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ミニレポート課題の書き方 - 着実に点数をとるには

授業で毎回、ミニレポート課題(数百字程度)を出していると、設問と噛み合わないレポートを提出されて、「どうしたものか。困ったものだ」と思うことがあります。

私の設問も悪かったのかもしれないと思いつつも、やはり基本的なレポート課題の書き方を知らないのかもしれないとも思いました。

そこで、少なくとも私が出すミニレポート課題では、次のようなスタンスで書いてもらうと嬉しいと思っています。

設問に正面から挑む

とにかく課題の設問を正面にとらえて答えてください。思い込みや思いつきでレポートを書くのは止めましょう。問いに正確に答えているかどうかで理解度を確認しているのが授業ごとのミニレポートです。
(理解度が足りてない学生が多ければ、次の授業でフォローアップするつもりで課題を出しています。)

求めていることに対応した回答がなければ、点が出せません。「〜にはどのような可能性があるか」という設問なら、「〜といった可能性がある」が対応した回答になります。「〜であることを期待している」は、対応した回答ではありません。

私が出すミニレポートでは、授業の内容をちょっとだけ応用すれば分かるような設問にしています。たぶん、多くの先生がそうではないかと思います。

教員や授業を褒めなくていい

ヨイショは要りません。「授業が良かった」「面白かった」などと書かれると嬉しいのは確かです。本当です。

しかし、課題として示してない記述は、評価の対象にできません。心の中で「ありがとう! でもその努力を課題の内容に向けた方が成績が上がるよ!」と思って読んでいます。

レポート課題として、授業についてのコメントが求められていたら、そこに書いたら良いと思います。

課題に関係のあることだけ書く

課題とは関係ない連絡や相談事項を書かないでください。コミュニケーションとしてありがたいこともあるのですが、他の手段で別途伝えてもらえると嬉しいのです。

大量に受け取っている提出レポートに書いてあると、あとで連絡を取ろうと思っていてもそのうち誰のものだったのか分からなくなります。だからといってそのために、いちいち採点から離れて連絡を取ることも作業が繁雑になって難しいのです。

これは教員側の勝手な言い分かもしれませんが、少しでも理解してもらえるとありがたいと思っています。

まとめ

ミニレポートは、設問に答えることだけできていればOKです。もう少ししっかりしたレポート課題でも同じですが。

私たちの学生の頃には、「困ったら美味しいカレーのレシピを書くと良い」といった都市伝説まがいの話もありましたが、そんなことはありません。本当にされたら、苦笑するしかないでしょう。先生たちの間で話題になるかもしれませんね。

一方で、「あの先生は、提出されたレポートを紙飛行機にして遠くまで飛んだ順に点数を付けている」といった都市伝説もありましたが、それもそんなことありません。本当にやって、バレたら大事です。その点数になった理由に回答できる程度に資料を残しているはずです。

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