華麗なる復讐の流儀
復讐に生きる女…みのりん
知る人ぞ知ることではあるけれど、私は復讐に生きる女だ。
復讐の爆発的なエネルギーは素晴らしいものがある。
仕事もお金も住む場所も信頼も全部失くしても復讐心によって１週間以内には立ち上がるくらいには凄まじい。
ただし！取り扱いには注意がいる。
パワーはスゴいけれど、燃費はすこぶる悪い。
使い方を見誤れば自分も周りも巻き込んで大誤爆することもある。
用法用量を守り、取り扱いには細心の注意を必要とする…それが復讐心！
さてこの復讐心をエネルギーを半端なく使うしんどい子育てにやっぱり私は無意識に使っちゃっているなーと薄々感じてはいた。
ここでちゃんと使い分けた方がいいなとも。
復讐ってすごい推進力と爆発力を持った破壊的エネルギーだから、周りの人を巻き込んだ時の全てを根絶やしに焼け野はらにする力も持っている。
それで私が復讐を果たせたとしてもおチビさんやたっつんを復讐に巻き込んで、あまりよろしくないことを現実化する可能性も大いにある。
私は復讐に生きる女だ。
そういう生き方をしてきたし、これからもきっとそういう生き方に影響を受け、力を貰いながら生きていく傾向はあると思っている。
だからこそ華麗なる復讐の流儀でもって復讐することにする！！
華麗なる復讐の子育て
先ほども言ったけれど、私は子育てを復讐の手段にしている。
それってどういうこっちゃだけど、多分ね、やってる人は結構いるんだよね。
私は自分がしているだろう育児を通しての復讐を分かりやすく２つに分けてみた。
自分の人生で出来なかったことを子供にやってもらうことで自分の人生に復讐する
自分がされた親や大人、環境、社会からの理不尽な扱いを反面教師にして育児を通して復讐する
ってところかなぁ。
で、見て分かる通り…この２つの復讐はおチビさん(の人生)を大いに巻き込んでしまうんだよね。
自分が出来なかったことをおチビさんにやって貰って復讐するのはおチビさんの人生を無視することになりかねない。
自分が受けた理不尽な扱いを反面教師にするにしても例えば私は地方の田舎出身で機会損失の格差を嫌と言うほどに感じて育ったことを反面教師におチビさんに旅行やテーマパークに連れていったとしても、おチビさんがそれを望んでなかったらやっぱりそれもおチビさんを自分の復讐に巻き込んだ上に彼の人生や人格を無視している。
いや、彼の存在を無視してる。
このやり方は次の復讐者を育てるだけだ。
私は復讐者を育てたいわけじゃない。
復讐を遂げたいのだ。
華麗なる復讐の流儀。
それは復讐を遂げることにある。
復讐を遂げるということは自分で復讐の連鎖を断つこと。
全てを自分で終わりにして連鎖を断つこと。
私に根付いた復讐の種は古く父母から…そしてその父母である祖父母から代々と受け継がれたものでもあるから。
こんな迷惑なバトンを私からまたおチビさんへと繋げない。
私が遂げてあげよう、代々煮詰まり高められてきたこの復讐心を…(ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ！)ってやつである。
これがみのりんの華麗なる復讐の流儀。
Let's 復讐！
あなたの存在を見つめてる
私は自分の言葉を聞いてほしかった。
私の存在を無視しないでほしかった。
私の問いに子供だからと侮った適当な答えを返して納得させるのではなく、一緒に考えたり悩んだりして一緒に答えを見つけてほしかった。
力や立場を利用して押さえ付けたり、圧力をかけないで欲しかった。
先にあげた２つの復讐のやり方では私はそんな過去の私の気持ちに報いることが出来ていない。
だって無視しないでほしいと願ったはずの私がおチビさんの存在を無視してるのだから。
自分の復讐を遂げるためにおチビさんの人生やおチビさんそのものを無視したら次の復讐者を育て、自分の復讐をおチビさんに託してしまうだけで、復讐を遂げてはいない。
おチビさんを第２の自分にしてはいけない。
それではダメだ。
私の華麗なる復讐の流儀に反する。
この私の復讐は遂げなければならない。
おチビさんの言葉に出来うる限り耳を傾けよう。
世界の中で生きるおチビさんの存在を見つめていよう。
おチビさんが問うた時、『とりあえず適当に納得させること』をゴールにせずに一緒に考えたり悩んだりして答えを見つけていこう。
これぞ私の華麗なる復讐の流儀。
復讐をすることで育児のハードルをすごく上げている感じはある。
それがめんどくさいから適当に納得させられて育てられたとは思う(笑)
(マジでありがとね、ばあちゃんかあちゃん…。)
結論、自分が納得しておチビさんと関わり、育児をしていきたいっていうそれに尽きるんだと思う。
たくさんの育児書や情報が今はネットで受け取れる社会だから、便利ではあるけれど『情報』を見るのではなく『おチビさん』を見よう。
ひっそりこっそり復讐を遂げつつ、たつみのりっちの日々は続く…！
リアルな見えない世界の体験を綴ろうと思っています。自分が感じた感覚をそのままに。私の大切にしたい世界が伝わることを願って。見えない世界も大切にしたいと思う方はサポートしてくれると嬉しいです。