舟に乗れ!海の恵みをヒロメるのさ
大好評だったんですよ!
この地域でしか食べられない海藻。ヒロメ。紀伊半島一円以外はワカメが一般的ですが、古くよりこの地域ではヒロメという海藻が食べられていたそうです。
みんな知らなかったのですが、その高い栄養価が再び注目され、尾鷲市内の漁港集落である大曽根浦では養殖が始まっております。
ご案内を受け、夢古道おわせお母ちゃんのランチバイキングの2月イベントとして開催したところ、なかなかの好評!
いずれにしても収穫の場面を見たいと思い。舟に乗り、刈り取りの模様を取材させていただきました。
寒かった…
ロープに大量に付いているヒロメ。
これをしゃぶしゃぶで食べるわけです。
茶色い海藻は、湯の中にいれると一瞬にして鮮やかな緑色に!
テンションあがります!!
お客様にも好評のまま、終了しようと思った矢先、一本の電話がありました。
電話の相手は同じく尾鷲の漁港集落、早田町のソーシャル漁協職員、こーちゃん。
『伊東さん。早田町でもヒロメの養殖してるんですよ。』
『あ、そーですよね。すごく好評ですよ!美味しいし、見た目の変化も良い。良いイベントになりました!』
『伊東さん。早田のヒロメも使ってくださいよ。』
『そーですよねー。でももうイベントとしては終わりなんですよー。いやーヒロメは面白かったなぁ、また来年とか。。』
『伊東さん。早田のヒロメも使ってくださいよ。』
『あ、あのですね。2月のイベントは終わりです次の魚を探さないといけなくて…2回連続して同じ素材とか使ったことないんですよね、』
『伊東さん。早田のヒロメ…』
『と、とりあえず行きます』
ということで
美しい町、早田町へ。
早田町は、今日も美しく。
素晴らしい光景。
157人しか住んでいない町は、静かで良い風が吹いていた。
『今日も美しい。癒された。さぁ帰ろ』
そう思った瞬間、隣りにソーシャル漁協職員こーちゃんが。
『美しいでしょ。伊東さん。この町を守っていかないといけないんですよ。』
『そ、そーですね。』
『だから、早田のヒロメを…』
とにかく、事務所の中へ。ということで商談開始。
『値段はこれくらいで…』
あ、もうやることになってる。
『モノが見てみたいなー、みたいな。』
再び外へ。
なかなか良い。
再び事務所へ。
商談成立。
『美しい町ですね。』
『そーでしょう』
尾鷲では、大敷網漁など休漁期間のある漁師さんたちの複業、もしくは副収入のために、こういった養殖に取組んでいます。
漁師さんたちの仕事を増やしていかないと美味しい魚を食べることもできなくなります。
みんなで町を守っていかないとね。
そんなこんなで。
今回は、早田町の若手漁師さんたちが中心となった早田ヒロメ協議会応援企画として、3月29日までヒロメフェアを延長することとします。
みなさま。
美しい町を守るため。
ぜひご賞味くださいませー。
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