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【読書】天才も見落とした罠とは?よりよいアイデアにするためのポイント 「ORIGINALS-アダムグラント-」
こんにちは、まぐろです。
クリエイティブっていう単語を聞くと、NewsPicksな感じがしてやだ!って人もいるかもしれません。お前結局何やってんの?と思っていることでしょう。NewsPicksが悪いのではなく、ユーザーの問題なのですが、それはさておき。
面白いアイデアをひねり出すにはどうしたらいいのか?と純粋に悩む人は少なくありません。あのスティーブ・ジョブズですらセグウェイが流行ると信じていました。ここではORIGINALSのパート2から、いいアイデアのために僕らがやるべきことのヒントを見つけていこうと思っています。
大量生産しよう!
まず初めに知ってもらいたいのは、天才といわれる人たちのアイデアの多くと我々のアイデアは大して変わらないということです。
エジソンは変な発明をたくさんしています(今考えると視点は優れていましたが)。それでも彼は電球を作った「発明王」と呼ばれています。
では何が決定的な違いになるのでしょうか?我々が電球を作ることはできないのでしょうか?
そもそも、アイデアは生み出すのが難しいのではありません。何が優れているかを選び出すことが難しいのです。
我々はとかく自己評価が高いです。周りから見ればどう考えてもクソみたいなアイデアでも自分で生み出すと愛着が出るものです。これを「確証バイアス」と呼びますが、これが非常に厄介です。端的に言えば、自意識過剰だから正当な評価を下せないのです。いいところばかりに目が行ってしまい、クソポイントを軽くみてしまうのです。
では自分のアイデアを適切に評価できないとすれば、どうしたらうまくいく可能性を高められるのか?そこが問題です。それは大量生産することです。
彼らもこう言っています。独創的に考える人はクソアイデアを大量に生み出しますが、それが蓄積されていきます。凡百はアイデアをちょっとしか出しておらず、それをクソかどうかわからないのに磨き上げることに必死になるのです。
一部の「アイデアの宝庫」は初期段階で斬新なアイデアを出すそうですが、ほとんどの人(つまり我々)は初期段階はありふれたものであることが多い。ありがちなものを除外して初めて自由な可能性を考慮する余地が生まれます。
斬新なアイデアはなぜ却下されてしまうのか?
そして、「同じ分野の仲間にアドバイスを受ける」のが次のステップです。
確証バイアスのせいで自分の判断はあてになりませんが、アドバイスを受ける人も慎重に選ばなくてはなりません。一般に「専門知識と経験が深まるほど、世界の見方がある一定の状態に固定される」、つまり分野に詳しくなればなるほどその典型に縛られてしまうのです。
上司や評論家は変わったものを排除しようとする傾向があります。しかし、同じ道の仲間はそういったリスク回避をしようとしません。斬新なものに可能性を見出そうとするからです。また、こちらの考えに愛着はないので客観的に評価してくれます。
ジブリの鈴木敏夫さんはプロフェッショナルで「自分は信じない。他人を信じる」といっていましたが、クリエイターの姿勢としては非常に理にかなっているのです。
直感が働くのはどんなときか?
直感で何かを判断していい時とそれではいけないときがあります。直観が働くのは「予測可能な環境で判断を下す経験を積んだ時だけ」。火事の中に突っ込んでいって人を助けられるかどうか判断するときには向いていますが、株式をやりとりするときには冷静な「分析」が必要です。
スティーブ・ジョブズはそこを誤りました。成功者といえど、全く知らない分野でも同じようにうまくいくとは限らないのです。
そして、直感だけだと感情に流されやすくなります。がんばります!というセリフよりこういうものがつくれます!といった方が誠実ですが、直感的に判断する人ほど感情に流され、確かでない判断をします。寝ずにアイデアを練り上げ、徹底的に細部にこだわることが本当の情熱です。
まとめ
・まずはたくさんつくろう!
・適切な判断は仲間にまかせよう!
・素人のつもりで!
・新しいものを作るときは冷静に分析しよう!
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