📻NHK-FM ミュージックライン(2022-07-22 O.A.)

南：南波志保がお送りしているミュージックライン、ここからはゲストの登場です。今夜はこの方にお越しいただきました。お名前お願いします。
Ｄ：DEAN FUJIOKAです。
2人：よろしくお願いしま～す。
南：え～番組へは1年4か月ぶりのご登場ということで、お久しぶりでございます～。
Ｄ：お久しぶりです。
南：お元気でしたか？
Ｄ：なんとか、ええ、息をしています。
南：あ～、何よりでございます、いちばんね、大事ですからね～。
Ｄ：そうですね、呼吸大事ですね～。
南：あはははは(笑)
Ｄ：ほんとにいい呼吸をしようと常に、え～心がけております。
南：あ～…いいと思います。え～今夜はリリースされたばかりのNewシングル「Apple」のお話を中心に、いろいろなお話をお伺いしていきたいと思います。
2人：よろしくお願いしま～す。
南：番組をお聴きの皆さんの実況、つぶやきはTwitterに #ミュージックライン でお願いいたします。

♪Apple

南：それではまずは1曲お届けしましょう。ではDEANさん曲紹介をお願いしま～す。
Ｄ：はい、え～DEAN FUJIOKAで「Apple」

♪Apple♪

南：ミュージックライン、お送りした曲はDEAN FUJIOKAさんのNewシングルから「Apple」でした～。ヒリヒリと心をかき乱されるような、がんじがらめでシニカルな曲で、思わずゾクッとしますね。とっても引き込まれました。
Ｄ：ありがとうございます。
南：え～今お届けしました「Apple」は、DEANさんが出演するドラマの主題歌として書き下ろされた1曲です。余韻の残るスリリングな構成の楽曲ですが、どんなイメージで曲は書いていきましたか？
Ｄ：そうですねあの～よくエデンの園、失楽園であったりとか、禁じられた果実とか、アダムとイブであったり、そのエピソードをまあいろんなところで耳にしたり文章で読んだりとかすると思うんですけど、そのエピソードを自分なりにもう一度再解釈して楽曲をつくり上げました。
南：ふ～ん…再解釈した際に、何か発見とかありました？
Ｄ：そうですねやっぱりこう、今人類があの…よく言えば技術的な発達っていうものの恩恵を受けている面も多々あるとは思うんですけど、やっぱりその、道具を使うのは使う人次第っていう…それによってまた新たな、う～ん、まあ苦しみであったりとか、新たな罪みたいなものを生み出してしまっているのかもしれない、同時に。やっぱりその～知恵の実を食べて、人類は、まあ…昔よりは便利になってる部分はたくさんあると思うんですけど、それが、う～ん…やっぱりこう人間の中での神と悪魔の対話みたいなものを常に繰り返しながら、究極の決断を今この瞬間迫られてる、みたいな、そのヒリヒリした瞬間のイメージを楽曲に込めてつくりました。
南：ふ～ん。DEANさんの中でもその天使と悪魔がこう両立というか、対立する瞬間ってあったりします？
Ｄ：そうですね(笑)、えっと…常にあると思います。
南：え～。
Ｄ：どっちかだけっていうことはないと思うので…あの～やっぱり、そこをどういうふうに、なんて言うんですかね…選択を続けていくのかっていうことだと思うので。う～ん、なんかやっぱり、いろんなことが今、現在進行形でこの人類の歴史のページに1日1日新たな物語というかまあ…なんでしょうね、新たなページが書き加えられていて、すごく考えさせられますね。うん…自分がその場にいたら、自分が何かとてつもない大きな決断を迫られているのだとしたら、どっちを選ぶんだろうとか。う～んすごくこう、なんて言うんだろうな、言葉にならない想いを、音楽というありがたい表現方法がそこに、自分にはありがたいことにあったので、音楽で表現してみた、ということになっております。
南：ふ～ん…。その～イントロの弦の音からインパクトがありまして、曲の構成もそうですが、アレンジもかなりこだわりましたか？
Ｄ：そうですね、あの～何かこう…なんだろうな…やっぱりオーケストラサウンドみたいなものでいきたいなとはずっと思ってたんですね。で、実際つくり始めて、やっぱり弦の音っていうのが必ず必要だなっていうのは、制作の初期段階でもう決めてつくり始めたので…
南：ふ～ん…
Ｄ：でも、なんでしょう、こう…まあ時間が迫ってるっていう、なんかこう追い立てられる、迫られるみたいなビートが必要だな～っていうイメージもありましたし。で、そうですね、曲のその…まあサウンドの構成は今言ったような形でつくったときに、なんかあんまりこう歌がずっと続く感じじゃないほうがいいなぁと思って。あの～ループミュージックだけど、セクションごとに全然違う表現方法が乗っかってくるっていう、なんかそういう構造になったらいいな～と思って、まあラップしてみたり(笑)、あの～ちょっとこう熱唱してみたり、すごくこう力を抜いてウィスパーしてみたりとか(笑)、なんかそういう人間の、まあいろんな面って言うんですかね、喜怒哀楽であったり、さっき言ったその善悪の対話じゃないですけど、なんかこう、う～ん、いろんな言葉になかなかこうラベルをつけにくいような感情がうごめいてるみたいな感じになるといいなぁと思って、こういう楽曲になりました。
南：ん～。こちらミュージックビデオの世界観は、ショートムービーを見ているような内容となっておりまして、どういった構想があったんですか？
Ｄ：そうですね、なんかこう…ミュージックビデオなんですけど、ちょっとしたストーリー仕立てのショートフィルムを撮るみたいな企画で進みまして。でなんか、まぁ神と悪魔とか、あの～陰と陽じゃないですけど、なんかこう一人二役みたいな形で追っかけあう、まあラップの部分の歌詞とかが特にそうなんですけど…｢欲しい物だけしか欲しくない僕たちの、僕らの例です。世にも奇妙な果実、食うか食われるかの輪廻。｣…どっちがどっちかになるって、もしかしたら自分たちじゃ決めらんないのかもしれないっていう。置かれた立場によって、なんかそういう行動をしなきゃいけなくなってしまうみたいな(笑)
南：うんうん。
Ｄ：なんかそういう感じになったらいいな～と思って、あの～演じました、二役(笑)
南：ちょっとこう不穏なね～空気というか、ちょっと不気味であり、悪夢感もあったりとか…とっても引き込まれるミュージックビデオになってますよね。
Ｄ：ありがとうございます。
南：うん…すばらしかったです。

プライベート①夏、誕生日

南：今夜はDEAN FUJIOKAさんをお迎えしております。改めてよろしくお願いしま～す。
Ｄ：よろしくお願いします。
南：ではここからは、プライベートなお話もね、お伺いしていきたいと思います。
Ｄ：はい。
南：もうすこしで8月になるんですが、ちょっと暑さもね、増しているところですが、夏生まれのDEANさん、夏はお得意ですか？
Ｄ：え～と涼しいほうが、う～ん…あ～でもどうだろうな～～
南：ふふふ(笑)
Ｄ：あ～でもそうですね、暑いほうが得意ですね、ええ。
南：お～ぉ。あ、じゃあけっこう夏、輝くタイプですか？(笑)
Ｄ：(笑)南の島が好きですね。
南：へ～～～！え、なんか夏に決まって…まあこういうご時世ですけど…決まってしてたこととかってあるんですか？南の島とかで。
Ｄ：(笑)まああの、泳ぐのは好きなので、プールでも海でも。水に触れてるのはすごく気持ちいいですね。
南：え～。ちょっと…泳ぎ方の種類ってなんですか？
Ｄ：(笑)
南：いろんなあるじゃないですか、平泳ぎとか…
Ｄ：まあそうですね、クロールとか平泳ぎとか、はいはい。その２つがメインですかね～。
南：(笑)←無音
Ｄ：その２つを軸にして、気が向いたら背泳ぎしてみたり、
南：お～。
Ｄ：ちょっとこう、あの、調子に乗ってバタフライやってみたり。
南：あはははは(笑) DEANさんのバタフライはめちゃくちゃ見てみたいですね～。
Ｄ：いやいやあの、全然長いことできないんですけど、ちょっと景気づけにやってみたりすることはあります。
南：(笑) 景気づけでバタフライやるんですか。
Ｄ：(笑)
南：その～ちなみにお誕生日とか節目のタイミングでは、何か目標って決めたりします？
Ｄ：そうですね、誕生日のタイミングでは、あの～まあできる範囲でだけど、こう…まあお祝いしていただけるのはすごくありがたいことで、だからこそ、その～まぁお祝いする側でいたい、みたいなところがありまして。
南：へ～え。はい。
Ｄ：あの、まあ例えば、ご家庭で余ってるようなその～インスタントフードとか、保存がきく食糧とか、缶詰とか、なんかそういったものをフードドライブみたいな形で寄付を募って、フードバンクでそれを必要としているかたの元に届くといいな～っていう、まぁ、届くような活動をしたり、何かこう…そうですね、なんだかこう改めて自分でこういう話するのもなんだか興ざめなんですけど、そういういわゆるまあ、“誕生日お祝いの押し売り”みたいなことやってますね(笑) ｢あの～自分誕生日なんでこれもらってください｣、みたいな(笑)
南：あ、めちゃくちゃいい～。あ、だから逆にもう感謝の日というか、もう与えたい日なんですね、DEANさんにとってお誕生日っていうのは。
Ｄ：そうするようになりましたね、ええ、途中から、はい。
南：へ～え。え、その…自分にお誕生日プレゼントとかってあげないんですか？
Ｄ：自分が自分にですか？
南：はい。
Ｄ：それはあんまりないですね、もう長いこと。まあ、あんまりこう、物買わないっていう…必要な物はもちろん買いますけど、あの～、ご褒美♪みたいな感じであんまり物買わないんで。
南：へ～～え。
Ｄ：必要な物は買いますよ。でも、誕生日だから、みたいな感覚で物買わなくなっちゃって(笑)
南：え～、昔は買ってたんですか？いえーい誕生日だ～っていって。
Ｄ：あ、でもあんまそういう感じじゃなかったですね。誕生日祝われるのもちょっと照れ臭かったし、自分でなんかそういうことやるっていうタイプでもなかったし。
南：ふ～～ん！
Ｄ：まあでも、その～ありがたいことにこういう仕事をしてると、祝っていただく機会に恵まれたりするので、いい加減ちょっと、あの～なんて言うんですかね、あの…祝う側でいたほうが、なんかこういいな～って思うようになって、途中から。
南：ふ～～～ん。
Ｄ：まあ最初の頃は、そんなフードバンクとかフードドライブみたいな、そういう大きな規模のものではなかったんですけど。まあちょっとこう飲み物買って食べ物買って、あの～いわゆる孤児院って言うんですかね、養老院みたいなところとか、まあお家のないかたとか…に、「ちょっとこれ、今日誕生日だから一緒に食わない？」みたいな(笑)、そんなことをまあ、やってきて。その結果、日本で仕事を始めてから、ファンクラブを自分の誕生日の日に設立する運びになって、じゃあ今まで誕生日そういうことやってきたから、まあちょっとこう半分、そういうまあ…仕事も兼ねてっていうとあれですけど、イベントとしても、あの～そういう形で、もし興味あったら何か…もし自分にプレゼントとか贈りたいと思ってくれる奇特な方がいたら、その代わりになんかこう食べ物を、保存のきく食べ物をこちらまでご郵送ください、みたいな感じでやるようになって。
南：は～～あ、ほんとにすばらしい行いですね。
Ｄ：いやもうあの…やっぱりこう、なんて言うんですかね、あの…うん、なんでしょうね、なんか、そういうことになりましたね(笑)
南：ふ～ん…善人ですね～ほんとに。
Ｄ：いやいやいやいや、あの～罪償いです。
南：ふふふ(笑)、それちょっと違うと思いますけど(笑)
Ｄ：あははは(笑)
南：ちょっと突っ込ませていただきました。
Ｄ：はい。

プライベート②時間管理

南：え～ドラマに映画に音楽活動と、めちゃくちゃお忙しい日々を過ごしていらっしゃると思うんですけど、そのストイックさと向上心と遊び心をね、お持ちのDEANさんですが…
Ｄ：(くすくす笑ってる)
南：…時間管理をするために意識されてることってあります？
Ｄ：そうですね…まあでもカレンダーってほんとにすごいその…なんて言うんですか、カレンダーの使い方って工夫がいると思うんですよ。なんか自分がこう…なんて言うんですかね。あの～今ってやっぱりいろんなデータの共有ができたりとか、色分けしたりとか、グループ分けしたりとかアラートつけたりとか、なんかそういうメモとしても使えるし。カレンダーの機能をMAX使い倒す、みたいな感じでやってますね。
南：へ～え、あ、じゃあけっこう分刻みのような…
Ｄ：あ～まあ自分はそういう入れ方はしないですけど、自分のチームのスタッフが、例えばじゃあ1日のスケジュールをばーっと並べる時にはそういうふうになる時ももちろんありますし…
南：いや～そうですよね忙しいですもんね。
Ｄ：まあやっぱりこう、なんて言うんですかね、あの～何かを効率よくやるってなった時に、多くの人が同じタイミングで同じリズムで動かないと物事が進まない時もあるので、そういう時はすごくあの～やっぱり、時間管理というかスケジューリングの能力っていうのは1つの技術であり、それも才能だな～と思いますね、うん。
南：しかもその場面場面でこう頭を切り替えていかなきゃですもんね～。
Ｄ：そうですね、だからやっぱりそれでスケジュールの細かい詳細のところにいろいろ書き足せるじゃないですか今って。だからそれをパッと見て、あの～まあ自分のモードを切り替えるのにもすごく役立ちますし、なんかこう…そうですね…やっぱ同じことをずっと繰り返し続けて…繰り返しというかあの～深めていくっていうことも、もちろん新たなインスピレーションだったりいろんな経験が蓄えられて、あの～成長につながると思うんですけど。いろんなことがこう入り乱れると、それはそれでこう…ほんとだったら何かこう熱とか電気が通らない物体同士の接着面みたいなところに、新しいシナプスが通るみたいな(笑)、そういうことも多々、自分の場合はあって、それが新しい何かのアイデアになったり、エネルギーに変わったりすることもあるので、あの～自分の場合はそういうマルチタスキングが合ってるような、まあ結果そういう文脈で今まで生きてきた、みたいな感じですね。
南：すごいな、ハイスペックですよねほんとに～。
Ｄ：いやでもこれは多分、あの～結果そう…まあハイスペックかどうかわかんないですけど…マルチタスキングで仕事するっていうふうな形でしか多分サバイブできなかったんでしょうね。何か1つをこうあの～、なんて言うんですかね、こう繰り返し繰り返し、捏ねて捏ねて、深めていく、高みを目指すっていう仕事の仕方にも、すごく自分は共感を覚えるっていうか憧れを感じるので。ただ自分はそういうふうな、まあ…なんて言うんですかね、星の元ではなかったんだなっていう…なんて言うんですか、その運命というか生まれというか…なんでしょうね(笑)
南：いろんなことがね、できちゃうぶん、難しさも直面する部分もあったんですね、昔は。
Ｄ：まあ難しさ…実現をするって、やっぱりいろんなものを、要素を、組み合わせなきゃいけないじゃないですか。例えばじゃあ経済的な担保みたいなものを生み出さないと物事が進まないことがほとんどだと思うんですよ、やっぱりみんな仕事でまぁこの経済を回しているわけで。でそうなった時にいろんなことやるっていうのは、本当はあまり効率のいいやり方ではないんですよねきっと。だから…う～ん、その資本主義の効率性みたいなものにのっとって考えると、1つのことに絞ってやったほうが、きっとまあ賢明な選択肢だろうな～と思う時も多いんですけど。まあでも、やりたいと思ったことは自分はやっておきたいので。バカだな～って思われても(笑)…
南：(笑)むちゃくちゃ素敵ですよ～
Ｄ：…ちょっと手出して、がんばろ～みたいな、ね。やれる限り、力続く限り、息する限り、やろう、って感じで、日々精進しております(笑)
南：う～ん。ほんと一度きりの人生ですからね、やりたいことやったほうがいいですもんね。
Ｄ：そうですね、そう思います。

プライベート③サウナとクソゲーのその後

南：う～ん。その…前回、ダラッとする瞬間はありますか？っていう質問に、サウナの時と、撮影の合間で、あの…ゲーム…(小声で)クソゲーをね…
Ｄ：あ～そうだ(笑)、そうですね当時、はい(笑)
南：…しているというお話をしていただきまして。あの、水風呂が大好きとおっしゃっていましたが、最近は整えてますか？
Ｄ：最近はですね…水シャワーで整えてますね(笑)
南：え～～～？あ、いけるもんなんですね。
Ｄ：あ、もう家で。こう…シャワー普通に浴びて、あの～水で締めるっていう。
南：あははは(笑) ご自身を水で締めるっていう…
Ｄ：っていう、それだけのシンプルな行事なんですけど。
南：ふふふ(笑) いい行事ですね。
Ｄ：そうですね。最後はもういちばん冷たい水にするっていう(笑)
南：(笑)あ、でもそれでもけっこう整えるもんなんですか？水シャワーで。
Ｄ：そうですね、ほんとはもう、あの～全身こう浸かるぐらいの湯舟を2つぐらい用意して、交互に3セットぐらいいきたいんですけど、ちょっと本気で改造しようかな～と思ってるぐらい、今あの～まさに絶賛考えているところですね。
南：は～、大事ですもんね、環境を整えるのも。
Ｄ：そうですね、睡眠の質が変わってくるから…うん。
南：ふ～ん。あじゃあもう整った状態で、あのちゃんと水締めして、でぐっすり眠って、で朝もじゃあ健やかに起きられてっていう感じですか？
Ｄ：う～ん、やっぱその水を…なんて言うんですかね、まあうまいタイミングで使えるようになってからは、ちょっとこう、なんだろうな～起きてる時間の質も変わった気がしますね。朝早かったり夜深かったとしても、うん。
南：DEANさんて朝起きた瞬間からDEANさんですよね、きっと、もうシャキッと。あんまなんかまどろむというか漂う時間なさそうですよね。
Ｄ：いやでもたまに、あの～何かの角に足の指とかぶつけて血だらけになって現場に行くとかありますね(笑)
南：ふふふふ(笑) 気づかぬうちに…
Ｄ：いやなんか爪が割れてて靴下血だらけとか(笑)
南：え～～？そんなワイルドな動きしてるんですか？気づかないうちに。
Ｄ：いや多分寝ぼけて、起きた瞬間にぶつける…寝ぼけてるのに準備しなきゃいけないじゃないですか。
南：はい(笑)
Ｄ：それで…そうすね、なんかアザつくったり。なんかよく言われますね、｢ちょっとアザありますけど隠しときますね｣とかって(笑)
南：ふはははは(笑) 寝ぼけてるDEANさんが、こうぶつけたりしてるっていう…ことですね～。
Ｄ：そうですね、お恥ずかしい。
南：ふへへへ…(笑) あと最近はその、ゲームしてて時間が溶けてしまうことってないですか？
Ｄ：今ゲームやってないですね～。
南：あ～、まぁ時間が…ないですよね～。
Ｄ：そうですね今ずーっといろいろ日々のことに追われて(笑)
南：う～ん。
Ｄ：なんかクソゲーやる時間なくなっちゃいましたね(笑)
南：ははは(笑) DEANさんがやっぱそのワード言うとめちゃくちゃおもしろいですよね(笑)
Ｄ：あ、ありがとうございます。
南：は～…じゃあ、ね、クソゲーやりたい欲もね～抑えながら、日々のご活動を…
Ｄ：(笑)なんかあれって多分その～昔で言うその段ボールの緩衝材をプチプチ潰すみたいな…
南：はいはい、
Ｄ：あれですよね。
南：うんうんうんうん。
Ｄ：ゲームやる感覚って。
南：はいはい。
Ｄ：(笑)なので、あの～またちょっと潰したくなったらやろうかな～と思ってます。
南：ふははは(笑) 潰してた派なんですねDEANさん。
Ｄ：潰してましたね～。
南：はあ…無心で。
Ｄ：あとなんかタオルの角の硬さにハマっちゃったりとか。
南：(笑)どういうことですかちょっと待ってください(笑)え、こわ…な、なんですか…？
Ｄ：タオルあるじゃないですか。
南：はいはい。
Ｄ：生地…なんて言うんですかその…
南：はい、タオルの生地の…
Ｄ：角のところって、こう、折って…
南：あ！ちょっと分厚くなってますよね、うん。
Ｄ：…分厚くなってるじゃないですか。あの硬さに…ハマるっていう感覚、わかりません？
南：あっはっはは(笑) ちょっと…すいません大爆笑しちゃって。えっと……わからないです…
Ｄ：あ、わからない？
南：はい(笑)
Ｄ：あの微妙な硬さがいいな～みたいな。
南：え、それは触ってて心地いいみたいなことなんですか？
Ｄ：そうですね…なんだったんでしょうねあれは(笑)
南：あははは(笑) そのシーズン、謎ですね～。
Ｄ：謎ですねぇ。安心するんですかね。
南：あ～、ちょっと安らぎみたいな…？タオルの角で。
Ｄ：角で。ちょっと硬いと…
南：ふふふ(笑) 硬めがお好きなんですか…？
Ｄ：いやいやあの～、そんなことはないんですけどね、硬いタオルだとちょっとこう…そういうホテルとかだと、あ、なんかちょっとこう…なんて言うんですか、拒否されてる感じが(笑)
南：(笑)タオルに…(笑)
Ｄ：タオルに(笑)感じてしまうので…
南：あ～じゃ、ウェルカムなタオルのほうが、
Ｄ：そうですね、ウェルカムなタオルのほうが(笑)
南：いつでもどうぞっていう…
Ｄ：えぇ、吸い取ってくれそうなやつのほうが好きですけど、
南：(笑)←無音
Ｄ：肉厚なタオルが好きです、僕は。
南：はははははは(笑) 貴重な情報ありがとうございます(笑)
Ｄ：(笑)

プライベート④食べ物

南：(笑)その～DEANさん私生活がミステリアスなので、あの…日々どんなものをお召し上がりになっているのかも気になっていて。いちばん好きな食べ物ってなんですか？
Ｄ：あの～僕、全然ミステリアスじゃないんですけど、ありがとうございます、そう言っていただいて。
南：はい。
Ｄ：え～と“米線”です。
南：こめせん…
Ｄ：え～とお米の米に、あの山手線の線って書いて、まあ中国語だとミーシエンって言うんですけど、あれグルテンフリーなんですよ。
南：え～～。
Ｄ：で、野菜も肉もあの～しっかり食べれるし。で、あとあの花山椒って痺れるやつあるじゃないですか、あれ大好きで。だから花山椒でこう唇とか舌を痺れさす楽しみと…
南：(笑)
Ｄ：同時にまあおいしい食事がグルテンフリーで食べれる…
南：あ、もう最高ですね。
Ｄ：ええ。でお店によってはけっこう24時間やってるとこあるので、
南：え～～～？
Ｄ：もう迷ったらそこ行けばいいみたいな。
南：え、米線って料理名なんですか？
Ｄ：そうですね、都内でもまああの、いろんなところにありますね。
南：じゃあこう辛くて痺れる系の、ちょっと麺が入ってて…
Ｄ：そうですね、麺がたくさん入ってて、あの～もやしのシャキシャキと、あと、え～と寒豆腐って言うんですか？あの乾いた、あれの食感と、あの～ミーシエンのその…なんて言うんですかね、お米のもちもちした三重奏みたいになってて。
南：あ～おいしそ…三重奏～
Ｄ：で、その辛さとか痺れる、いわゆる麻辣（マーラー）の麻と辣、麻が痺れるで辣が辛いなんですけど、それはもうお好みで。
南：へ～～。
Ｄ：苦手だったら無理してそうしなくてもいいし、自分はその麻の感じが好きなので、めちゃくちゃこう痺れるようにして、辛さはあんま、あの得意じゃないので、あの～自分なりのバランスでやってますね。
南：痺れが好きなんですね、あの麻のほうの。
Ｄ：そうですね、唇とか舌が痺れてるのが好きですね。
南：(笑)やったーってなるんですか？
Ｄ：整った～ってなりますね。
南：(笑)そこでも整いが…
Ｄ：ええ。
南：…訪れるんですね。
Ｄ：そうですね(笑)
南：ほ～お…。あとなんかあの、羊羹もお好きなんですよね。
Ｄ：あの～去年末、ずっとツアーでジャパンツアー回ってたんですけど、ライブ本番始まる30分前とかに羊羹食べて、なんかそれがこうアクティベートするスイッチみたいな…
南：え～羊羹で。
Ｄ：サプリとして、だから羊羹を摂取してました。
南：新しいですね。
Ｄ：でもけっこうスポーツ業界って、羊羹をエネルギーチャージに使う人がけっこういるみたいで、
南：へ～～～。
Ｄ：マラソンだったりとか、あの～やっぱりすごくこうノイズのない糖分がとれるっていう。砂糖と小豆と寒天のみじゃないですか。
南：うんうん。
Ｄ：まあもちろんいろんな味があっていろんなタイプの羊羹ありますけど、自分はその、もう小豆のおいしさ、以上、みたいな(笑)
南：う～ん、シンプルな…
Ｄ：シンプルなのが好きなんで。ちょっと羊羹…羊羹業に乗り出しました(笑)
南：あはははは(笑) お噂は聞いてて、和菓子店とオリジナル羊羹開発中なんですよねぇ。
Ｄ：そうなんですよ。
南：手広～い！
Ｄ：もうあの～つい最近、あの、味が決まって。
南：お～。
Ｄ：もういろんなトライをして試食して、これだ～っていうのにやっと出会えたので。
南：ははは(笑) ほんっといろんなことやってますよねぇ、DEANさんて。
Ｄ：なんか自分がこう、いいと思ったことを伝えたい、っていう…
南：あ～、シェアしたい。
Ｄ：あの～よく音楽すきで人に勧めたいのが高じてDJになるみたいな(笑)、その感じに近いと思います、はい。
南：シェアハピなんですね…
Ｄ：そうですね。
南：みんなでこうシェアをハッピーして…
Ｄ：で盛り上がるっていう(笑)
南：え～～。でもいいですね～。
Ｄ：いいですよね。

♪Be Alive

南：うん…。それではここでNewシングルから、また1曲お届けしましょう。ではこちらも曲紹介をお願いいたします。
Ｄ：はい、え～DEAN FUJIOKAで「Be Alive」

♪Be Alive♪

南：ミュージックライン、お送りした曲はDEAN FUJIOKAさんのNewシングルから｢Be Alive｣でした～。もの悲しくも凛とした佇まいがきれいで、ひたむきな美しい曲ですね。とても響きました。
Ｄ：あ、ありがとうございます。(小声)
南：この曲は、マルチプレイゲームの日本大会プロリーグテーマソングのために書き下ろされました。気持ちを持ち上げてくれるような楽曲で、どういったところから書いていきましたか？
Ｄ：この曲はですね、え～正直、過去いちばん苦戦しました。
南：え～？
Ｄ：今まで作った曲の中で、あの～作曲、トラック…音楽のほうもだし、特に歌詞に関しては、いちばん…スレスレでしたね(笑)
南：え～～。どこがこう苦戦したポイントだったんですか？
Ｄ：まあやっぱりその～ゲームの、第五人格っていうゲームの、その…テーマっていうことで、でしかもまあそのコンペティションの大会のテーマソングでもあったので、やっぱり、まぁなんて言うんですかね、選手の方々が鼓舞されるようなものにはしたいと思ってたんですけど。結局その…勝負事って勝者がいれば敗者もいるという、そういう、まあ、すごくこう…なんて言うんですかね、まあ～難しい…う～ん、応援の仕方が難しいというか…
南：う～ん、確かに。
Ｄ：で、もちろん自分がこう…一表現者として、楽曲単体で伝えたい、この世に存在させたい、生み出したいって思うものにも絶対にしなければいけないし。だからすごくこう試行錯誤して、やってったなかで、まあもうほんとに破壊を、自己破壊を繰り返し…みたいな感じですね。それであの、まあ最後までなんとか諦めずに、自分の中でこれでよかったと思える楽曲に到達できたっていう感じですね。
南：ふ～ん、じゃけっこうほんとに生みの苦しみが多い楽曲だったんですね、この曲は。
Ｄ：そうですね、これは…ちょっと前の自分だったらできなかったかもしれないって思いました。ぐらいスレスレのほんとにもうすべてを出し切って、その時のあの～すべての力を出し切ってやっとこう…たどり着けたっていう感じでしたね～うん。
南：歌詞もあの、韻を踏んでいたり、こう気持ちよく耳に入ってくるじゃないですか。その点もけっこう苦労されました？
Ｄ：まあ、ライミング自体は、それこそさっきかけていただいた｢Apple｣でも、あの～かなり長いバースのラップをやってるんですけど、なんかこう、韻を踏むこと自体はそこまで苦にはならなかったんですけど…なんて言うんですかね、｢Be Alive｣のほうの曲調で普通にこう硬く韻踏んで"ラップです"みたいな感じにすると、ちょっとこう子供の遊びみたいな感じになっちゃって、あの～、なんかこう…ポエティックじゃなくなっちゃったんですよね。
南：ふ～～ん…
Ｄ：あくまでもこう、あの～ポエムというかポエットでいたいというか…
南：ふんふん。
Ｄ：えぇ、あの～詩として文字で読んだときにも、ちゃんとこう奥行きを感じるような言葉にしたい。でも音楽として聴いたときにも、ちゃんと聴感上入ってくるようなものにしたいっていう。なんかすごくそこら辺が、なんかいろんなものに囚われてたんだな～っていうのに自分が気づけて、あの～まあ断捨離というかほんとにこの…1つの挑戦だったし、まあ大きな成長のきっかけになったなぁと思いましたね。
南：ふ～ん。この曲、コーラスも印象的で、このコーラスからもこう背中を押し上げてくれるような高揚感みたいなものを感じたんですけど、こだわったポイントでもあります？
Ｄ：そうですね、やっぱりあの～楽曲の主旋律みたいなものは、モチーフはすぐできたんですよ。ただそっからやっぱりこう、どういうふうにアレンジを変えてっても、まあなんかこう…なんて言うんですかね、ん～幼さっていうか未熟な感じが消えなくて、なんかそれが、なんて言うんですかね、どうやったらこう…今、例えばこの音楽を受け取る生きてる方々、まあ普通にこういう音楽のインダストリーであったりもしくはオーディエンスの方々だったりとか、今現在のリスナーだけではなくて、もう既にこの世にいない人たちであったりとか、もしくは未来、時空が違うところにいる人たちにも捧げられるような楽曲になるかっていうのを考えたときに、コーラスワークにはすごくこう自分の、なんて言うんですかね、あの～…あれを足したときに、いろんなこう…辻褄が合った部分があって。そうですね、あそこからかなり加速しましたね。
南：へ～、確かにコーラスワークってちょっと神秘的というか繋がる感ありますもんね～いろんなものが。
Ｄ：う～ん、ええ、はい。
南：その～書き下ろしをする機会って多いじゃないですか、DEANさんは。
Ｄ：そうですね～はい。
南：求められるものと自分のクリエイティブのバランス感という面で大切にしてることってありますか？
Ｄ：そうですね～…まあもちろんwin-winになったらいいなと思って(笑)やりますし、あの～…なんかこう、パワープレイで押し切りたくないなって思うんですよ。そのパワープレイっていうのは例えばじゃあ、ん～何かこうタイアップとしてのそのターゲットみたいなものの力があるから楽曲が輝くとか(笑)。もしくは自分のその趣味嗜好の音楽性だけで突っ切って、ターゲットにしている…要はまあクライアントワークスみたいなものじゃないですか…そっちを完全に無視しているとか。そういうこう両極端のパワープレイってのは絶対やだな～と思ってて。やっぱり物をつくってる以上、これってサービスでも同じことだと思うし、コンテンツでもなんでもいいんですけど…やっぱりそこにはこう、なぜそれをこの世に誕生させるかっていう想いがあるはずなんですよね。自分の産業とは違うところの業界だとしても。でそこをどういうふうに自分が感知できるか、認識できるかっていうのがやっぱり、じゃあ自分がこう一表現者、じゃあ詩を書く人間として、どこまで今のこの現代の社会のみならず(笑)なんかこう普遍的なものまで昇華できるかっていうのは、あの～自分の作業だと思うので。それができるかどうかで、オーディエンスの方に聴いていただきたいと思えるかどうか。まあその～音楽って形はないけど、でもやっぱりそれなりのその例えばデータになったり、何かのパッケージになったり、一応こうこの世に生まれる、ん～まあ音の物語なわけですよね。それをこう生み出す意味っていうものをちゃんと…つくれるかどうかっていうのは、あの～もうほんと真剣勝負ですねそこは(笑)
南：そこまで問うんですね毎回。
Ｄ：そうですね、それができないと多分…なんかバランス崩しちゃうと思うんで。続けらんなくなるだろうな～っていう、ええ。
南：へ～え…。え～この後シングルのカップリングに収録された、昨年行われたツアーから｢Spin The Planet｣のライブ音源をね、お届けしたいと思います。
Ｄ：はい。

♪Spin The Planet

南：自身最大規模となった全国ツアーになりました。久しぶりのツアー、ライブになったと思いますが、手応えはいかがでしたか？
Ｄ：そうですね思ったより手応えが感じられました(笑)
南：ん～？
Ｄ：う～ん。
南：やっぱりお客さんが目の前にいてくれるってもうめちゃくちゃな喜びですよね。
Ｄ：そうですね、あの～やっぱりまだコロナ禍においてその…声を上げたりとか、まあ一緒に踊ったり歌ったりできない、一応その…まあ有観客だけど50％のキャパシティで、かつ、基本的にはまあ座って観ると。まあ立ってもいいけど、それ以上はやめてね、みたいな(笑)空気感の中でのパフォーマンスだったんで、まあどうやったらそこにその時いるってことを選んでくれた意味を感じてもらえるかなっていうのは、あの～ライブの制作の段階ですごく意識してつくっていったので、でそれがまあ初めて自分がその～脚本を書いて、え～ライブの演出をつくり上げていくっていう、こう、よりオペラっぽい形状の、あの～まあ演出というか、1つのライブの物語をつくれたので、まあピンチはチャンスなんだな～(笑)っていうのは、改めて思ったんですけど。やっぱり初めてのトライだったので、すごく、う～ん、ほんとにこう…なんて言うんすかね、毎回毎回、回を重ねるごとにアップデートしてくような感じで、お客さんの、まあなかなか反応しにくい(笑)状況ではあるんですけどやっぱり反応を感じるので、反応っていうかこう共鳴してもらえてるか、でその反響がこっちに返ってくるかみたいなのを、あの～ほんとにこう手探りで確認しながら20公演やってって、最後は、あ、これを目指してたんだっていうものにたどり着けて、う～んやっぱり、あの～何事もチャレンジしてみないとわかんないな(笑)っていうのは、すごく感じましたね。
南：ふ～ん…。それではここでその曲をお届けしましょう。では曲紹介をお願いいたしま～す。
Ｄ：はい、え～DEAN FUJIOKAで「Spin The Planet」

♪Spin The Planet♪

南：ミュージックライン、お送りした曲は、DEAN FUJIOKAさんのNewシングルから「Spin The Planet」のライブ音源でした～。神秘的な浮遊感とパワーに満ちた、うっとりするほどに心地いい曲ですし、あの、映像を拝見しますと、あの～真っ白なお衣装でくるくる舞いながら歌うDEANさんが完全なる王子様で…
Ｄ：(笑)←吹いてる
南：気品がすごくて、ただただ美しかったです。素敵でした～。
Ｄ：ありがとうございます。

2022年下半期の予定

南：え～現在DEANさん企画プロデュースの映画「Pure Japanese」の配信がスタートしており、さらに今年の9月にはファンクラブツアーもね、予定されております。
Ｄ：はい。
南：今年も半分が過ぎましたが、今のDEANさんのモードとしては、残りの2022年、どんな時間を過ごしていきたいですか？
Ｄ：そうですね～…う～ん…あんま考えてないです(笑)
南：ん～～。
Ｄ：あの～、まあ予定立ててもいきなり変わったりする世の中じゃないですか今って。だから、こう…もちろんそのスケジュール、仕事がどういうふうに、え～事運びで進んでいくかってのはありますけど、なんかあんまりこう、なんだろうな…全然考えてないですね(笑)ごめんなさいすいません(笑)
南：ははは(笑)いや～でも、DEANさんがあの、健やかに楽しく暮らしてくださることが我々の喜びですので…
Ｄ：(笑)ありがとうございます。
南：なんかもう、はい、ご自愛ください。ふふふふ(笑)
Ｄ：(笑)
南：え～、DEAN FUJIOKAさんの今後の予定など、詳しい情報はオフィシャルのホームページ、SNSをご確認ください。また、今日お届けした放送は、NHKラジオ、らじるらじるのホームページやアプリを使って、聴き逃し配信で放送終了後から1週間、何度でも聴くことができます。詳しくは、番組ホームページをチェックしてください。それでは最後になりますが、お聴きの方にメッセージをいただけますでしょうか？
Ｄ：はい。え～と…そうですね、こういう時いっつもなんて言ったらいいのか困っちゃうんですけど…
南：(笑)無茶ぶりですいません。
Ｄ：いえいえ、ありがとうございます。あの～、そうですね…なんかいろいろ(笑)つくったりしてて、なんかこうつくってばっかな、え～まぁ2022年前半だったので、まあそれがこう、それぞれが一人でも多くの方に届いたらいいな～と思いながらつくってきました。え～、まあ自分としてはこう…そうですね、あの～なんか…気に入っていただけたらうれしいです(笑)とかなんか、ほんと当たり障りない言葉になっちゃうんですけど(笑)
南：ははは(笑)
Ｄ：あの～ほんとなんかこう感想のひと言ふた言聞けるだけでもすごく、あの励みになったりしているので、ぜひあの～まあ例えばSNSだったりで、あの～何かこう創作物をどのように受け取ってくださったかとか、楽しんでくださってるか、まあいろんなコメントを、こう、あの～自分宛てにいただけると、それを今後の活動の励みにさせていただいて、日々精進していきたいなと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。
南：ありがとうございます。今夜のゲストはDEAN FUJIOKAさん、でした。ほんとに豊かな楽しい時間をありがとうございました。
Ｄ：こちらこそありがとうございました。

＜了＞