのだと感じる。

サークルに入ってからは、年単位で停滞していた音ゲーの地力が再びすくすくと伸び始め、チュウニズムは今年レーティング17.00を達成できた。

鳥寸 (2023/03/22)

2023年3月、という日付からわかる通りサークルに入部して1年ほど経ってからようやく出せた記録であるのだが、「いつまでレート16.99やねん」と同期に言われ続けたから達成できた17.00だと思う。

また、金枠或帝滅斗にすらなれずに引退したボルテも去年末頃から再開した。なんで再開しようと思ったのかは全く覚えていない。が、サークル内でボルテをプレイしている人たちを見ていた影響は少なからずあると思う。

今年の初めにはvolforce17.8程度だったが、今では19.71である。自分でも全然上達できずに引退したゲームがこんなに上手くなるとは思わず驚いている。
少なくとも前にボルテをプレイしていたときは暴龍天の人を見ると「すげー!」という眼差しで見ていたし、クリムゾンというのも「どうやったらなれるんだよ」という思いだった気がする。(vfに関しては前作と仕様が違うのだが細かい話は置いておこう)

こういう話はインペリアルになってから書いたほうが「おおー!」という驚きがありそうだが、まあ勘弁してほしい。
音ゲーサークルにいると評価の基準がおかしくなりそうだが、クリムゾン3の時点で世間的にはかなり上手いのではないか?と思う(自画自賛)。以前の自分のように「暴龍天ってすごい!」と思っている若い音ゲープレイヤーもいるだろう。謙遜も過度になると悪である。

福利厚生

既に音ゲーサークルに入るとライバルや師匠になってくれる存在ができて良いという話をしたのだが、これに関してもう少し話をしたい。

音ゲーサークルに入ると、何の機種をやっても先人たちから手厚いサポートを受けることができる。自分はこれのおかげでずっと敷居が高いと感じていたbeatmania IIDXを触り始めた。

まともにプレイし始めたのはCastHourの本当に最後の数週間くらいの頃で、一ヶ月ほどかかってレジデントSP六段になった。

去年の時点では「☆10ができない」となってそのあたりでやめてしまったのだが(そしてその後先程のボルテの話に繋がる)、最近サークル同期のDiscord鯖で弐寺が流行しており、その流れに乗ってつい先月くらいから弐寺に復帰した。

ビートマニア人口が同期に多く、同期の弐寺の話に混ざりたいと思ってやり始めたのだが、これがまあ面白くて止まらない。

ある程度弐寺の話もできるようになったし、自分のスキルとしてもかなり上達してきており、去年詰まったのが嘘のようである。あっという間にもうSP八段になってしまった。

なにより、実力の近しい友人と同時期に弐寺をするという体験が本当に楽しい。また既に皆伝になっている友人からは上達に関して指南を受けることができるし、これのおかげでかなりスムーズに地力が向上していると感じる。一番いい環境で今音ゲーをしていると思う。

サークルの中では弐寺とボルテの人口がかなり多いので、この二機種をやっていることによりかなり色々な会話に参加できるようになり、とても楽しい。

また、この歳になるともう中々人に褒められる機会も無くなってくるものだが、音ゲーサークルにいると良い成果を周りから褒めてもらえるというのがとても温かく、精神に良い。
人は褒められることによって伸びるのだ。叩かれて伸びるのはうどん。

今自分が勝手にライバルだと思っている音ゲー仲間と、各機種で上達をサポートしてくれている全てのサークルメンバーのみなさんに、この場でありがとうを伝えたい。
そして、これからもよろしくお願いします。

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