弁理士試験体験記⑮ ~時期別の勉強方法 その6(論文から口述)~

論文試験から口述試験までを振り返ります。
時期別の勉強方法としては、最後にあたる期間です。



1.時期別の勉強方法


■ 2021年9月

勉強時間:47時間(弁理士試験用)

この時期は口述アドヴァンスをコツコツ進めていました。
口述アドヴァンスで出てきた趣旨は青本を確認するようにしていました。
短答試験対策を本格的に始めた時期から論文試験までは、青本には中々手をつけることができなかったため、この時期に改めて青本を確認するようにしていました。
また、論文過去問分析講座で論文試験前に視聴できなかった講義が少しあったため、その視聴をしていました。

9月頭に知財検定1級 特許学科の受検申込みをしたため、知財検定の勉強も並行して行っていました。


■ 2021年10月

勉強時間:45時間(弁理士試験用)

9月同様に口述アドヴァンスを使って勉強していました。
10月に口述アドヴァンスを自分で読んで、音声メモを作成していました。音声メモは、家事をしながら聴く等、ながら勉強に活用していました。
口述の勉強はとにかく声に出して勉強することを心がけていました。

10月は、知財検定用の勉強もしていたため、論文試験用の勉強は行いませんでした。


■ 2021年11月

勉強時間:62時間(弁理士試験用)

11月7日が知財検定の試験日だったため、それまでは知財検定の勉強をメインに、口述向けの勉強も少ししていました。

11月8日から合格発表日の11月25日までは口述:論文=8:2くらいの比率で勉強していました。口述向けの勉強はずっと口述アドヴァンスを使用、論文向けの勉強は論文のパーツを復習していました。

合格発表日以降は口述対策にシフトしました。


■ 2021年12月

勉強時間:36時間

12月の前半は予備校の口述模試を2回、会派の練習会に3回参加しました。そのうち、対面式が3回、オンライン形式が2回でした。口述試験は独特の雰囲気があるので、口述模試や練習会は1回は行っておいた方が良いように思います。また、可能であれば、対面式で参加するのをお薦めします。

それ以外の時間は引き続き口述アドヴァンスで勉強していました。予備校の口述模試でもらった予想問題集は、重要度の高い単元は目を通しましたが、重要度の低いものはあまり確認することは出来ませんでした。


2.まとめ


論文試験に受かっている自信があった訳ではありませんでしたが、論文試験後から合格発表までは口述向けの勉強ばかりをしていました。本当は論文向けと口述向けを半々程度でやろうと思っていたのですが、文字を書く必要がある論文向けの勉強が億劫であり、口述向けの勉強の比率がつい多くなってしまいました。

ただ、今振り返ると、論文試験から合格発表までは口述向けの比率が多めで良かったとは思っています。論文試験の合格発表日から口述試験までは3週間程度しかないため、合格発表日から口述向けの勉強を始めた場合、かなり焦りながら勉強することになっていたように思うためです。また、論文不合格の場合でも、口述で勉強した内容は論文試験でも十分活用出来るようには思います。

また、私の場合は直前期にエンジンかけて勉強できるタイプではないため、論文試験後もコツコツ勉強するようにはしていました。


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