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電車でGO!の信号システムについて

 電車でGO!シリーズのRTAについてイベント参加経験のある作品で信号システムとそれに関するRTAにおけるテクニックをまとめてみようと思います。

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 この作品は早着による鉄道信号ペナルティが一切ないので極めてRTAに向いた作品と言えます。なお、ほんもの運転における対向列車待ちの停止信号は定時運行でも出現するため、明確な回避法はありません。
 道路信号には周期がありますが、ほんもの運転での一部の信号は近寄ってトロリーコンダクターを叩くまで変化せず、RTAには不向きです。

WEB-RTA-OFF! CLIMAX!!:電車でGO!2高速編 3000番台

 信号変化は多くの場合減速→注意→停止と推移しますが、この作品では一部で減速→注意→警戒→停止と出るので、停止信号による強制ATS作動までの猶予距離が得られます。そのため、ATSによる駅停車が可能な駅が増えます。PC版であれば開始時の持ち時間が多めに設定されているのも良いことです。加えて難易度の低い路線だと信号無視の減点秒数に上限があるので悪事の幅が広がり遊びやすくなっています。

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 次駅まで距離が長いと、信号変化開始位置がランダムになります。停止信号が出ないまま停車駅まで逃げ切れるパターンを引けるとタイムが良くなります。駅間が短いと出発減速からの固定パターンになります。良い乱数を引きつつ、見事なブレーキングが出来れば好タイムが望めます。
 
 京浜東北線・山手線のATC区間は独特の挙動があり、大幅に早着するとペナルティとして低速の指示が出ますが、今より低速の予告が出続ける限りは低速指示が確定しません。確定するまでは高い速度で走り続けられるため、朝ラッシュダイヤでは所定の時刻より大幅な早着が可能になります。ただし、元々の路線が25キロで延々と徐行するダイヤなので爽快感は皆無です。
 一部路線で「定刻が明示されていない内部設定上の駅」が追加されています。各信号場と東海道線の通過駅が該当し、早着による信号変化が増えるためRTAには向かない仕様です。

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 信号変化の判定が厳しく、全体的にRTA向きではありません。終点2つ手前までは概ね通常プレーです。定刻運転でも踏切事故が発生するのもかなり厄介で、事故を発生させないお祈り力が問われるゲームと言えます。

ところで、 

9/9(土)のRTA飲酒ランおかわりのバックアップに電車でGO!2高速編 3000番台の東海道線223系 (Safety-Easy-0pt.)が採用されているので、お酒の神様の機嫌次第では披露できるかもしれません。踏切事故を発生させて回避した条件で神戸駅到着+総合評価0点を狙うカテゴリです。走る時は間違いなく飲酒運転になります。多彩なメニューが魅力的なRTA飲酒ランおかわりをどうぞよろしくお願いします。

ATS確認できない名鉄編とか蒸気圧過多で信号リセットできる汽車でGO!などについてはここでは割愛しました…


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