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息子とマンガ

「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」というマンガをご存知でしょうか?

「街ぶらラブなお引っ越しマンガ!
住みたい街No.1として有名な吉祥寺で不動産仲介業を営む双子、都子と富子。双子は吉祥寺に憧れを抱いてやってくる女性客にフレンドリー&パンクな接客で、本当に住みたい街を紹介していく。」(公式サイトより)マンガです。
その昔大島美幸さん、メイプル超合金の安藤なつさんの出演でドラマ化した番組をご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

このマンガになぜか、うちの3歳息子がはまっております。。きっかけはたまたま息子の手の届く所にマンガを置いていたところ、読み聞かせをせがまれたこと。一話読切型、全6巻のマンガを寝る前に大体1、2話ずつ息子のリクエストで読んでいます。

息子はけっこうしっかり読み込んでいて、セリフを飛ばすと指摘してきます。また最近は「吉祥寺ごっこ」と称して、登場人物になりきっています。ごっこ遊びに巻き込まれながら息子を観察するに、内容を割と理解しているようです。

このマンガ、もともと自分用に買ったくらいなので、もちろん子供用ではありません。どちらかというと色々な思いを抱えた大人の女性を応援する話です(子供に読み聞かせる時は、あまりにも大人の事情な話題の部分は適度に読み飛ばします)。

なぜ息子はこのマンガが好きなのか、考察してみました。
・一話完結で、毎回一定のパターンがある
 →分かりやすい。また話ごとの微妙な違    
  いを楽しんでいる模様
・毎回登場人物が訪れた先でおいしいものを食べ歩きする
 →お店屋さんごっこの参考になる
・訪れる街の紹介をする時、鉄道アクセスの説明が毎回ある
 →電車が好きなので嬉しい
・セリフのリズム、掛け合いが面白い
 →絵本にはないリズム感が楽しい

・・・こんなところかな。本人としてはもっと様々な理由があるのかもしれませんが。

はからずも不動産業界で働くかあちゃんが、子供に早期教育を施しているみたいになってしまいましたが、私としてはマンガより絵本を読み聞かせたいのです。何しろマンガの音読は時間がかかるので笑。

母がオススメする絵本を断り、熱心にマンガに聞き入る息子の姿を見て感じるのは、れっきとした1人の人間だなあ、ということです。彼には既に自分なりの価値観があって、それは親である夫や私のものとはまた別なのだなあと。

別の価値観を持った人間同士、好きなことを分かち合えるのは喜びにつながるのだと思います。
なんだかんだ読み聞かせに応じているのは、私もこのマンガが好きだから。

いつか親子3人で吉祥寺に遊びに行くことを目論んでいます。マンガの舞台、重田不動産は見つかるかな。

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