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2013.2.14の記事です。

生まれ育った街で働くということは素晴らしいことだ。
田舎は嫌だーと思っていたときもあるが、いま思えば一瞬だったなと。空気が美味しい。水が美味い。そんな当たり前が嬉しい。出張から帰るといつも思う。あー尾鷲はいいなーと。

スーパーに行けば200〜300円で旬の肴が生で食べられる。
最高。
先日、町田へ行ったときのこと、久しぶりに満員電車に乗った。超満員。足が浮いた。

え?そんな感じで背中押して来るんだ。。
可愛い感じの女性が凄い形相、サラリーマンの若い男性が力づくで押して来る。あからさまに顔に出して来る。
もう乗れないって!

怖かった。

エスカレーターで順番を譲ろうとしたら、そんなんじゃココでは生きていけないですよー。と笑ってひろこちゃんが一言。
満員電車に揺られ息が止まりそうなりながら、窓に写る自分の顔にハッとするコトがあるらしい。

都会は大変だ。

20代、30代の若者が都会を離れて地域に自分の生きる場所を求めるケースが増えている。

これまで僕は、夢古道のランチバイキングでの尾鷲の人だけ企画、100のありがとう風呂やおっぱいリレー、銭湯家族プロジェクトを仕掛けて来た。

企画の根底に常に据えているのはヒトが持つ温かいキモチや誰かを想うココロだった。

これまで数えきれない方々が賛同してくれている。
共感しました!と。
涙を流してくれた人もいる。

みんな疲れてたんですね。
田舎にも色々あるけれど、本当に都会は大変だ。
都市部の企業の方々の反応が良いのは、飢えているんだと。

温かさに。

あの時、電車の中で感じた不満や不安、得体の知れない気持ち悪い感情の大きな玉みたいなもの。吐きそうなくらい気持ち悪かった。
誰一人笑ってなかった。

銭湯家族プロジェクトは、僕が子供の頃に経験した過去から想うココロを企画にしたものです。

古いアルバムをめくってみました。

何も悩んでなかっただろうころの写真。
先日、この頃通っていた銭湯に身長計を設置させていただきました。
あの頃と同じ番台にすわる82歳のおばちゃんが39歳の僕に一言。


あんた大っきくなったなー。


いやー本当。
あったかい。

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