劇症型溶血性レンサ球菌感染症の増加について

リュディアです。最近、メディアでも報道が増えてきた劇症型溶血性レンサ球菌感染症の増加についてです。一時期は人食いバクテリアとも報道されていたものです。

さすがに人食いバクテリアという呼称を見る機会は減りましたが致死率は30%と高いです。報道を見ていますと、この病気は突発的に発症し、急速に多臓器不全が発生して死に至るという恐ろしい病気です。しかも感染経路が明確ではないということも嫌ですね。明確ではないといいつつも、通常の感染症と同様に傷口や手術創から感染したり、鼻やのどの粘膜から感染したりすると考えられています。

この恐ろしい症状の患者数が過去最高であった昨年を上回るペースで増えているそうなのです。2023年は1年間で941人だったのが、今年は3月24日までで556人の報告があるとのことです。今のペースが続くと年内に2,000人を超えそうな勢いです。また感染が広がりやすいといわれるM1UK株の検出も増加しているとのことです。

感染経路も明確ではない状態ではありますが、厚労省はとにかく手指の消毒など基本的な感染症対策を続けてほしいと言っています。COVID-19がおさまり我々は以前の日常生活は取り戻しましたが手指の消毒だけは続けた方がよさそうですね。お互いに気をつけましょう。

では、ごきげんよう。

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