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『幸福のための人間のレベル論』⑤自分にないものを知る


自分にないものと悪い部分を知る

▼今の自分は過去の自分の積み重ね

マザーテレサの言葉

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから

ようするに、すべては自分の思考によって現在の自分が作られているということ

今まで自分の性格だと思っていたことのほとんどが実は「考え方の癖」から生まれたものです


▼すべての過去と経験に意味がある

いろんな経験を通じて「気づき」を得て今、現在の幸せがあるのです
「目の前に起こって現実は、すべて過去の自分が選択した結果」なのです
「今」を書き換えないと「過去」も「未来」も書き換わりません
そして「今」を書き換えるためにしないといけないことは「現実」を知ることなのです


▼現実を知ることは「ないもの」を知るということ

「ないもの」はどうあがいても「ない」んやから、うだうだ言うたってどうにもならへんやん。w

自分にないものを受け入れることができた人から、幸せになる準備を整えることができるのです

あなたの人生が上手くいかないのは、コンプレックスやないもののせいじゃない。コンプレックスを言い訳にして、ずっとないものねだりをしているその考え方が上手くいかないすべての原因だ。

「ないもの」を自覚するということは、「今の自分の状態」を受け入れるということで、これは「運命」を受け入れるということ
幸せな人生を歩んでいる人は例外なく「自分の運命を受け入れてる」人
ないものねだりばかりしている人は「目を背けていた現実=ないもの」をちゃんと自覚することが、新しい人生を踏み出すための第一歩になります


▼現実を知ることは「自分の悪い部分」を自覚すること

人には誰でも光と闇の部分が存在する 
光=良い部分
闇=悪い部分
悪い部分を自覚しないまま放っておくと日常でどのように作用して連鎖してくるのか?

ちょっと覗いてみましょう

【相手への配慮が足りない】

《特徴》
・自分の目的や願望が最優先
・とにかく人任せ
・周りの状況や他人に無関心
・自己愛が強い傾向
・人の気持ちを考えない
・デリカシーがない

ふだんから人に対しての配慮が足りない人はどれだけ隠しても言動すべてに表れています
相手を選んで配慮するかしないか考えている人も論外です。相手次第で接し方を変えている人は自分の在り方を見つめ直しましょう

【手のひら返し】

《特徴》
・タダでなんとかしてもらおうとして、やってくれないと怒る
・思うような答えが得られなかったらスネる
・自分の尊厳が傷つけられたと勝手に決めつけ怒る
・都合のいいときだけ媚びて都合が悪くなると逆ギレ
・自分が承認されないとわかると感情的になる
・自分の感情を受け入れてくれない相手は敵になる

態度を急変させれば自分の思い通りになるかもしれないと、無意識に思って行っています

【上から目線】

《特徴》
・言葉のチョイスが上から目線
・できてないのに自分の存在を過大評価している
・自分より劣っている人を見つけることで安心する
・必死こいて守っているプライドがしょうもない
・自分よりできている人を認めようとしない
・人を褒めることをしない

上から目線を指摘されたら、こんな心当たりがないか? 思い返して!!

・否定系の言葉が多い
「私、それ嫌い」「そんなの無理」「絶対違う」
・偉そう
「知らないかもしれないけど」「だから言ったよね?」「それくらいわかるでしょ?」
・自己主張が激しくなんでも自分に結びつける
「私の場合は~」「私は違うと思うな」「私が〇〇してたときは~」
・ストレートすぎる
「絶対〇〇の方がいいって!」「だから上手くいかないんだよ」「あなたって、そういうとこダメね」
・自慢話が多い
権威のある人にほめてもらったことをアピール
過去の成功体験を今のことのように話す
「自分はできている」という前提

上から目線の人はワンクッションなく自分の話をします
そして「一体誰と戦っているんだろう?」というくらい自分を誇示することに必死です
心の奥底を見られたくないので自己防衛本能が働くのです
また人をほめないのは、自分ができていなくて相手ができていたら、相手をほめると自分の無能感を認めることになるからです
そして他者の意見を聞き入れません

【感謝ができない】

《特徴》
・不平不満が多い
・なにかしてもらうのが当たり前
・人の時間を奪うことに罪悪感がない
・「ありがとう」の言葉に心がこもってない
・自分の不平不満を満たしてくれる人にしか価値を感じない
・調子に乗っているとき周りが見えていない

それが連鎖すると

・不平不満が多いということは、ないものねだりをしているということで、なにかしてもらっても物足りない
・その結果、してもらったことを当たり前と思う。相手が費やしてくれた時間を何とも思わない
・一応お礼は言うけど思ってないことだから「ありがとう」の言葉に心はこもってない
・みんな頼りにならないと思って、不平不満を満たしてくれる他の人を探す

ギブアンドテイクという言葉があるように、先に相手に与えないと自分に返ってきません
これが感謝が出来ない人はわかっていません
そして「自分一人で生きている」と思っています
「みんな」によって生かされていることをわかっていません
さらに日本がどれだけ恵まれた国であるかも理解してないはずです
だから先進国なのに幸福度がかなり低いのかもしれません

仕事がないと休みの楽しみは生まれません
悲しみがないと嬉しさも生まれません

また、調子に乗ると感謝を忘れるのは
高揚感から浮き足だって自分も周りのことも見えなくなるから、周囲の人たちへの配慮がなくなり結果、感謝を忘れるのです

感謝できる人は謙虚さを忘れてたいないのです

【自意識過剰】
このような前提があると自意識過剰になります

・そんなに親しくない相手なのに特別扱いされている
・自分の悩みは人よりも根深いもので崇高なもの
・よく知らない相手なのに自分のことをすべて知ってもらっている
・なんの根拠もないのに「自分はみんなに嫌われている」という錯覚
・自分だけが大変で自分だけが損をしている
・相手は自分の感情を受け止めてくれる存在

【逃げる】
「自分の都合の悪いことから逃げる」

・すぐに人や環境のせいにする
・都合が悪いことがあると無視したり話題を変える
・責められる、否定される、注意されることを異常に嫌う
・借りたお金や物を返さない
・楽してなにかを成し遂げようとする
・依存的で人に寄りかかろって生きようとする

逃げる人は、人とも自分とも向き合えません
信頼関係は、お互いが自己開示しあって約束を守りあい、相手にとって耳が痛いことでも言葉を選んで指摘し、また逆に言われてもしっかりと受け止める、これらの繰り返しでしか築けません

さてさて、自分はこんなふうになってないかな?
大丈夫かな?
と不安になった人は大丈夫です!!
逆に、これらを読んでドキッとしたりイラっとした人は

図星だからドキッとしたりイラっとしたりするねんで?

気をつけましょうね~

▼よく思われたい自分は「できていない」自分

自分のことを受け入れてもらおうと作った自分は「よく思われたい」自分です

幸せになりたいなら、幸せになるために相応しい言動を心がける
お金持ちになりたいなら、お金持ちになるために相応しい言動を心がける
ように
なりたい自分を思い描いたなら、理想の自分になると「決める」、あとはひたすらその自分になるために相応しい言動を積み重ねていくだけです

そのプロセスは

①自分にないものを自覚して受け入れ、そのうえでどうするべきかと考える
②自分の悪い部分を自覚して受け入れ、悪い部分と真逆の生き方を心がける
③理想の自分になると決める
④理想の自分に相応しい言動を習慣になるまで積み重ねる

今の自分に不満があるなら「今」を変えていかないことには、不満があるままの自分でずっと勝負しないといけないし、気づいてるステージにも上がれません
それをお忘れなく~👋

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