「#PureJapanese 」座談会 文字起こし【スリムVer.】(2022-01-12 DEAN FUJIOKA×松永大司監督

元動画:座談会映像アーカイブ
(※2023-07現在 アーカイブ削除されてますね…残念)

※お話の雰囲気を殺さない程度に相槌その他、割愛してます。
※インスタライブの音声が途切れた箇所は映像で推測できる範囲で補完。
※経過時間メモあり。

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D】Pure Japanese座談会、始まりましたー。「Pure Japanese」完成披露試写会後の、この座談会。始めますよ皆さん、準備はいいですか?ここから松永さんをお迎えしてやりたいと思います。
先ほどですね、新宿バルト9に於て完成披露試写会やりました。ついに「Pure Japanese」あと2週間ぐらいで公開になります。楽しみですねー。

(ここで松永監督ご登場)
(-----02'03"-----)

松】遅れました。

D】どうもどうもお疲れ様です。

松】お疲れさまでした、ありがとうございますディーンさん今日(きょう)は。

D】こちらこそ。

松】初日はもうちょい先ですけど、こうやって劇場で観てもらえるのはほんとうれしいすね。

D】やっぱ音の迫力が全然違うしね。

松】ディーンさん今どんな気持ちですか?

D】いやなんか、逆に(笑)自分がね、松永さんにそれを訊きたかった。今日こういうかたちで、初めて劇場で「Pure Japanese」という作品を上映することができて、監督どうですか?

松】今日の舞台挨拶でも話したんだけど、やっぱり撮影中コロナで、今現時点でもコロナはそんなに収まってないけども、大変な中で撮影して、それでも今日400人近くの人が劇場を埋めてくれて、やっぱりそういう人たちを前にした時にちょっと感慨深かったっすね、ほんとに。うれしいなーと思いましたよほんとに。

D】なんかやっぱ映画は映画館で楽しんでもらえるといいね。

松】そうなんですよね。今回の映画の魅力であるアクションもそうだし、音楽もそうだし、やっぱ映画のスクリーンでしか伝わらないものがあるなって思うんだよね。だからやっぱり初日もこういう風に多くの人に観てもらいたいなーって気持ちをすごい感じましたね、ほんとに。

(-----04'10"-----)

ディーンさんはどうだった?なんかいつもは俳優として立つのを、俳優だけじゃなくて企画プロデュースとして、ちょっと普段と感じがやっぱり違った?

D】やっぱ普段だったら、ちょっと「おじゃましてます」みたいな部分がやっぱりあるから。もちろん作り手の1人であることは間違いないんだけど、やっぱり役者としてその役を全うするっていう接し方で舞台に立って皆さんの前で挨拶するのと、企画プロデュースをやってきたそのストロークの中での延長線上で文脈の中でああいう風に挨拶させてもらうっていうのはもうまったく体温が違う感じだったなぁ今日。無意識にそうなってた。

松】そうだよね。撮影現場でも俳優としてディーンさんいてくれたし、時々その合い間合い間で「松永さん、大丈夫?」とか「松永さん、どう?」とか「困ったことない?」とか、時々プロデューサーとしての立ち位置の言葉をくれたりとか、なんかそういうことちょっと思い出したっていうか。意外と進行も含めてすごい気を遣うじゃない?今日でも。そういうのはやっぱり俳優として関わってるだけとはちょっと違うんだろうなーと思って。関わる作品、それは映画だけじゃなくて音楽もドラマも含めて、ディーンさんが自分が関わったものってどう人に届くんだろうっていうのは当然いろいろ気にするってか興味あるところだと思うんだけど、今回はそれともやっぱり違うよね多分。どう届くんだろうっていう。

D】だってやっぱりもう感無量だもん。目の前にあれだけたくさんのかたが観に来てくださって、メディアのかたも今日すごかったじゃない?

松】すごかった。

D】だからほんとに「あ、応援してくれてるんだな」っていうのをすごく感じた。やっぱり"言い出しっペ"だから、いいも悪いも自分が甘んじて真正面から受けますっていうものだと思うからさ。さっきも言ったけど、普段役者として1つの役としてその作品に関わるのとプレッシャーももちろん全然違うし、その中でこれだけ多くのかたがそこに居てくれるっていうのが、なんてこんなに心強くて、やっぱりどこかで応援してくれてるっていうのを今まで以上にド直球で感じたね今日は。

(-----07'38"-----)

松】クランクアップの…撮影の最終日かな?ディーンさんがすごく感極まって「すごいやってよかった」って一言みんなの前で言ってた時、僕ね、もらい泣きしちゃったんですよ、感極まって。もちろん映画作る時に僕もいちばん力注ごうっていつも思ってるし、他の作品も変わらずやってるけど、でもやっぱりディーンさんの1つの想いが、自分は、やっぱこの"これを完成させて人に届けたいな"っていう1つのモチベーションであることは間違いないんですよ今回。
誰のためにってことは限定しないけど、やっぱりああやって終わった後に、「いやほんとにやってよかった」ってディーンさんがみんなの前で感情が溢れながら言ってる姿を見た時に、「ああこの人ほんとにすべてを注いでんだな」ってやっぱり思ったもんね。だから今日あれだけの人の前でこう観てもらえる時には、ほんとに素直にうれしかったし、この映画を僕らが作った意味って、観てもらった後に何かを考えてほしいとか…別に、褒めたたえてほしいっていうことだけではないんですよね。

D】そうですね。

松】僕らが作ったものに対してあなたはどう思いますか?例えば立石、おもしろい一面もあるし、なんか笑っちゃったりするところあるかも知んないけど、最終的にあなたはほんとにこの人のこと笑えるんだろうかとか。終始笑える人もいるかもしれないし、でも途中からこの人の何か背負ってるものを感じる人もいるだろうし、ほんとに坂口さん演じる陣内が悪者なんですか?とか。
なんかほんとにいろんな見方ができると思うから、そういう反応をもって、なんか映画を友達と話すネタにしてくれたりとかしてもらえると幸いですよね、ディーンさんね。この映画が広がっていってほしいですよね。

(-----09'53"-----)

D】そう。やっぱり舞台挨拶の時にも自分で最後のほうに言ってて、なんか「あ、そっか」って自分に気づかされた部分でもあったんだけど、やっぱ"実験"なんだよね、これ。この映画、この「Pure Japanese」っていう実験を観てもらう触れてもらうところで、その"実験装置"と接点をもってもらって、観たかたがた一人ひとりにどういう作用副作用みたいなものが起こるかっていう、なんかそんな作品、そんなアートなんだなぁって改めて思ったなぁ今日。

松】ほんとにそれは聞いてて思ったなぁ。僕らがこれからも、5年後10年後、何かを表現し続けてった時に、"あの「Pure Japanese」っていう作品が、なんか実は根っこにあったんじゃないか"って思ってもらえるような1つの作品になってたらいいな、って自分の映画監督としてのキャリアとしてもすごく思ってるし、こんなにもいろんなことを挑戦して、企画から、完成披露試写やって、こうやってディーンさんとインスタライブやって、初日も挨拶して、お客さんに届けるところまで、主演であり企画である人間とコラボしていけるって、コミュニケーションとっていけることってやっぱそう無いと思うんですよね。だからすごく有意義な気がするし、これが結果出てほしいなって思います、そういう意味では。

D】うん、そうだね、間違いない。

(-----11'50"------)

D】なんか1つのおっきなムーブメントだと思うから、物事が変わっていく時って。いきなりドラスティックに1回のターニングポイントですべてが変わるってことはないと思うから、やっぱり引き続きいろんな挑戦をしていくなかで、「Pure Japanese」に触れてった人が…作り手、メディアの人、関係者ももちろんそうだし、観ていただいたかたもそうだし、今日ほんとにああやって劇場に来てくださったかたがたみんな仲間だなと思ったから。なんかそれがもっとおっきな輪になってって、もっといい映画、いい作品が生まれる土壌っていうのが残っていったらいいなぁって思うよなぁ…

松】ディーンさんが共犯者っていうか仲間として、来てくれた人たちにそういう風に想いを伝えた時に、僕もすごく思うんだよね。僕らは作るところまではほんとに一生懸命やってるし、宣伝に対しても一生懸命やってるけども、こっから先って、観てくれた人の力が必要というか、やっぱり映画を1人の人が誰か1人に伝えたら400が800になる訳で…とか。
もちろんそれはいい感想ばっかりじゃないとも思うけども、そういう意味では、まず今日1日、完成披露して、いろんな人がいろんな想いをリリースしてくれたらいいな。別に友達に言うだけでもいいと思うんだよね、SNSで言わなくても。
でもそうやってこの映画を知ってもらえたら、やっぱ僕らのやってきたことが報われるし、そういうことを願いますよね、ほんとに。

(-----14'07"-----)

D】こういうかたちで今たくさんの人が見てくれてて、劇場で観てくださった方のコメントもさっきからちょこちょこ上がってきてて、そういうのも1個1個取り上げたいなーとは思うんだけど…なかなか(笑)これだと流れてっちゃうから。各々のかたがたが表現しやすいかたちで表現してくれたらいいよね。

松】それとね、まだ今日はほんとに限定的に400人ぐらいの人しか観てないから、これが初日あいていろんな人に観てもらったうえで、もうちょっと突っ込んだ話をディーンさんとできたらおもしろいよね。

D】そうなんだよねー。ちょっとネタバレになっちゃうからね今日は。

松】そう、今日言ったらほんとにネタバレになっちゃうんで。もうちょっと多くの人が観た時、初日あいてからディーンさんとこうやって、すごい突っ込んだ話を、お客さんの観た感想とかも拾いながら少しコミュニケーションできたら楽しそうっすよね、ほんとにね。

D】でもさ、なんかネタバレしてもいいのかなって思っちゃう気もするんだけど。

松】そうね(笑)まぁネタバレしてダメなものはないと思うけど…

D】脚本的になんかそういう作りじゃないから。

松】できれば、もうすでにいろいろ情報は細かく出てるけど、ほんとは先入観なく観てもらいたいですけどね。パッとこの映画をどう思うかっていうか。そのうえで2回目3回目観て、"噛めば噛むほど味が出る"じゃないけど、僕らの話を聞いて、1回目とはちょっと感想が変わったりとかするとおもしろいなーと思いますよね。

D】でもさ、ネタバレしたところで、1回目予備知識あっても…なんて言うんだろうな…予備知識ないで観たら絶対トラウマになると思うし(笑)

松】いやそういう意味では、あのPure Japaneseのホームページのトリビアはすごく秀逸だと思います(笑)

D】見たほうがいいよね。今回「見どころなんですか」とか「視聴者の皆さんやお客さんに何か一言」って言われたら絶対「今回の見どころはWebサイトとパンフレットです」って言ってて。

松】そうですね(笑)

D】取扱説明書を見てからこの作品というか実験装置に触れると絶対効果が倍増するし、逆に予備知識がないで観たりすると、ちょっとトラウマになる可能性もあるじゃない?この作品(笑)

(-----16'50"-----)

松】話がちょっと変わっちゃうけど、あのPJキットあるじゃない?映画の中の。あれが商品化されたらいいのになと思うんだよね、映画が話題になって。パーティーグッズで(笑)

D】さっきも言われたもん取材やってる時に。PJキット見せて、「デザインとかすごいいいですね」とかなって、「これ買えるように、どこでグッズ化されるんですか」とか聞かれて。いやグッズ化しようと思いますよねって。

松】そうだよね。一応設定としてはドンキホーテで買えるっていう設定になってるんで、ドンキホーテで買ってパーティーで楽しむみたいな、余興の設定の商品。それほんと売ってたらおもしろいよね。

D】試されるあなたの…なんだっけ?

松】日本人度みたいな…

D】民族意識?

松】俺は何パーセントなんだろうって思うよね、ほんとに。

D】でも10回に1回は100パーが出るっていうね(笑)

松】確かに確かに(笑)そういうところ映画で細かく出てるんでね、楽しいですよね。

D】そうですね。…ネタバレしちゃった(笑)

松】…ネタバレしちゃった(笑)
じゃあディーンさん28日も、初日終わってもしタイミング合ったらインスタライブやって、次はもうちょっと込み入った話をしてみようかなと思って。

D】そうね、みんなのお気に入りのセリフはなんですかとか聞きたいもんね、だって。

松】そうそう、僕ら的にはいろいろあるんだよね、流行らせたい言葉と流行ってる言葉が。いいねいいねそれ(笑)
ディーンさんと2人で電話してるみたいな感じになっちゃった。映画作ってる時ほんとにしょっちゅういろんな話をしてたから。懐かしいなこれ。

(-----18'50"-----)

D】やっぱこうやって制作してく過程で、コミュニケーションがすごく密にとれるしとるべきである関係性でいられるっていうのがやっぱりすごくいいなって思ったんだよね。
自分は最初香港でこの業界入って映画制作の現場行った時にこんなテンションだったから。俳優なんだけど、ずっとフィルムクルーとしてみたいな。でもやっぱ日本だと、なんか俳優部ってちょっと制作の中で若干お客さん的な感覚になっちゃうじゃない?

松】まぁそうね、ちょっとね。だからそういう意味では僕はほんと今回、舞台挨拶でも言ったけど、感謝してますよ、ほんとに。ほんとに"いち「人間」“として意見もぶつけられたし、シナリオ作るところから。こういうやり方しちゃうとやっぱりクセにもなっちゃうし、こういう作り方をまた続けていきたいって自分でも思うし。

D】そうだよね。

松】うーん、思う(笑)すごい豊か。だからさっきディーンさんが言った実験っていうのは、こういう作り方をしてどういう結果が出るのかっていうのは、そういう意味ではほんとに"実験"だよなって。

D】いやほんとにそう思う、日本のこの今の現状において。

(-----20'30"-----)

松】うん。いや楽しみですねぇ。でもほんとに今日は…普段は「監督、初日おめでとうございます」って言われるんですよ。でも、僕から、企画プロデュース主演として、ディーンさんほんと初日、完成披露試写、ほんとにおめでとうございます。ほんとに。

D】ありがとうございますそしておめでとうございます。

松】そうですね、ほんとに。でもほんとにおめでとうございます。
この日を迎えられたことは、やっぱりコロナになった今、当たり前じゃないから。それは噛みしめてますほんとに。

D】まあじゃあひとまず完成披露のアフターパーティー的なのは、こんな感じにしておきますか。

松】はい。じゃあ初日ですかねディーンさん。

D】28日に無事公開したら、より多くの方が観ていただいたうえで、また、このインスタライブを…

松】やりましょうか。

D】もうぜひ。

松】よかったですほんとに。ありがとう。

D】いや、こちらこそ。お疲れさまでした。

松】じゃ、ディーンさん次いつ?28日か。

D】また。(手を振り合うおふたり)

松】はーい、じゃあお疲れさまです。ありがとうございました。

D】お疲れさまでーす。見ていてくれた人もありがとうございました。

(松永監督、退出)

D】というわけで、皆さん、お疲れさまです。「Pure Japanese」ぜひ劇場にて。1月28日公開です。ぜひ、ご覧ください。では〜(手を振る)

(-----22'12"-----)終了

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