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「なる早でやります」の本気度は?【#今日の朝刊(合併号) ボクの注目記事】2020/09/12 & 2020/09/13

「行政のデジタル化が急務」
といいながら、飛び込んできたのは
「省庁間のデータを共有するための
表記の統一が完了するのは
2030年です」という、悲しい記事。
結局、何も変わらないんじゃないか。
そんな一抹の絶望感がよぎります。
 
 
◉今日の一番気になる

・省庁、データ表記統一へ

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63782200S0A910C2EA1000/

”政府は内閣官房を中心に、
主要なデータに使える文字の種類や
年月日・電話番号などを表記するルールの
検討を始めている。
20年度中に統一ルールを定める。
その後、データを共通管理できるように
各省庁のシステムを導入したり
改修したりする予定だ。
30年ごろに政府内で
データを共有できる体制をめざす。

政府がデータの共通管理の開始を
30年ごろと見込むのは、
各省庁が使っているシステムの
更新期にあわせて
新システムの導入や改修を計画するためだ。
更新時期が異なるため、
完了まで時間がかかるという。
官民のデジタル化やビッグデータの分析力が
競争力に直結する国際社会の中では
悠長な対応に映る。”

やる気を感じないなぁ。
10年後に「失われた40年」とか
言ってるんじゃないかと悲観してしまう。
 
 
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◉政治

・企業・家計の現預金 急増


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63782030S0A910C2EA1000/

”米国では失業が急増した一方、
自由な時間と増えた資金で
株式投資を始める個人も増えた。
投資アプリ「ロビンフッド」などを通じた
売買が急拡大。
IT(情報技術)銘柄などが
一方的に買い上げられ、
その後の米株急落につながり、
「給付金バブル」(米投資銀)
とささやかれる。
日本でもネット証券の口座開設が
コロナ禍で増えた。”

全部税金だからなぁ。
今回のコロナで打撃を受けた人にとっては
給付金は当然当面の生活の糧だけど、
そうじゃない人にとっては、
税金を払って、還付金で株を買うようなもの。
この不公平の原因は、所得に関するデータを
国が収集できないから。
一体いくらくらいが、給付の必要のない人に
給付されたんだろうか。
その原資は、将来世代の借金なんだよなぁ。
 
 
◉経済

・LG、高級白物家電で稼ぐ


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63769000R10C20A9FFN000/

”まず高級ブランドであることを
定着させるため、販路を絞った。
米国ではブルーミングデールズ、
英国ではジョン・ルイスといった
老舗百貨店と手を組み、
店内にシグニチャーのみを置く
特設売り場を設置。
安売りでブランドが毀損しやすい
量販店をあえて避けた。

品質向上にもこだわった。
白物家電は耐久性や省電力性が重視される。
このためモーターやコンプレッサーなど
中核部品を内製化し、競合に先駆けて
「10年間の無償修理保証」を
ほぼすべての家電製品に適用した。”

欧州向けの高級白物家電として
しっかり打ち出して行ったんだなぁ。
飽和市場でも、やることをやれば開拓できる
ということか。
 
 
◉社会

・【アンサーズ】コロナの記憶 100年残す

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63785270S0A910C2CC1000/

”そんなさなかをコロナ禍が襲った。
博物館は「不要不急」と言われ、
自治体から休業要請を受けた。
吹田市立博物館も3カ月間の休館を
余儀なくされた。
五月女さんは「仕事を否定されたようで
ショックを受ける同僚も多かった」
と振り返る。

それでも資料の収集を始めたのは
「学芸員として何かしたい」との
使命感からだ。
この間、カミュの小説「ペスト」が
よく読まれたが、
それは過去の感染症の記録が少ないことの
裏返しでもある。
「コロナは市民活動に
どんな影響を与えたのか、
後の検証の手掛かりになる。
貴重な文化財だ」という。”

経済的な豊かさと、文化的な豊かさについても
コロナ禍は考えるきっかけを作った。
もともと、現代生活なんて不要不朽の塊だ。
「もっと便利に」「もっと快適に」というが、
別に不便でも不快でも昔は何も問題なかった。
人間の感覚は不可逆的だから、
逆行しそうになると「必要」だと感じる。
そういう意味では、文化も失われないと
その必要性に気付けないのかもしれない。 
 
 


・【パクスなき世界】人口集中から知の集積へ


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63774170S0A910C2MM8000/

”これまでとの決定的な違いは
テクノロジーの存在だ。
デジタル技術の発達で、
どこにいても情報を自由にやりとりできる。
狩猟、農耕、工業、情報という
4つの社会に続き、
仮想空間と現実空間が融合した
「第5の社会」を迎えつつある。

規模と効率を追求した
都市の存在意義が問われている。
新しい時代は、働く町も、
国すらも選ばない世代が増えてくる。
繁栄する力は人口の多さではなく、
知をひき付ける求心力が左右する。
知の集積が都市そして国家の競争力を
決定づける。”

言いたいことは分からなくはないが、
無形の「知」は都市が集積できるだろうか。
国家は知を集積するというより囲い込む。
それは法律や各種制度を使ってのこと。
都市にはそんな権力はないし、むしろ都市とは
人が集まった空間のことではないのか。
だとしたら、そもそも「都市」というもの自体、
これからの時代は成立しにくくなる。
 
 
◉技術

・切っても切れぬ新材料


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63733700R10C20A9MY1000/

”材料の進化に胸が躍るのは、
人々の生活が材料とともに
向上してきたからだ。
紀元前1500年ごろに
現在のトルコにあたる地域で
製鉄技術が広まり、
後の時代を含めて頑強な農機具や機械が
社会の礎となった。
強い材料は先端技術の開発も促す。
「切れない材料ができたら、
切れるような材料を作ろうとする人が
出てくる」(山田教授)”

新素材は不可能を可能にする。
鉄が農耕を進化させ、
ゴムが自動車の実用化に寄与し、
半導体がコンピューターを進化させた。
切っても切れない素材は、
何を可能にするのか。
 
 
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