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大東京の小さなお庭に

呼び出されて来たものの 人の気配がなくて ただ樹々だけが茂ってて 乾燥しかけの轍はくっきり影を落とし ほんとに近未来 核戦争後の東京みたい 「おーい、楠見さーん」 答えはない あれ? どこかで工場の機械音が聞こえる 規則的なリズムでなにかを回転させるような と思ったら それは無人の『くら寿司』の ベルトコンベアの唸りだった。

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