ロボット密度

リュディアです。ロボット密度という言葉をご存じですか。国際ロボット連盟IFR(International Federation of Robotics)が発表する統計量です。ロボット密度とは労働者1万人当りのロボット台数と定義されているようです。注意すべきはここでいうロボットは産業用ロボットであることです。工場で動いているロボットというか機械でプログラム可能なもので複雑な動きをするものと考えましょう。そのため、私たちが普段目にするような飲食店での配膳、ホテルの受付などのロボットは含まれません。これらはサービスロボットと呼ばれるものです。ではIFRが2024年1月10日に発表した情報を見ていきましょう。

国別にロボット密度が高い順にみると、韓国1,012ユニット、シンガポール 730ユニット、ドイツ 415ユニット、日本 397ユニット、中国392ユニットになっています。

世界平均では151ユニットでこの数年で急激に増加しているようです。

このランキングを見るときには注意が必要です。例えばシンガポールは製造業に従事する人数がそもそも少ないです。そのため国内にそれなりの製造業がある、韓国、ドイツ、日本、中国の数字は意味がありますがシンガポールは除外して考えた方が良いと思います。このように考えると韓国では製造業で積極的にロボットが導入されているということですね。Samsung や LGなど、財閥系の巨大製造業がある一方で、世界一のペースで少子化が進んでいるので、対策を打っているのかもしれないですね。データの紹介と軽い感想だけになりましたが、これで終わりにします。

では、ごきげんよう。

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