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COMOLIのウール ニータックパンツ 夏はTシャツ+ワイドパンツ 『服と暮らし』No.198

定番で展開されてないモデルをこのマガジンに掲載することはあんまりないのですが、今年の夏、とても助かっているパンツをご紹介させてください。
〈COMOLI〉のウール ニータックパンツです。

(引用元:https://twelve0492233757.com/

個人的にはできれば夏にも長袖を着たい、というのが本音なのですが、最近のあんまりな暑さに立ち向かう勇気などなくTシャツ一枚で出かけることも多くなりました。”Tシャツ一枚できちんとおしゃれに見せる”というとよくある自己啓発的ファッション指南みたいになってしまいますが、こなれた感じに見えるコツというのは確実にありまして、それはボトムスにボリュームのあるものを穿いてAラインのシルエットを作ることです。
Tシャツは大きすぎず小さすぎず、自分の体格に合っていると思うサイズで大丈夫です。

僕が穿いているという都合上今回はこのパンツを紹介させていただきますが、ワタリが広くそのままストレートに落ちていくパンツであればAラインを作ることは容易いと思いますので夏のコーディネートに悩まれている方はぜひ取り入れてみてください。

(引用元:https://twelve0492233757.com/

さて、このパンツの好きなところは三つありまして、一つは生地、二つ目にニータックのディテール、三つ目はゴムウエストというところです。一つ目の生地から書きたいと思うのですが、僕がコモリをとても好きなのがコンセプト文で、先に目を通していただきたいと思います。

“全ての洋服の原型は欧米から生まれ、ある目的の為に作られた物である。”という考えの基、“今の”日本の気候に合う、日本人の体型に合った、上質でシンプルな日常着を展開する。

(引用元:https://www.fashion-press.net/

噛み砕くと、全ての洋服の原型は(ワークウェアやミリタリーウェアといった)ある目的のために作られたものだから、その原型をもとにデザインを展開し、日本の気候(湿度が高く厚い夏、乾燥する寒い冬)や体型に合った日常着を展開するということ。
そして、その言葉通りこのパンツに使われている乾いた肌触りのサマーウールは夏の常に汗ばんでいる環境でもべたつきが全くなく、とても快適に過ごせます。夏にウールは暑いと思われがちなんですが、トップスがコットンなど天然素材中心で軽くなることが多いので、僕は特にパンツにはウール生地を選ぶことが多いです。
ウールには天然の体温調整や抗菌・防臭作用といった機能が備わっていて(羊の毛ですしね)、本当に便利な素材なんですよね。

(引用元:https://twelve0492233757.com/

ミリタリーパンツからのディテールですが、膝の部分にタックが入ることでワイドパンツのシルエットに変化が出ていい塩梅にバランスが取れます。
なんとなくワイドパンツのすとんと落ちる感じに飽きてきたところだったのと、いかにもミリタリーなカーゴポケットがたくさんついていたりするのもちょっと違うなと思っていたので、これは本当にちょうどいいパンツでした。

ウエストゴムは、やっぱりラクなので今では年中ほとんど穿いてしまいます。特に夏はベルトで締めている部分に汗が溜まってしまうのが不快なのでゴムやドローコードでウエストの調整が可能なパンツを選ぶのが良いと思います。

普段のAラインコーディネートを新鮮な印象にしてくれたこのパンツ。スニーカーでもレザーシューズでも、サンダルでも合わせやすい丈のバランスなんかもすごく気に入っています。


(引用元:https://twelve0492233757.com/

COMOLI / ウール ニータックパンツ  ¥44,000-

今週も最後までお読みいただきありがとうございました。

次号のNo.199は7月8日(金)に更新予定です。

前回のNo.197はこちらからご覧ください。


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