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夜が怖くて、夜が恐ろしくて、夜に握りつぶされてしまいそうで。

夜に殺される。
夜は物凄い力と重量を持って私に襲いかかってくる。
私には布団一枚しかないのに夜はとっても大きい鎌を持って私の命を刈り取ろうと、心臓の鼓動を止めようとしてくる。
夜に押し潰されてプチっと潰れてしまいそう、いっそそうなって欲しい。
生きる意味もないですしね。
貴方と交わした約束も、大好きなあの娘の笑顔も、もう全部失われたから。生きる意味がないです。さよーなら人生
簡単に生きろなんて言わないで、それだけが私の活力だったこと、貴方は分かってなかったのでしょうか、それとも貴方も夜の一員だった?何もわかりません。
こんなことをただ考えていたら時は過ぎて、鳥の囀りが聞こえる時間へ。
涙を流すことなく夜を越せるようになりたい。
辛くて、泣き出したくて、ここから逃げたくて、薬を飲んでも寝れなくて、焦躁感に駆られ、裸足で外に出て、原付に跨り、この街を、この国を、この青い地球から飛び出したかった。
実際は真っ暗な6畳半の部屋で音楽を流しながら涙を流し、足を切り刻むことしかできないのだが
前頭葉から目を離して、お葬式の準備をしよう。

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