【創作】その痛みはコンプレックスの悲鳴

マウスで幾度も切り替えられるレントゲン写真。
踝の辺りに小指の先ほどの骨が、孤立して浮かび上がっていた。

「大分昔のものだと思うんだけど。足に怪我をしたことはある?」

眼鏡のズレを戻しながら、医師が問う。

「はい。確か小学校の卒業式直前くらいだったと思います」

レントゲン写真がスクロールされる様子を眺めながら、さほど大きくない声で返答する。
本当はゴールデンウィーク前の捻挫。
つまりこれは嘘だ。

そう答えたあと、癒着だとか治らないだとかの単語が跡切れ跡切れに聞こえたが、覚えられなかった。
正確には耳に入れる気がなかった。

28年前の傷。
これは、僕が自分でつけた傷だ。

今から誰にも話していないことをここに記録する。


挨拶すっ飛ばしてますが、ごきげんよう、ナガセです。
そのうち書く予定の冒頭だけ、とりあえず更新。
いつ書くかはわかんない。

予約投稿はいくら設定しておいても良いと思ってるんだけど、公開日の決まっていない下書きは極力なくしていきたい。
明日は更新できないって日がくんねんから、いつか必ず。
とにかく体の中の物語を使い切る。

じゃ、またあした〜。


140文字小説、お題募集してます

こちらのフォームからどうぞ

アカウントとお題募集のまとめ

  • 140文字小説のお題募集中(来ようと来まいと書くんだけども)

  • ナガセのInstagram(noteの更新通知と、ストーリーがあれこれ)

  • ナガセのTwitter(更新が届く予定だけど、まだ手が回ってない!)

  • ナガセのLINE公式アカウント(noteの更新と、このアカウントでだけ内緒話が届くよ)

  • ナガセのYou Tube(1年以上前のものなので、今聴き直すと地獄みたいな気分になるんやけど、死ぬまでうまくなりたいので録ったものは晒していくスタイル。ここはしばらく更新予定ないよ)