見出し画像

プロセスを楽しめるようになるか

昨日書いた記事 と関連して思ったことをもう少し書き留めておこうかなと思います。

端的に言うと、昨日は「継続」に意識がいっていましたが、より重要なのは「プロセス(自分以外の誰かに価値を感じてもらえるような成果に至るまでの過程?)を楽しめている状態」なんだろうなと思いました、という話です。

まあでも、これって「言うは易し」な話だとも思っていて、たとえ好きなことであっても、結果(自分以外の誰かに価値を感じてもらえるような成果?)も出ない初期フェーズでプロセスを楽しみ続けられる状態なんてそんなにないと思うんですよね。多くの場合、プロセスを楽しみながら継続できるようになるまで、多少苦しくても継続しなければならないフェーズがあると思うんです。

自分の場合、思い返してみると、プログラミングやストリートダンスはまさにそうで、初期は楽しさが霞むくらい苦しさがたくさんあったように思います。

例えば、ダンス(自分がやっていたのは B-boying)で言えば、ただただ単発のスキルの練習を続けていた期間は、正直、プロセスを楽しめていたかと言われれば、NO 寄りだったと思います。特に苦痛だったのは、ウインドミル という技の練習。これの「崩し」という動きがめちゃくちゃ下手糞で、腰を床に強打しまくった結果、あぐらをかいて座る姿勢がとれなくなったりもしました(なったことがない人には謎な現象だと思いますが、痛くてまともに座れなくなるんです...)。

ただ、それでも、直感的に感じる微かな楽しさをよりどころにして 2 年くらい続けていると、文字通り「身を削り」ながら反復練習した動きが身体に染み付いてきて、即興で音に合わせて自然とそれらが繋がり、ムーブとして流れるようになってくるわけです。

この辺りから、ダンスの楽しさが一気に変貌していきました。

別に、何か明確な結果が出たとか、誰かに認められたとか、そういうのは全くなかった(と思う)んですが、1 人で音を聴いてムーブしているだけで楽しくなれるようになったわけです。そして、日々の練習が、「巧くなる」と「楽しむ」を両立できる行為になっていきました。

ダンスに関しては、こんな感じで、冒頭で述べたような「プロセスを楽しめている状態」に近づいていったのかなと思います。そして、ありがたいことに、とある全国大会で(あくまでチームとして)優勝するという結果まで授かることができました。


...と、昔話はこれくらいにして、視点を "今" に戻しましょう。

とは言え、結局は昨日書いた記事と同じ結論になるので、あまり付け加えて言うことはないのですが... 強いて言うなら、

継続を最優先するものの、それやそれにまつわる苦しさに気を取られてプロセスの楽しさを見失ってしまわないように気をつけたいです

くらいでしょうか。

「文章を書く」と言うか「自分の思考・感覚から文章を組み立てる」という行為には、プログラミングやストリートダンスと同じような匂いが漂っている気がするんですよね。なので、その感覚を見失わなければ、何か結果がついてくるところまでいける気が、なんとなくしています。


うむ。自分の嗅覚を信じて楽しんでいきたいと思いまっす。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?