【メモ】SKY-HI/日経クロストレンドFORUM「続・音楽ビジネス革命 BMSGの日本再興プラン」
このページを開いてくださりありがとうございます。
SKY-CHI (スカイチー)です。
2024.7.25
SKY-HIさんが3年連続3回目の登壇
日経クロストレンドFORUM
「続・音楽ビジネス革命 BMSGの日本再興プラン」
のオンライン聴講をして参りました。
今回はそのメモ書きをまとめたものをお届けします。
本題に入る前に…お伝えしたいことがいくつかありますm(_ _)m
①引用欄は重要ポイント&補足、及び☀マークがついているものは、SKY-HIさんの実際の発言です。
(発言を要約した箇所もあります)
②《 》は、聞き手の吾妻拓さん(日経BP トレンドメディア長補佐)の質問です。
③その他の記載部分は、私のメモ書き&まとめです。聴き違えや解釈違いもあるかもしれないので、必ずしもこれが正確な情報とは限らないことを前提にお読み頂けましたら幸いですm(_ _)m
-BMSGの紹介-
・この1年(昨年の登壇時)で成長
・ソロ6人、グループ2組、クルー1組、トレーニー3人(2024.7.25時点では10人)
・2020年設立 現在5期目
→バラバラの中に統一された空気がある
→仲が良い、楽しい気持ちを大切にしていきたい
《G&G2024「東京から、新しいカルチャーを世界へ発信する、機が熟した。」というのは、どういう意味なのか?》
・特に変わったことをするつもりはない
→各アーティストが自分の地盤をしっかりと形成することができた
→国内外においてのBMSGの存在感を感じることが多く、具体的にビジネスを進められる機会が増えた
《「いよいよ世界が視野に入ってきたのか?》
・スタートから目標だった
→具体性を帯びてきた
→アジアのアーティストからコラボレーションのオファーが来た
→(BMSG側が)こういうことをやりたいと言ったら、協力してくれる人が生まれる
・「東京」というワードをしっかりつけることが大切
→場所としての「東京」より、概念としての「東京」
→島国で鎖国していた時期もある日本は独特なカルチャーが育まれている
→それは功罪ある。日本のカルチャーは「ガラパゴス」と言われるけど、ガラパゴス諸島で育ったゾウガメはおもしろい、みたいに独特の進化を果たせていることも間違えない
→その文化をそのまま保ち、日本固有の概念を落とし込み、マンガやアニメなど日本が育んできたカルチャーを「東京」と意識して発信することは、世界において存在感を発揮するために必要なこと
《国内で人気になっているBMSGがなぜ海外を目指さなきゃいけないのか》
・大きく2つある
①【エンターテイメントは究極のTo C】
→よりリーチさせたい
②【危機感】
→日本の人工分布を見ていてもどんどん人口が減っていく。先細っていくのは仕方がない
→豊満にあった内需が現在は外資に市場を奪われている
→現在のトレーニー世代は20年後にSKY-HIと同い年。20年後の彼らの状況を考えると、国内のみを視野にいれている場合は生活が苦しくなる
→このままいくと、日本のエンターテイメント全体が、K-POPの下請け的なポジションになるのが自然
《その準備がアーティストとしても整ってきているところにあるのか?》
・言い続けることが大事
→一番若いトレーニーのRUIは契約時は14才。3年間言い続け、言われ続けていると、海の向こうでがんばることが彼らにとって自然になる
→BE:FIRSTは3年目。既に自然。むしろ、いつ海外ツアーを回れるんだろうという気持ちでいる。
→(SKY-HIは)「一応」考えてはいる。
《グローバル展開について、どんな所をクリアしていくと良いのか?》
・大きく2つ
①【海外に向かうという組織を大きくする作業】
→BMSGが大きくなることも当然だが、他の芸能事務所海外にリーチさせていく大きな組織を作る
→国自体も海外へのコンテンツ輸出について、応援する気持ちは持ってくれているので、それを含めて組織として大きくしていく作業
→一個人はおろか一法人でも限界はある
②【続けるということ】
→結局"誤差"は生まれる。マーケティング、シュミレーション、いいものを作って結果どうだったのかという作業を繰り返した時、最初の数年は日本の内需に固執していた方がうまくいく状態が続く可能性が低くない
→それ(上記の作業の繰り返し)を続けないと10年後20年後に泣きをみる
→今デビューしてるアーティストはその先が長い。 BE:FIRSTやMAZZEL の歌って踊るアートフォームは20代に一旦ピークがくる。30代で続けられているのはごく一部。続けていたとしても20代の時のようなパフォーマンスにはならない
40代は別物。お客さんが求めるものも変わるとなった時に、いかに今のうちにエンジンをふかせられるかがすごく大事
→これを続けないといけない
《日本の音楽ビジネスにおいて、伸ばしていきたい要素》
・数字は目に見えるので、一時期はストリーミングやインターネットやYouTubeに対して過剰に嫌悪した
→無駄な20年間を経て遅れをとっていることは間違えない
→ストリーミングの流入を増やしたら海外へ販路が開くのかといったら、そんな深刻なものでもない
→このくらいの人が聞いてるんだという指標として、日本国内のアーティストが聞かれてない印象を持たれてしまっているのは間違えないが、氷山の一角にすぎない
《エンターテイメントでどう日本を再興するか?》
・究極のTo Cであるからこそ、全ての産業に絡むことができる
→音楽以外の産業でも外需は大切。
→SAMSUNGやLGが一大企業になっったのと同じようにエンターテイメントと産業は紐付いているもの
→エンターテイメント産業が盛り上がると、国自体が元気になる。景気がよくなる。
→景気が悪くなるとアーティストはファンのお金の使い方で実感しやすい。苦しい状況がここ数年続いている。
《 BE:FIRST 『Masterplan 』の新しい試みについて》
・エンターテイメントは楽しませる、元気にするために存在する
・プラスチックが大幅に削減
・ランダムトレカの廃止、店舗別特典の廃止
・特典のグッツを単体で販売する
→本質的なビジネスに立ち戻ろうという思い
→一人のお客さんに無理して大量に買わせて聴かれもしないCDが捨てられる不健康な状態は長続きしない
→起業時に絶対にやろうと思っていたことのひとつ
→環境問題的にもポジティブな影響
→ファンのお金の使い方やアーティストへの還元が劇的に改善される
→握手会などの特典はアーティストへの還元が低い。著作権者しか儲からない
→CDの多売は、ファンの応援する気持ちを搾取するビジネスだと思う。
→過激派として、絶対に反対ということではない。
《BMSGの今後は?》
・BMSGフェス
→打ち合わせをすると各アーティストがやりたい事がでてくる。
それは素晴らしい環境なので、続けたい。
《それは海外に足を伸ばす一年にも繋がるか?》
・具体的な海の向こうからのオファーは BE:FIRST に限らず沢山来ている
→それをみんなで楽しんでやっていける
→孤独な人を作らない
→みんなでがんばる
→アイドルは我慢を沢山して、人としての当たり前にあるものを我慢してやっていかなくてはならないという価値観のカウンターがBMSG
-SKY-HI自身のこれから-
《最後に一言》
以上になりますm(_ _)m
「音楽業界を持続不可能にしないための提言」の対しての結果に出てきた「ティラノサウルス1頭分」は、こちらの動画が元になっています。
及び、その文字起こし(私がしたもの)が、
こちらです。
もし良かったらご覧ください。
大変長い文章になりました。
読みづらくてすみませんm(_ _)m
最後までお付き合いくださり、
ありがとうございましたm(_ _)m
-☆ SKY-CHI ☆-
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