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突発性難聴の治療を続ける

4日目。通院は1週間だから真ん中を過ぎてしまった。通院の終わりが見えてくると症状の改善具合が気になる。この病気は1週間を過ぎると病院でできることはなくなる。まずはいつもの聴力検査。聴力は回復してる自覚があった。初日はイヤホンで音楽を聴いても右耳は「音が鳴ってるのが分かる」程度だったのが今は「歌詞が聞き取りにくい」程度にまで回復していた。聴力は回復傾向で耳鳴りの大きさは小さくなっている。気がかりなのは今朝からこれまでと違う耳鳴りが聞こえるようになったこと。これまでの「サー」「キーン」という音に加えて、チューニングの合ってないラジオの音のような、宇宙人が耳元でしゃべってるような音が聞こえる。今受けてる治療は聴力を回復させるためのもので、聴力が回復すれば耳鳴りも治るだろうというものだ。聴力が元に戻っても耳鳴りが残ることはあるという。長い付き合いになるのかもしれない。

昨日撮ったCT画像を見ても画像で確認できる異常は見当たらなかった。自分の耳の渦巻(蝸牛)の写真を見るのは始めてだった。治療初日に筋トレが難聴の原因である可能性は排除できないという話だったが、それはないようだ。筋トレや重いものを持ち上げることで起こる難聴は耳の中に穴が開き水漏れが起きることで引き起こされるが、それは日に日に聴力が落ちていくものらしい。これまでの検査結果と経過を見る限り筋トレが原因と言える材料はなく、やっぱりわたしの難聴の病名は原因不明の突発性難聴ということだ。だから運動はしてもいいんだけど念のため点滴を受けてる間は避けて、そのあとは構わないという。キャンセルしてしまった2回目のコロナワクチンも点滴期間が終わってその翌日以降なら受けてもいいと聞いた。

ガンになったことを公表する著名人がいる。それを見て同じようにガンになっている人が「勇気をもらえた」という。突発性難聴はそれほど深刻なものではないんだけど、勇気をもらえたという人の気持ちが分かった。治るかどうか分からない病気ですと言われたときに、テレビネットでよく見るあの人も、あの人も、経験してたんだという情報で少し安心することができた。

外来は予約のみや休診となってる土日も病院に通うことになってる。点滴を打てるのもあと3回。続く


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