『幸福のための人間のレベル論』⑦固定観念の解除
▼物事の受け取り方は6つある
例「登下校中は買い食いしてはいけない」
①妥協
「まあそういうもんだよな」という諦め
②拒絶
「なんで買い食いしたらいけないんだよ!」という怒り
③不安
「えっ、買い食いバレたらヤバいやん」という焦りや恐怖
④悲嘆
「買い食いできないんだ、、、そっかぁ」という悲しみ
⑤共感
「そりゃそうだ、だって買い食いしたら学校だけじゃなくて自分の品位も落とすもんな」といった同意からくる喜び
⑥客観的思考
①~⑤は主観で見た「感情ベース」です
そこから感情をはさまない「客観的ベース」の思考を身につけないと気づいてるステージには上がれないのです
▼固定観念を解除するには?
喜怒哀楽すべての感情が湧く裏には自分の固定観念が原因としてあります
《怒りや悲しみが生まれる場合》
例 「仕事をサボっている部下に対して怒りを感じる上司」
「なんだよアイツ!仕事サボりやがって!(怒り)」
↓
「この仕事は楽しいしやりがいもあるから、みんな情熱をもって取り組んでくれているだろう(期待)」
↓
「雇ってもらっているんだから、仕事は頑張らないいけない(固定観念)」
《嬉しさや楽しさが生まれる場合》
例 「恋人から誕生日にプレゼントをもらって喜んでいる女性」
「やった!彼氏が誕生日プレゼントをくれた!(嬉しい・楽しい・大好き)」
↓
「彼氏が誕生日にプレゼントをくれたらいいなあ(期待)」
↓
「ふつう彼氏は彼女の誕生日を祝ってプレゼントをあげるべき(固定観念)」
怒りや悲しみを感じる
その固定観念が原因となって生きづらさから抜け出せなくて、日常の行動が制限されてしまっているのであれば、その固定観念は解除したほうがいいのです
そのプロセスは
①生きづらさの原因となっている固定観念に「気づく」
↓
②その固定観念を植え付けた相手が誰かを考える
↓
③固定観念を疑う
↓
④固定観念と真逆の事例がないか探す
↓
⑤その真逆の現実があることを信じる
①固定観念に気づく
「自分はなにをやっても中途半端だし、ダメな人間だ」
「なぜそう思うのか?」
↓
「一度決めたことはなにがなんでも最後までやりきらないといけない」
「途中で投げ出す人間はダメだから最後まで頑張るべき」という固定観念
②固定観念を植え付けた相手は誰か?
「一度決めたことは最後までやりきりなさい」と子供の頃に母親に言われ続けていた
なにか始めて行き詰まって挫折したり、目標をかかげて達成できなかったりしたときは
「努力と頑張りが足りないからだ、そうやって途中で投げ出していると、ダメな人間になる」と言われていた
③固定観念を疑う
「自分でこれ信じちゃってるけど、これってほんとかかなあ?」と疑う
「一度決めたは最後までやらないといけないってほんとかなあ?」「努力と頑張りが足りないって言うけど、それってほんとかなあ?」「途中放棄した人間はほんとにダメになるのかなあ?」と徹底的に疑う
④固定観念と真逆の事例がないか探す
真逆の事例は探せば「絶対に」あります
「一度決めたことを最後までやらなかったけど成功した人」や「ある物事を途中放棄したけど立派に生きている人」の事例を探すのです
探す対象は身近な人でも歴史上の偉人でもなんでもいいのです
ネットでGoogle検索してもいいでしょう
⑤その真逆の現実があることを信じる
自分の知らないところで自分が信じていた道と真逆の人生がちゃんと存在していて、自分にもその人生を歩むことができると信じること
そうすれば固定観念の解除は終了です
固定観念なんて、自分が信じた「ただのウソ」なんです。そして、必ず真逆の人生は存在するし、あなたに合ったやり方でその人生を歩ける方法が存在します。
あなたが今、自分の固定観念が原因で生きづらさを感じていれば、今まで自分が信じてきたものをどんどん疑ってかかるべきです。
自分のことを知ってさえいれば、他者からなにを言われようが、自分は自分だし、自分の価値はなにも変わりません。
自分の価値は自分でしか決められない
また「自分に固定観念を植え付けた相手も、固定観念に縛られている」のです。
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