【創作】その痛みはコンプレックスの悲鳴
マウスで幾度も切り替えられるレントゲン写真。
踝の辺りに小指の先ほどの骨が、孤立して浮かび上がっていた。
「大分昔のものだと思うんだけど。足に怪我をしたことはある?」
眼鏡のズレを戻しながら、医師が問う。
「はい。確か小学校の卒業式直前くらいだったと思います」
レントゲン写真がスクロールされる様子を眺めながら、さほど大きくない声で返答する。
本当はゴールデンウィーク前の捻挫。
つまりこれは嘘だ。
そう答えたあと、癒着だとか治らないだとかの単語が跡切れ跡切れに聞こえたが、覚えられなかった。
正確には耳に入れる気がなかった。
28年前の傷。
これは、僕が自分でつけた傷だ。
今から誰にも話していないことをここに記録する。
挨拶すっ飛ばしてますが、ごきげんよう、ナガセです。
そのうち書く予定の冒頭だけ、とりあえず更新。
いつ書くかはわかんない。
予約投稿はいくら設定しておいても良いと思ってるんだけど、公開日の決まっていない下書きは極力なくしていきたい。
明日は更新できないって日がくんねんから、いつか必ず。
とにかく体の中の物語を使い切る。
じゃ、またあした〜。
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