大阪IRについて #4

リュディアです。2023年4月9日の統一地方選の争点の一つとなっているのは大阪IR (Integrated Resort) 、つまりカジノ含む統合型リゾート施設の誘致についてまとめてきました。主に反対派の視点から見てきました。大阪の選挙結果は維新の圧勝と言ってよい内容ですね。首長、議員ともすべて維新がとった感じです。では本題に入ります。

最後に既存の日本の公営ギャンブルについてまとめておきます。ギャンブルは昔から胴元が儲かるものと言われています。胴元とは主催者側という意味です。そのため誰もがギャンブルを主催したがるのですが、日本ではそれを法的に禁止しています。その代わりといっては何ですが、一部のギャンブルを国が胴元になって主催しているわけです。国と書きましたが実際には各省庁が監督官庁という形で担当のギャンブルを持っています。各省庁もお金が欲しいので胴元になりたいわけです。では見ていきましょう。

まず公営競技4種です。競馬、競艇、競輪、オートレースの4つですね。競馬は農林水産省、競艇は国土交通省、競輪とオートレースは経済産業省がそれぞれ監督官庁です。

次に遊戯に分類されるパチンコ、パチスロです。これは何と警察庁が監督官庁です。三店方式で見て見ぬふりとうか何というか不思議な世界ではあります。

そして最後は富くじに分類される宝くじや投票に分類されるものです。宝くじは総務省が監督官庁です。スポーツ振興投票totoは文部科学省が監督官庁です。

そして新規で導入されそうな大阪IRのようなカジノは内閣府の外局であるカジノ管理委員会が監督官庁になります。

このようにみると日本にはカジノが無いだけでギャンブルを楽しむ場は身近に存在していることがわかりますね。IRだけではなく既存ギャンブルも含めて考えていく必要があると思います。

では、ごきげんよう。

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