2022年8月 過去最大の貿易赤字

リュディアです。日本経済新聞で貿易赤字が過去最大2兆8173億円 8月、資源高・円安でと報道されました。

月単位で2兆8千億円の赤字と言われてもピンとこないというのが正直なところです。過去にどのような状態であったのか調べて、今の状況がどういう状態なのかみてみようと思いまして今回のまとめを作りました。情報源は以下のWEBです。

エクセルでグラフを作ってコメントも追記しました。

青線が輸出、オレンジ線が輸入、灰色線が輸出-輸入、つまり日本の貿易が黒字化どうかを示すものです。灰色の線は2007年付近からずっと低迷していますね。リーマンショックから立ち直っていない感じに見えます。

今回のグラフで驚いたのは高度経済成長の時代というのは貿易黒字がどんどん巨大になった時期だと思っていたのですがそんなことはなかったのですね。輸出も多くなりつつありますが、輸入も多くなりつつあり、貿易収支ではトントンであったのが高度経済成長の時代だったようです。

バブル景気を含む 1980年代から2005年付近までが貿易黒字が大きい時代です。このように見ると、今年は為替が円安に振れているので貿易収支が赤字になりがちになるのはわかるのですが、もう円安だから貿易赤字というよりは日本の経済成長力が弱く赤字国になりつつあるという感じですね。

もしかしたら逆かもしれません。経済が弱く貿易収支も赤字になりつつある、だから日本円が独歩安の円安になってしまう、こちらの方が理屈にあいそうな気がします。皆さんはどう思われますか?

では、ごきげんよう。

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