小説の話

最近、小説を読むことが増えた。

別に教養を深めようとか、人間力を深めようとか、そんなイシキタカイ動機じゃなくて、純粋に、読みたい本ができたから読んでいるだけで、音楽をdigる時と同じ感覚で、本を読んでいる。

特に読んでいるのは(私は一冊の本に没頭するのではなく、複数の本をその興味に応じて読み進めるので、短期間においても読む本がコロコロ変わるのだ)、森茉莉の「甘い蜜の部屋」と、沼正三の「家畜人ヤプー」の2つ。両方昭和のアングラ文学だから、かなりのサブカル・ヲタクじゃない限り「あー、あれね!」とはならないのが、実はそんなに悲しくも寂しくもない。むしろ私一人の空想世界である点において安心感さえ感じる、痛い10代なのであった...。


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