全自動おしゃべり機

語り合える友人がいればよかったと、つくづく思います。学生時代の友人と飲みに行ったって、仕事の付き合いで飲みに行ったって、話すことはくだらない身の上話ばっかりです。それでも、少しでも自分の考えてることを話せるかもという期待を持って飲みに行く自分のバカらしさと来たらもう。鼻で笑ってやりたいもんです。

世の中の大抵の会話は、自動システム化してるように感じます。こう言われたらこうリアクションを取るっていう型があって、多少の違いはあれど、皆その枠組みから外れることなく、あたかも自分で考えて口に出した言葉のように喋るのです。それが本当に嫌だった。ちゃんと自分で考えて、自分の思いを話したいって思ってたんです。でもね、それがコミュニケーションなんだなって、そうやって皆会話をしているんだなって、最近思うようになりました。ああ、本当にバカみたい。何の為にそんなことしてるんでしょうね。そうは思いませんか?


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