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相棒元日SPで思ったこと、周りの反響。

今回の元日SPは太田愛先生の脚本で、多少は期待しました。ピエロとかアリスが僕は好きなので。ただ、ここ最近の太田愛先生は面白い作品を作れていないとは個人的には思います。
最近の作品は政治色が強いせいか、視聴者を楽しませるという優先順位が下がっているのかなと。伝えたいことが一番になっているような。杉下右京の説教が長々となっているのが特徴。今回は特に気になった。過去の作品で言えばサクラはまだ自然でしたが。

まぁその辺は置いておき、作品の出来としては気になるところが多し。詰め込みすぎて、勢いで終わらせていませんか?と。
イッセー尾形がいなければ、超駄作になっていた感。代議士の袴田は良い奴なのか悪い奴なのかふわっとした状態で、最終局面になったけど無理がないか?悪そうな奴はだいたい代議士なのかな、太田愛先生の中では。

この作品が面白いと言っている人たちの共通部分
が、「政治家に見せるべきだ」と「右京のセリフに感動を覚えた」の二つ。
どちらも犯人を追いつめた後に、右京が犯人に説教しているところだろう。
え?作品の面白さってそこでいいの?気になるところが多しだけど、セリフで挽回すればOKなんだ。じゃあもう5分番組でよくない?と僕は色々な感情になってしまった。
なんだろう。面白くないのに、説教のところだけ切り取って面白いというのは少し違うのではないか?最近切り取ることが当たり前になっていますが、1分2分の部分だけで面白さを判定は出来ない。むしろ正当な評価がぼやけてしまい、作品がどんどん悪くなる。

この作品を評価してしまうと、相棒スタッフが勘違いしてどんどん言いたいことを言うだけの、つまらない作品を量産しないか僕は心配です。

言いたいことがあるのは良い。ただ、それは面白さがあって活きてくるのではないか?今回は頭にクエスチョンマークがあるなかで、物語が進んでいってしまい、気がつけば右京さんが説教しているので僕はついて行けなかった。まぁ太田愛先生は無理矢理に決着つける人ではあることは、シーズン9から知っていますが、、、

もう無理なのかな、太田愛先生がピエロのような面白い作品を作れるのは。政治色を外すか薄めることで、もっともっと面白い作品が書けると思うんだけども。好きな作家だっただけに悲しいな。

相棒シーズン20で順位づけするならば、「二人」は今期最下位。

終わり

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