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花海咲季のプロデュースから考える才能のありかた

私は才能という言葉が嫌いです。だから学マスをやっていても全身の血が沸き立つような気持ちでプレイしています。

ということで私なりに才能について考えてみました。


1.学マスでの「才能」とは何か?

才能という言葉は現実でもよく用いられる実態のない、褒め言葉あるいは嘲笑的な言葉です

花海姉妹は才能があるとかないとか勝つとか負けるとか少年ジャンプの登場人物みたいなことを延々話しています。みんな盛り上がっています。

これってなんの意味があるんでしょうか?

ふたりともトップアイドルになることはできますし、トップアイドルになったあかつきにはいつまで続けられるか?に目標が切り替わります

現実と同じく「〇〇くんは優しいね」と同じくらいクソッタレな形容詞のようです。こんな評価軸で花海咲季のことがわかるのでしょうか?

花海咲季をトップアイドルにできるのでしょうか?

2.「才能」に期待しすぎではないか?

学マス内で才能というワードを見ると私は花海姉妹が連想されます。

私はまだこのふたりの間で生まれる能力差が何かよくわかっていません。これは問題です。私は観測者でしかありませんが、プロデューサーとしてはゲームのルールがわからないのに咲季に勝たせなければなりません。

私なりに才能とは何かを具体的にしてみます。

才能とは、能力のばらつきにすぎない

まずは才能がある/ないを判定する定規が必要です。これは誰かと能力を比較することで可能になります。

例えば手毬は信号機の他の二人と比べ歌が得意であり、ことねはダンスが得意です。

なんと才能はある/ないの2つだけでなく、たくさん組み合わせてひとりの人間を構築する、レゴのブロックのようなものなのです

もつブロックが違うなら組み合わせて使おう

私の職場を例にすると、「①生産性は高いがワガママで傍若無人なエース」と「②ずば抜けて生産力が高いわけではないがとにかく人を使うのが上手いリーダー」がいました。マンガみたいですね。

彼らは全く違うタイプですがそれぞれの方法で成果を上げていました。

①はこの世の憎まれる上司の特徴全てを備えたような悪ですが、タスクへの執着はすごいです。方法論やこまかなtipsはたくさん学ばせてもらいましたが、学びきれませんでした。

②の上司はそこまでタスクに執着するタイプではありませんでしたが、とにかく人がよく、「あなたの頼みなら喜んでやる」という人がものすごくたくさんいました。なので人員でどうしようもないほど困っているところはみたことがありませんでした。

それぞれに長所短所はありますが、仕事を成立させていたのは二人とも同様です。(ただ実際には①のやりかたで生じた歪みを②の上司が調整してどうにかやっているという状況ではありましたが)

花海姉妹でいえば、互いに路線の異なるアイドルとして活躍することができるはずです。それぞれにしかない強みは必ずあり、そこを特化させるべきです。比較優位というものです。

比較優位とは、各国が他国よりも効率的に生産できる商品やサービスに特化することで、全体の生産効率と利益を最大化する経済理論です。これにより、貿易を通じて各国が相互に利益を得ることができます。例として、ある国がワインを他国よりも効率的に生産できるなら、その国はワイン生産に特化し、他国から他の品目を輸入することが推奨されます。

比較優位をもとにしたプロデュースの案

このような考えを花海咲季のプロデュースでいくつか適用してみます:

  1. 個別の強みを最大限に引き出す: 例えば、咲季がダンスに秀でているなら、そのスキルをさらに磨き、彼女のダンスパフォーマンスをアピールポイントにする。同時に、他のスキルを持つメンバーとの協力を促進する。

  2. 相互補完の戦略: 咲季の強みを活かしながら、彼女が苦手とする分野は他のメンバーやスタッフが補完する体制を整える。これにより、全体としてのパフォーマンスが向上する。これはユニットを組む際のメリット。

  3. 長期的な成長計画: 咲季が一時的に他のメンバーに劣っていても、彼女の強みを磨くことで、長期的に見て大きな成果を生む可能性がある。このため、短期的な評価に囚われず、長期的な視点で彼女の成長を見守る。

「"才能がない"のに頑張っている」のが「偉い」ですか?花海咲季の努力は才能などという不透明な評価をあてにせずとも、尊ばれるべきものだと私は思います。

才能があるのか?ないのか?そんなことはどうでもよいのです。私は花海咲季の強みを常に模索し、磨きをかけ、意欲を失わないよう妹に勝ち続けられるようサポートされることを願うしかありません。

3.気になった場面

勝ち逃げしてきた卑怯者

咲希さんは卑怯者と称していますが、勝てなさそうなら撤退するのはベターな戦略です。勝てないとわかっているのに勝負を挑む必要はありません。先でも書きました比較優位の考え方です。

格上のライバル

このへんパンチライン多すぎで首もげるくらい頷いていました。

コミュ終盤になるとこのような感じで「花海咲季をトップアイドルにするためのプロデュース」に焦点が当たるようになり、私のストレスも報われました。めちゃネタバレだけど。

4.おわりに

学マスPのご都合主義プロデュースゆえ、あえて言わず気づかない人もいるかもしれませんが、花海咲季に必要なのは「敗北」です。

当たり前ですがこの先アイドルを続けている中できっと負ける日が来ます。そこで立ち直りチャレンジャーとし佑芽さんや他のトップアイドルに挑むのか、そのまま引退するのか。それが彼女の分水嶺になると考えています。

どちらを選んでも彼女の人生ですが、プロデューサーとしては立ち直るためのケアをする必要があります。すごく大変なことになるでしょう。

それが日常になり、全てに果敢に挑むチャレンジャーになった時にはトップアイドルがひとつの通過点になるくらい、トップオブトップのアイドルになっていると私は信じています。

またこれは私たちも同じです。人には向き不向きがあるので何かうまくいかなければ手を替え品を替え、しぶとく生きていきたいものです。

他にもこんな考え方が使えそうじゃない?みたいなのあったらぜひ教えてください!!!!!

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