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Notion AIは、何故課金にしたのだろう

2月の23日にNotion AIが使えるようになり,僕らの界隈は色めき立った。

あのNotionでもAIが使える。
しめしめ😎


なぜ「しめしめ😎」と言っているのかというと,僕の動画のチャンネルの登録を増やせると思ったからだ。


僕は,一昨年の2月ごろ,Notionについてと動画を18本ほど作り,チャンネルの登録者を1ヶ月で600人ほど増やした。

 
当時,Notionについての関心の高さに驚いた。


その後,僕自身のNotionについてのネタが枯渇し,次第に関心が薄れ,そのうちいつの間にか使わなくなってしまっていた。

同時にチャンネル登録者も登録をはずし始めた。


しかし,Notion AIが使えるようになったことで、私の関心が一気に高まり,1年ぶりにNotionを開いて,Notion AIを試してみた。

また,新たにNotionに関心を向ける人も増え,これをきっかけにNotionを始める人も大勢いるだろう。

Midjourneyが描いた「Notion AI」


しめしめ😎,と思ったのはそういうわけだ。
620人ほどでとまってしまった登録者を一気に増やして,1000人にしようと思ったのだ。😎


Notion AIの無料トライアル20回制限

ところが,その熱が一気に冷めてしまった。

Notion AIは,無料トライアルでは20回までしか使えないことがわかったからだ。

20回使ったら,月10ドル(1300円)払いましょうというメッセージがでて使えなくなってしまうとのこと。


僕は,20回試す前に使うのをやめてしまった。
「ないと困る」というほどまでに使い込んだら,もしかしたら課金しようという気になったかもしれないのに。


なぜ,Notionは初めから課金にしたのだろうか。
解せない。
さらに,20回とはあまりにも少ない。

「Notion AIを使えないと支障がでるほどまでに必要だ!だから喜んで課金する!」

たった20回でそこまでになるとは思えない。


すでに無料で世界を席巻しているchatGPT

すでにchatGPTというモンスターが世界を席巻している。

これは無料で使うことができるので,とりあえずAIがどのようなことができるのかを知った上で,無料で使い続けることができる。

その上で,僕のように月額2600円を払ってでもより便利に使いたいという人が現れるのだ。


もし,chatGPTが最初から,「20回トライアルできますが,その後有料になります」ということだったら,僕はトライアル自体をしなかったかもしれない。


しかし,Notion AIは,初めから課金にした。
さらに,すでにNotion自体に課金している人からも月8ドルとろうとしている。

これで,新規顧客を得られるのだろうか。

20回ほどためして,課金を促すメッセージが出たところでトライアルを辞める人がほとんどではないのだろうか。


noteのAIアシスタントもそうだが,無料で開放すべきではないだろうか。

chatGPTのように基本無料で提供し,「速さ」とか「よりたくさん」など,「一応我慢できるけど,あったほうがいいかもね」というところに課金したほうがよかったのではないか。

無料でもちゃんと使えますよ。
基本的にすべての機能も使えますよ。
・・・でも,有料にしたほうがちょっと早いし,ちょっとたくさんできますよ。


この「ちょっとだけ」というところに課金する。
「ちょっとだけ速い,ちょっとだけたくさんできる」というところには結構価値があるのではないか。


Canvaを使い続け,課金したわけ

Canvaが世界中で使われているのも,基本無料で使えるからではないか。
そしてお金を払ってくれたら,ちょっとだけ素材をたくさん使えるよというくらいのものだから,多くの人に受け入れられたし,課金する人もその分増えたのではないかと思う。
僕みたいに。

Midjourneyが描いた「Canva]


Notion AIは無料にすべきだった

Notion AIも,基本無料にすべきだったと思う。
そして,全部の機能を使えるようにすべきだったと思う。

その上で,課金したほうが「ちょっとだけ待ち時間が減るよ」「ちょっとだけ,たくさんの文章を要約できるよ」にする。

それで一気にNotionユーザーが増えるわけだし,それに比例して,課金する人も増えたはずだと思う。

Midjourneyが描いた「Notion AI」


ちょっとだけ」ためして使用をやめた,という人もかなりおおかったのではないだろうか。

惜しかったなあ・・・


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