弁理士試験体験記② ~弁理士を目指した理由~
弁理士試験体験記①を投稿してみたら、
思っていた以上に反響が大きくてビックリしている状況です。
勉強ログや使用していたテキストなどをしっかり見返して当時のことを思い出しながら、出来るだけ正確に勉強方法を記載していこうと考えています。
(更新頻度はゆっくりになってしまうかもです)
本記事では弁理士を目指した理由について記載します。
1.知財業界にキャリアチェンジしたかった
私は化学系の大学院に進学し、有機合成化学の研究室に所属していました。
正直、あまり実験作業は好きではなかったので、
「研究開発職で就職活動をしてもよいのかな?」ということが頭の片隅にありましたが、周りに流されてメーカーの開発職として新卒入社しました。
ちなみに、新卒の就職活動時は、
弁理士という職業は、全く知りませんでした。
開発職として配属されて1年も経過しないうちに、
「やっぱり私、開発職で行うようなサンプル作成が好きになれない。」
ということに気づき、開発職以外の道を考えます。
実験作業は好きではなかったのですが、
技術文献を読んだり、プレゼン資料を作ったりすることは好きだったので、
技術系のデスクワークということで知財業界に目をつけます。
知財部に異動したい旨を希望しましたが、
そのときは希望が叶わず・・・・・・。
開発職はいち早く辞めたかったこと、
企業知財に転職しても開発職に異動になってしまう可能性があること、
を踏まえて、特許事務所への転職を考えはじめます。
特許出願業務がしたかったので、
特許事務所への転職となると、
弁理士という資格は必要だろう、ということで弁理士を目指しました。
なお、初めての転職ということもあり、
中々転職に踏み切れない期間が続いていたところ、
欠員があり知財部に異動したので、現在は企業知財部です。
2.自分に自信を持ちたかった
開発職にいたときはモチベーションが上がらず、
何に対しても一生懸命になれないという時期が続いていました。
弁理士資格のような難易度の高い資格に挑戦することにより、
自分に自信を持つことができるかもしれない、というのも
弁理士を目指した理由の一つです。
3.経験のなさを少しでもカバーしたかった
今、所属している知財部ですが、私が断トツ年齢が若く、
他の方は年齢が離れています。
少人数の知財部なので、
他の方と同じように主担当として出願業務・権利化をしていますが、
経験が浅い私を発明者側に信頼してもらえるか、
ということを気にしながら業務に取り組んでいる面はあります。
弁理士試験に合格すればすぐに実務ができるようになる訳ではないですが、
弁理士の肩書きがあることで、発明者側に少しでも信頼して貰いやすくなるのでは、と考えています。
これは、弁理士を目指したきっかけというよりは、
弁理士試験を早期に合格したかった理由に近いですね。
まとめ
弁理士試験の勉強はそれなりの期間が必要でり、
モチベーションの波はやっぱり出てくるものだと思います。
私も中々勉強に対するモチベーションが上がらないときがありましたが、「なんで弁理士になりたいんだっけ?」という理由を思い出すことを心がけていました。
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