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Aetaのミニウォレット 『服と暮らし』No.182


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(引用元:https://store.aeta.website/


すっかり「長財布」を持たなくなりました。人はやっぱり身軽でいるのが良い、ということで外出する時はスマートフォンと財布だけポケットに入れて、できるだけカバンは持たないようにしています。そのため、年々サイズも役割も大きくなるスマートフォンに対して財布くらいは小さくしていきたいものなのです。

〈Aeta〉はレザーグッズを中心に気の利いたものをたくさんデザインしているブランドですが、中でもこのミニウォレットは目立たない存在であるものの一部の”財布小さい派”にとっては大層待ち望まれていたであろうマスターピースです。

(引用元:https://store.aeta.website/


デザインとしては二つ折りのカードケースの片面が小銭入れになっているというものなのですが、ここまでシンプルなものって案外見つからないんですよね。財布のミニマル化が進むと最終的にはカードケースサイズに行き着くと思うのですが、単純にカードケースにしてしまっては突然現れる(お釣りでもらうことになる)小銭に対応できないのが玉に瑕です。
その点、このミニウォレットは小銭をはじめ、数枚のカードと三つ折りにしたお札が収納できるので、これさえあれば多少の外出は恐るるに足りません。

そういえば、”長財布派”の人にその理由を聞くと「お札を折らない方が良い」とか「財布の中でお札に居心地よく過ごしてもらうと、お金が入ってくるようになる」とかって必ず言われるんですが、あれほど意味がないこだわりってないんじゃないだろうかと思ってしまいます。

お金を大切に扱うことはもちろんかまわないのですが、折ろうが折らまいがお金であることは変わりませんし、お金は世の中を循環してはじめて価値を持つものだと思うので、ひとつの場所に居心地良く留まらせる方が彼ら(彼女ら)にとって良くない、というのが僕の基本方針です。

でもたしかに、お店で会計をする時に折りたたんだお札を渡すのはあまり格好いいとは言えないけれど、今のご時世では現金って「非常用」で、できるだけキャッシュレス決済にして折りたたんだお札の出番はないようにしたいもの。

そう考えると”長財布派”は現金主義者が多いのかも知れませんね。


(引用元:https://store.aeta.website/


もちろん、このミニウォレットは革も良いんです。イタリア製のレザーを革を薄くして両面を表地になるように貼り合わせているので、内側も美しく、
PEBBLE GRAIN(小石の粒)というシリーズ名の通り特徴的なシボ加工がかれているので傷や汚れもつきにくく、目立たなくなっています。ジップにシルバーを使ったのも黒一色の全体が引き締まって見えて良いですね。

アエタがブランドのスタート当初から付き合ってきたバングラデシュの職人とともに試作を繰り返して最低限の機能とサイズ、価格を実現した、ミニウォレットの理想形と言えるプロダクト。

これほど”ちょうどいい”と言えるものってなかなかないんじゃないでしょうか。
カラーは今のところブラックとアイボリーが展開されていますが、使い勝手と汚れにくさを考えるとやはりブラックが良いと思います。

Aeta / PEBBLE GRAIN LEATHER PG14 MINI WALLET ¥15,400-




今週も最後までお読みいただきありがとうございました。

次号のNo.183は3月11日(金)に更新予定です。

前回のNo.181はこちらからご覧ください。


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