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バブルのあの時、家を買っていたら地獄を見たかも

先日、バブルの真ん中で仕事してました❗️
と書かせていだきました。

その時
主人も私も仕事をしていましたし

子どもを出産した後も、もちろん仕事を続けるつもりだったので

その時は、都内にマンションなり

戸建てなり、手に入れるつもりでいました。

その時の価格は今でも覚えていますが

今なら3000万~4000万の
サラリーマンがちょうど買うのに最適な物件は
5000万以上していました(場所によってはもっと高い)

前回も書きましたが

バブル崩壊で大好きだった会社を、妊娠、出産で辞めたので

子育ての為に
家にいる事になるのですが

当時の家の狭さに(2DK)嫌気がさし、
「退職金も出たし、家を買いたい❗️」と猛烈に思いました。

そこで、物件探しを始めました。
(当然、その為に他の仕事を探し、私も協力は惜しまないつもりでした。)

もう30年くらい前の話なので、
いろいろな詳細は忘れましたが

近くの中古のマンションで
何とか買えそうな物件が見つかり、私は浮かない顔の主人を急かして、契約する事にしました。

契約書にサインし、前の持ち主さんと何やら話もして、確か頭金を払う前の日

主人が突然

「あの家の契約、なかった事にして欲しい❗️」

と言ってきたのです。

理由を聞くと

「今の家とあまり広さは変わらない」とか
「気が進まなくなった」とか

何やらかんやら言うのですが、結論は

「あの家、欲しくない❗️」

と言うことでした。

そこまで嫌なら早く言えば良いのに・・

当然ケンカになるのですが

「絶対にもっと良い家を買うから、約束する‼️」

と言う彼の言葉に

「絶対だからね‼️」

と、違約金を払って契約を破棄しました。

でも、どこか安堵する自分もいたのです。

バブルが崩壊したとはいえ
まだまだ不動産の価格はそこまで値下がりしていた訳ではなく

今だったら
多分、当時の半額以下で手に入る物件です。

満足のいく物件だった訳ではなく

ただ
なんとなく家が欲しくて、それが予算内だっただけで
本当に欲しいかと言うと

「しょーがないでしょ?これしか買えないんだから」

と言う程度のものだったのです。

もし、あの時、強行突破していたら
あのマンションのローンを今も払っていたかもしれない

当然、今の家は買っていないです。

契約を破棄してから
主人は家を買うまでに10年かかりましたが、

あのマンションとさほど変わらない価格で

広さは倍以上の物件です。

あの時、「この家嫌だ。」
と言う勇気を持った主人の発言は
その後の我が家に大きく貢献した一言でした。

当時、友人たちが買っていた家は

都心からかなり離れた場所でした

それでも金額はそれなりだったので、
そのローンを今だに払ってそこに住み続けている人もいます。

その後、かなり低価格になり、金利も下がりました。

更に、運良く、道路計画に掛かることによって、賠償金(賃貸ですから、多額ではありません)も入ることになり、今の家に引っ越しすることが出来ました。

私が得た教訓は

財産の価値はいつ変動するか、平民には分からない

少しでも引っ掛かりがあり、それが大金が絡むものであれば、撤退する勇気を持つのも大事

今はもっと不透明な時なので

自分の感覚を大事にしたいと思います。

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