小学校高学年になったら経済についても教えてほしかった

ここ最近、特に思うようになったのが自分の経済感覚というかマーケット感覚というかの未熟さであります。
いよいよnote.muがポエムの場所になりつつあるのですが、今回もポエムとして経済についても教えてくれてたらなーということをつらつらと書き連ねたいと思います。

何故、働くのか

うちの一番上の息子は小学3年生です。日本語も多少理解できるようになり、算数も比較的大きな数まで計算することなどできるようになりました。
社会科で近所のスーパーに見学に行くこともあったり、私の働き方とクラスメートの両親の働き方を比較することもできるようになりました。

そうしたときに、何故働くことになるのかを尋ねられるようになります。
自然なことですよね。

大抵は生活していくためだとか夢の実現のためだとか説明すると思うのですが、働くこととアタマの中で直接リンクしにくいようなのです。

というのも、懸命に働いてもそれほど裕福でない外国の人がいる一方で、さほど何もしなくてもお金持ちのクラスメートもいる、と。

もし自分が後者のほうなら、働く理由は何かあるのか?ということだそうです。

働くことはバタバタすることなのか

誤解を恐れず極論すると、こういうことになるのではないかと。
つまり、たくさん動いてたら働いてることになる、ということです。
実際はご存知の通り、違いますよね。
でも何故違ってくるのかを上手いこと説明しようと思うと、思いの外難しかったりします。

教えてくれないのに基本的すぎること

大人になって、或いは大学生になって自分でアルバイトでもして自分の学費を自分で払ってみたりしないとわからなかったのは私なのですが、教えてくれてても良いんじゃないかな?と思うことは沢山あります。

例えば、何故に通貨というものが必要なのか。
通貨が国によって同じだったり違ったりするのか。
通貨を交換するために必要な額が毎日変わるのは何故なのか。
モノの値段はどうやって決まるのか。
売った値段は、それを売るために必要になった費用より高くないとダメなのは何故なのか。
何故、税金を納める必要があるのか。
会社とはなんなのか、そして事業とは何のことなのか。
などなど…

いや、そんなこと高校で教えてるで!とかいうことじゃなくて、小学校高学年くらいで教えてくれてても良いじゃない!という話です。

ビジネスにならない

サラリーマンしてた頃、新規ビジネスのアイデアコンペみたいなものがありまして、みんなクソ忙しいなかテキトーなプランを考えて発表してました。

そうしたとき、経営陣からは大抵こんなコメントが寄せられます。

これ、幾ら儲かるの?

わかるわけがありません。そのプランに幾らの価値を考えてて、どんな種類の集団に幾らで提供して、どのくらいで着火して利益を出し始めるのかなんて考えてもないのですから。短期的な利益が出れば良いようなものなのか、ある程度時間がかかっても利益が長く出るようなものが良いのか。利益を得続けるにはどんな組織にしておくべきなのか、そしてその準備はあるのか…結構考えないといけないことがたくさんあるなーということを少しずつ学んでいくようなカリキュラムがあっても良さそうなものなのに。

学園祭みたいなことを通じて学んでいけば、ということもあるのかもしれませんが、引っ込み思案のお子さんが学ぶチャンスを潰してしまうような気もして別の方法があるんじゃないかと。

子供たちが学ぶべきこと

もちろん、日本語や算数、社会科も理科も。英語だけでなくマナーも、と思いますが、あわせて経済についても教えてくれてもいいのに。

え?お小遣い帳で勉強できるって?
うん、それもそうかもしれない…お金のマネジメントについては、基本的なことはお小遣い帳と考え方は同じだとは思うので。

お金のことについては我が家でも賛否両論あったりして意見がまとまらないので、それとなく話すようにするくらいにとどめています。

ん?では国語や算数なんかは何のために勉強しないといけないかって?そりゃーどうやって暮らしていくか、暮らすためには何が必要かをひとつずつ考えていけば、わかるんじゃないでしょうか。

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