歌詞が先か、曲が先か

「この曲の、歌詞が良いんです!!」

うん、わからないでもない。

歌詞に共感できたから良いと思う曲、しみじみと良い歌詞だなぁ〜と思う曲、それは確かに有る。

しかし、"歌詞わからない論"も理解できてしまうのだ。



たとえば、有名曲「少年時代」の一節の"風あざみ"が造語でありながら誰にも不思議に思われていないくらい馴染んでいて、誰しもが口ずさんでいるように、曲に合った言葉があって、それが"歌詞"とされていること、

うん、とてもわかる。

たまに、歌詞に意味がなくても、言葉の羅列で"なんとなく伝わるような気がする"歌詞も存在するし、

歌詞に意味が無くてもいいとは思う。


しかし、『歌詞には全くの意味がない』とは思えないのだ。


その曲に合った歌詞、単なる言葉の羅列、意味のない言葉、は存在していても

"良い歌詞"を否定する理由にはならないと思う。


その歌詞が例え、文章として詞のように文字列だけで良いと思えるかは不確定で


その音にのせてうたわれたから"良い"と思われた"歌詞"であることに間違いはないと思うのだ。


言葉の文節としてはこんなところで区切るはずないところで息継ぎをしても、歌詞なら成立する。

それがまた意味になる。

歌詞と曲は切り離せないもので、どちらが悪いからだめとか、どちらが良いから良いとかでは無く、どちらも意味があったりなかったりして成り立つものではないのではないかとわたしは思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?