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落慶、興福寺

朝は早めに歩き出して奈良公園方面に向かいました。観光のわたしのメインの興福寺を見に。

前回2013年の12月に奈良に来た時は興福寺の中金堂が工事中でパスしたので今回初です。

実は中金堂、2018年に完成しその落慶法要がテレビ版で先日行われていてその舞台に行ってみたいと思っていました。声明のイベントに感動したのです。

近鉄の駅からもほど近い興福寺、

街の中にそびえ立つ五重塔

朝の清々しさも相まって神々しく見えました(前のは日に塔は飽きたとか言っていたのに単純)

9時から営業開始で巣がもう人が並んでいました。阿修羅像は2009年に東博でやられていた展示以来。
ここは本当に多くの宝物があります。2009年の阿修羅展でほぼ見たのですが、ないものもあり。見応えがありますね。しっかりと建物を作り直してるのでほぼ美術館のようです。国宝も重要文化財もしっかり空調があり保存できるスタイル。盗難にも強そうな防犯カメラたちとコンクリートの壁。自分の顔に似た親近感を覚える像とかもww 一緒にいる人が頷いていたので私だけが思ってるわけではなさそう…

そしてこの間テレビ番組中金堂!

あー、ここがあの声明のところだ!と感動。現代の日本画家が描いた柱もしっかり見てきました。新しい寺なんですが世界遺産なので新しいやり方で再建築出来ません。昔の土台がまるまる残っていて、その位置をそのまま踏襲して作ってます。

ここにあるご本尊の仏像も昔そうであったように金箔を貼られお化粧直しされています。こういう仏像は今はないので新鮮です。カンボジアの仏像みたいでした。

散々番組を見て復習していて、それをこうなってるのかーと思いながら見てました。この中金堂、江戸時代に燃えてしまいらずっと仮に建てられたものが使われていました。その悲願の再建は300年もかかってるとのこと。ただただ、よかったねーという気持ちになりました。

御朱印もいただき、ご満悦。

さてしっかり興福寺も見終わり次は鹿タイム。楽しみにしていました。一緒にいた人はお金を払って鹿に餌をあげるという発想が理解できないらしく、嬉々として餌をあげてるわたしを生温い目で見守っていました。

奈良の名物ともいうべき、鹿、公園の主です。ニュースで観光客が激減し餌が足りなくなって木の皮を食べるので被害が出てるとか、餌が豊富な若草山に集まってるとか出てたので気になってました。

前回体験してだから、なめていたら餌を受け取った途端鹿たちがすくっと立ち上がり、突進してきました。餌を扱ってる店の方に、歩いて歩いてーと言われましたがどつかれるしカバンかじられるし、雄はがっついていて手ごと食べようとするし、怖い怖い。雄にはせんべいを投げつけることになってましたw

メスはかわいくお行儀よく食べるので安心してあげることができます。普通に歩いても寄ってくるし、餌を持ってないと申し訳ない気持ちになりますね。思わずごめんねと謝ってしまう。

期待に満ちた目で見つめてくる子鹿…ごめんね、せんべい持ってない。

おせんべないのー?って結構寄ってきます。煎餅の匂いが残ってるのかスカートガブガブされたり、笑。

寒いから、たくさんの人がおせんべいくれてお腹いっぱいになりますように。

往来でケンカ。鹿たちがのびのびしている中歩いて、和みました。

この日は土曜日なのに人ほぼいない。
奈良公園を抜けて、次は南大門に向かいます。

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