元初まりの話7
かれい
かしこねのみこと
坤ひつじさる(西南)
かれいというのは
平べったい魚、うちわを海へ抛(ほう)りこんだような形、丸いものや四角いものでは、風は起こせない。だから平べったいうちわのようなもの。
息吹き分けの道具
人間の身体一気管支、肺臓、肋膜、横隔膜
呼吸器官
食べたら、あっさりした味のよいもの。
いつでも岩の上にぴたっとひっついている。
腹が白くて背中が黒い。
目が二つとも上の方についている。
(岩の上にくっついていますから、下の方には目玉はいらないから)
風がぴたっと止まったら暑苦しいです。
家で夫婦喧嘩の翌日、亭主が謝るまで絶対にものを言うてあげません、と奥さんがぷうっとふくれて、一週間も十日も黙っていたら、お腹に虫がわいてきます。風は虫を払いのけるのです。
風が吹くので野菜に虫がつかないのです。
ものを言うのは、そよそよと風が吹くように、誠真実の心で話をしましょう。
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