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【映画】BIRD BOXみました

そうなんですみたんです。忘れてました。なんかネットフリックスがすごいサジェストしてくるんですよ。自分たちで作ってるんだから当たり前である。

あらすじ

謎の闇に突き動かされた者たちが相次々と命を絶ち、人口が激減して5年。ここまで生き延びてきた母親が2人の子供を連れて、安住の地を目指す危険な旅に出る。(netflix)

なーんかハーモニーみたいな話ですな。え?ハーモニーをご存知ない?万人にお勧めできる話ではありませんが、僕の死生観に大きな影響を与えた作品なので読んで損することはありません。多分ね。

かんそう

さて、ハーモニーはさておき。結論から言うとそれなりに面白かったと思います。アメリカだとバードボックスチャレンジと称し、めかくしをしたまま車を運転したりするバカッターみたいなやつがいるらしい。めっちゃ流行ってんな。

さすがにここまで熱中はしませんでした。これは単純に文化背景の違いからだと思います。海外の映画のバックボーンにはだいたいキリスト教がありまして、要は聖書のパロディなんですよね。あんまりネタバレする気もないんで内容について深くは語りませんが...。なにはともあれ日本人には馴染みがないので若干話がわかりにくいかもしれません。が、そのことでこの作品を評価してはいけませんね。当然ながら。

ただし、面白かったというのはエンタメとして見た場合です。内容的に哲学ちっくなんですが敵が超自然的なんで全然入り込めませんでした。それだけでなく(僕がバカなだけですが)結果として何がやりたかったのかよくわからない、というのが本音です。キリスト教について全く明るくないことが大問題ですね...。

映画に限らず作品には何かしらのメッセージが確実にあるものです。なんですが、僕はうまく読み取れなかったみたいですね...。そして聖書のパロディなんだよ!とわかったからといって感動できないのです。

というか端的にいってしまえば終末に全く関心がありません。世界が終わります!⇨だから?...ほんとクソみたいな感想で恐縮なんですが、終末まで全力で生きた彼らをどう思う?みたいな問題提起とかとか諦めなかったから生き残った!的な自己啓発とか最後まで生きたけど結局世界は終わったよ...という虚無感の共有とか何かしらのテーマが欲しかったんです。

形式美といってしまえばそれまでですが、バックボーンを共有していない日本人ウケはもしかしてしないのではないかと思いました。まぁキリスト教信者の方もいるので一概には言えませんけども。ただ先のニュースを見る限り本土でも特に何も受け取っていない人もいるみたいなので難しいですわな。

結論としては「僕みたいな浅い人間が見るとスリリングだったね!というクソみたいな感想しか出ない」。とりあえず母親の成長記を聖書パロディ調でお送りする映画、ということに落ち着けようと思います。それでいいのか...。力不足でゴメンナサイ。オススメとは言えないですねこりゃ。

尻切れとんぼだから代わりにハーモニー読んでください。よろしくです。

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