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トレーニングを選択するポイント
トレーニング方法や回数・負荷の設定方法はネットで検索すれば簡単にわかる時代になっていますが、実際にトレーニングをしている選手で
「これは自分にあっているトレーニングなのか?」
「このフォームは正しいのか?」
と悩む選手はとても多い印象です。
チーム全体でトレーニングを行っている場合も、それぞれが苦手な部分を克服しパフォーマンスを上げるために、個別のメニューでトレーニングする時間を作ることは重要になります。
ではどうすれば自分ににあったトレーニングを見つけることができるのでしょうか?
また、どうすれば正しいフォームを理解し自分自身でできるようになるのでしょうか?
1|自分のカラダを理解する
『なんでスクワットをする時に上半身が前に倒れてしまうんだろう?』
『なんで右へのターンは得意なのに左へのターンは遅くなるんだろう?』
『なんで体幹トレーニングで肩や腰がきついんだろう?』
このような疑問を持った時は、まずはその原因を考えないといけません。
得意な動き、苦手な動きは人それぞれで
『なんか苦手だな…』から抜け出す必要があります。
まずは
“ 自分のカラダの動かし方のクセを見つける “
ことが重要になってきます。
漠然と苦手な部分がわかっていても、それがどうすれば良くなるのかは自分自身ではわからないことが多いですね。
2|トレーニングの知識をつけていく
自分のカラダの動かし方のクセを見つけることができたら
“ 自分の目的・目標にあわせたトレーニングメニューを選択する “
ことが必要になってきます。
自分のゴールから逆算して、必要な動きや筋力をつけていきます。
・上手にスクワットをできるようになりたい
・スプリントを速くしたい
・当たり負けしないカラダを作りたい
アスリートであれば具体的なプレーに関する悩みが多いです。
トレーナーに教えてもらったトレーニングやストレッチをこなすだけではなく
選手自身がなぜそのトレーニングが必要なのかを理解することで
自分のカラダの変化に敏感になりプレー中の意識も変わっていきます。
選手自身の取り組む姿勢もそうですが
トレーナーからのマインドセットも重要になってくる部分です。
では、具体的にトレーナーから選手にどのようにアプローチすると良いのでしょうか?
❶達成したい目的・目標を具体的に聞き出し共有する
まずはこの部分でお互いに共有がうまくできていないと、トレーニングを進めて行ってもすれ違いが生まれてしまいます。
選手がなぜそう思うのかを具体的に聞き出しすり合わせを行っていきましょう。
❷姿勢、柔軟性、フォームチェックなどの評価からカラダの動かし方のクセを見つける
選手の目的・目標に沿った評価を選択し、静的な姿勢から動的なカラダの動かし方を正確にみる目が必要になります。
❸選手の感覚を確認する
評価をもとに現状を選手に伝え、選手の感覚的な部分も聞いてみましょう。
自分が評価して見たものと選手の感覚が違うこともあるので、実際はこうなっていると説明する必要があります。
❸評価をもとに目的・目標にあわせてオリジナルメニューを作成する
ストレッチが必要なのか、動きのトレーニングが必要なのか、ウエイトトレーニングが必要なのか、今後のプランを共有しメニューを進めていきます。
❹トレーニング中は、フォームチェックを行い必要であれば修正をし選手の感覚を確認する
トレーニングの説明はもちろんのこと、意識するべきところはどこなのかをしっかり伝えましょう。
フォームチェックをし修正するべきところがたくさんあっても、一度にたくさんのことを言われても全てを意識するのは難しいです。
選手のキャパを考え、修正の仕方も考える必要があります。
❺自主トレでも行えるメニューを提供し継続的に行えるようにする
トレーニングは一度行っただけでは効果は低いです。継続的に行えるような自主トレを提供しましょう。
動画で撮ってもらうと一番わかりやすく伝わりやすいと思います。
❻定期的にトレーナーがチェックし目的・目標に対してのカラダの変化を聞き、メニューを更新していく
定期的に評価してカラダの動きに変化はあったのかどうかを確認します。また、選手自身のカラダの感覚はどう変化したのかも聞いてみましょう。プレー中の動画を見せてもらうのも良いと思います。
変化がなかったのであれば、メニュー選択や負荷設定を考え直したり、自主トレで行っていたフォームを再度チェックしてみましょう。
変化が出ていれば、少しずつ負荷を上げて少しレベルの高い課題を出しています。選手のモチベーションを保ちながらメニューを更新していきます。
まとめ
自分に必要なトレーニングを選択するためのポイントは、
自分のカラダの動かし方のクセを理解させる
自分の目的・目標に必要なトレーニングの知識をつけていく
そのためには専門的な知識を持ったトレーナーが適切な評価をし、正しくトレーニングを行えるように指導していく必要があります。
個別性・専門性のあるトレーニングで選手の悩みが解決できるように、今一度評価からトレーニング指導まで見直す機会になると嬉しいです。
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