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イザナミのおばあちゃんが語る天の恵み

今回のお話は…。

みのりんがイザナミのおばあちゃんからのメッセージを受け取った内容が中心です。
その言葉と出来事をなるべくそのまんま記載したいと思います。

そして、ここで私がやっていることは検証も含め、全て私がやりたいからやってることです(*´ω`*)

サポートされまくるスパルタな日々。

不意に実家に帰ることになって、帰ってきたら帰ってきたで望んでいなかった妊娠が発覚!
その日から始まった人生の棚卸し。
(今までnoteをご覧になっていた方は…お分かりですね!笑)

自分がどんな想いを抱え、どんな価値観で生きていたのか。
まざまざと見せつけられたマタニティブルー期間。
みのりんの場合は父親の育児に対する態度や母親がしてきた育児から子どもを産んだら自分も自分の子どもも不幸になると心の奥底で思い込んでいた。

妊娠・出産して母となる自分は不幸になるし、私から産まれる子どもも不幸になる。
だから、私は絶対に子どもも産みたくないし、子育てもしたくない!

そう思い込んでいたみのりんの価値観や思い込みを母は『貴女は幸せになる』と吹き飛ばし、パートナーたっつんは八つ当たりされながらも『これからもずっと自分にとって必要な役目を果たしていく』と払拭した。

そして、そんなみのりんをお構い無しに自分の人生を譲らず、いつの間にか背負っていた子宮口近くの特大ポリープの存在を知らせ、また妊娠中に自然と取れる変化に導いたかもしれないお腹のおチビ。
7ヶ月に入った今…お腹の中で元気にハッスルしている。
どんどん話しかけてくるようにもなった。

『全て順調。良きことだ。』

イザナミのおばあちゃんはここまでの経過を概ね良好と満足げに見ている。
余計な情報を遮断し、必要な情報を与え、パートナーたっつんには私に必要な理想的な食材や環境の指示まで出していた鬼軍曹ともいう。
なぜこのように自分に向き合ったり、お産に必要な体の準備をしたりが必要なのかと言えばイザナミのおばあちゃんはこう答える。

『全ては天の恵みを受け取るため。赤子と生きる十月十日…今までの生活は天の恵みを受け取る準備だ。』

天の恵みとは?

天の恵みって一体何?
そう首を傾げるみのりんにイザナミのおばあちゃんはとある助産婦さんの動画を示した。

今までは妊婦さん専門のお産を軽くするための日々のストレッチ運動を紹介してくれる整体師さんの動画がメインだったが、『天の恵み』というキーワードが出た時はその助産婦さんの動画をメインに示してくる。

その動画で助産婦さんは語る。
『お産は苦しくて痛くて辛いもの。
それが通説になってしまっているけれど、気持ちのいいお産だってあるのよ。
子どもを産み育てるというお仕事以上に尊い立派な仕事はないのだから、天の恵み…守護がちゃんとあるの。
陣痛がピークに向かうと比例して快感ホルモンが分泌されて妊婦さんと産まれてくる命は痛みや苦しみから守られるのよ。
ちゃんとそういうものがあるの。』

陣痛がピークに達するとき、快感ホルモンの分泌もまたピークに達し、『気持ちいい』と呟き脱力した瞬間にもう既に命は産まれている。
そんなお産が実現すると会陰切開の心配もさほどなく、産まれる。
その助産婦さんが関わったお産はほとんどがそうなるらしい。

イザナミのおばあちゃんの言う天の恵みは妊婦さんと産まれてくる命を守るために人の体と営みの中に確かに息づいてきた既に備わっている体の仕組み。
そして、産まれた後の命と母となる命へのその後の幸福と祝福。
それはまさに産む命と産まれる命の生命の力と感じるものだった。

イザナミのおばあちゃんが最初にみのりんに伝えた自分の産む力とお腹の人の産まれる力を信じろとはこのことだったんだ…とみのりんの中で繋がった。

『天の恵みとは母と子を守るお前の体と子の生命力に備わった尊い力だ。
そして、母となり産まれることを選んだお前たちへの我らからの敬意を示す護り。』

全ての産まれる命と産む命に祝福と護りを。

全ての女性はこの天の恵みを受け取ることが出来る。

天の恵みを受け取るためには?

じゃあ、なぜお産をする全ての女性が受け取れるはずの天の恵みがありながらお産はこんなにも苦しくて痛くて辛いものという通説が根付いてしまったのか。

『言ったであろう。
今までお前はお前の中にある自分自身の人生や価値観と向き合ってきた。
食べるものや生活を整え、天の恵みを受け取るに必要な自分自身の状態を整えてきた。
天の恵みは全ての母が受け取ることが出来るものだが、受け取る状態にするには母となる存在の覚悟が必要なのだ。』

イザナミのおばあちゃんはここで全てのあなたへ問うように言葉を紡いだ。
・子を授かって終わり、産んで終わりでなくその先があることを分かっているのか?
・お前はなぜそう怯え、恐怖し、妬むのだ。そこに隠れているお前の価値観や思い込みはなんだ?
なぜそう感じ、なぜそう思うのだ。
・お前のためのお産は子のためのお産でもある。それを真に理解しているか?
・自分の体を真に大切に労れないものに自分より小さな命を労れると思うのか?
・天の恵みを受け取るための準備が物理的に出来ないと言うのなら、その環境を強いている社会の仕組みや構造が新たな命を望んでいないのだ。その社会の枠組みの中でお前はどう在りたいのだ?
・お前は何を望み、何を憂い、何を求めて、どう在りたいのだ?

イザナミのおばあちゃんはホト(女陰)を火の神に焼かれたことで黄泉の国に渡る。
だけれど、それは悲しいことではなく…黄泉の国に渡っても命を産み続けたのだから、それは我が誇りであると言い切る人だ。

そんな人の言葉だから、痛くて重くて愛に溢れている。

みのりんが天の恵みを受け取る為にしてきたこと。
ざっくり2つの簡単な側面から言えば。
・メンタルの整え
自分がどんな家庭環境でどのように育てられ、その結果としてどんな価値観で生きてきたのかを粛々と受け入れる。
それが今度は自分が母となる時にどんな子育てをしていくのかの地盤を整える。
母となるメンタルの準備がこれに当たると感じています。(その後の育児にも大きく影響する可能性もあるなぁ、と。)
・フィジカルの整え
『天の恵み』は体に備わった仕組みであるけど、自分の意志で発動させるというよりも自律神経からのホルモンの分泌やインナーマッスルの強さ・しなやかさによるものが大きいようです。
毎日の効果的なストレッチで股関節を柔らかくしてインナーマッスルを良い状態に保ち、生活そのものを整えることで自律神経を整え、ホルモンの分泌を促す状態を作る。
それを阻害する現代の脂質や糖質に溢れた食生活を見直し、良質な睡眠・栄養・適度な運動を取り入れる。(現代の食事は嗜好食や娯楽食の要素が強いため、食事面に関してはとても大変だった…。)

今の私のメインディッシュは…蒸籠いっぱいの温野菜だ。

正直に言うと、全部を実現するのは今の社会の仕組みで生きる女性はとっても難しいと思う。
自分の意志が必要だし、いくら医術が発達していても医者や病院に投げっぱなしではどこか疎かになる。
また、医者や病院にも相性があったり…完璧ではないのだ。

協力者だって絶対に必要だし、周囲の理解も要る。
私は環境と周囲の人のサポートに恵まれたけれど、全ての人がそうであるとも限らない。
1人1人、抱えているものが違うなかでそれぞれに納得する生き方を目指し、妊娠やお産はその中の1つの通過点に過ぎないんだ。

全てはあなたがどんな世界でどう生きたいのか?
そう問われている気がした。

そして、イザナミのおばあちゃんは全ての女性の幸福を願っている。

今までの私の生活や自分に向き合う日々が全て天の恵みを受け取る準備に繋がっていた。
この準備期間が母となる気持ちが自然と備わるようになっているのかもしれない。

『現代の優れた医療、そしてお前自身の覚悟があってこそ、我々の通力もよく通るというもの。
全てどこか弱い側面があり、だからこそ全て上手く補い合うように整えるのだ。
ここまでよく整えたな。
あと少しだ。』

お腹の人が出てくるまであと2ヶ月とちょっとのこと。
イザナミのおばあちゃんは概ね経過に満足しているようだった。

私も自分の人生と体を使って、『天の恵み』ってどんなものか、受け取れるのか。
それを検証しているところもある。
ここまでしたって土壇場になれば『痛いー!!』とのたうち回る可能性があるんだから(笑)

それでも大分楽しみになってきてはいるのだ。
お産の後の3人でのドタバタの日々が。
『産みたくないよぅ』『子育てしたくないよぅ』から始まったにしては、これだけでも大分上出来ではないかと思う。

『天の恵み』…いかほどか!?
やさぐれ妊婦の日々は続く。

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