日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)について #2

リュディアです。引き続き国立社会保障・人口問題研究所が公表した日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)を使っていろいろな視点からまとめていきたいと思います。

今回は地方別の人口について見ていきたいと思います。地方の定義は以下のようにしました。

北海道
東北:青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県
関東:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
中部:富山県、石川県、福井県、新潟県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県
近畿:三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
中国:鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
四国:愛媛県、高知県、徳島県、香川県
九州:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

地域ごとの人口の表とグラフから見ていきましょう。

改めて驚くのは日本全体の人口が5年で300~400万人程度も減っていることです。5年で均等に割ったとして年ごとに60万~80万人の減少です。中国地方の日本海側=山陰地方や四国の都道府県は人口が60万~90万人程度のところが多いので、毎年、それらのの県の人口がまるまる減少しているわけです。このように考えるとなかなか恐ろしい数字です。地域ごとの人口減少はこの表やグラフでは見づらいので比率で見てみましょう。

関東は増加していますがそれでも4%程度、そして他の地域は軒並み減少しており、イメージとしては関東に吸い込まれている感じでしょうか。ただ比率自体は大きく変動しているわけではなくて、日本全体の人口が減っているということになりますね。次に減少率という観点から見てみましょう。

2050年までの期間で見ると関東だけが7%の減少、北海島は 27%の減少、東北は 32%の減少、それ以外は20%前後の減少となっています。自分の生活圏から20%の人口が減ると考えると恐ろしい感じがしますね。今回は地域別の人口の増減について見てみました。

では、ごきげんよう。

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