国際単位系 #3

株式会社リュディアです。今回は SI単位系の接頭辞についてまとめてみたいと思います。SI単位系の過去2回のまとめも以下につけておきます。

接頭辞は基準単位の前につけて十進のべき乗を表現するためのものです。たとえば質量を表す g の前につける m (ミリ)は 1/1000 を表す接頭辞です。

まず10のべき乗で、べき乗部が正の数、つまり大きい数を表現するSI接頭辞についてみてみましょう。最初に数直線の上で見てみます。まず基本に対し10の1乗、2乗、3乗までは利用頻度が高いのですべてに接頭辞が定義されています。それぞれデカヘクトキロです。

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そこからは10の6乗はメガ、9乗はギガ、12乗はテラ、15乗はペタ、18乗はエクサ、21乗はゼタ、24乗はヨタとなっています。

順に見ていきましょう。デカは使っている場面は見たことがないです。アパレル業界の靴下1デカ(10足)は違うものです。ヘクトは天気予報で気圧を表現する際にヘクトパスカスという単位を使ってますね。キロは日常的にも様々な場面で利用します。

メガギガあたりは携帯電話のデータ通信料や PC の記憶容量のサイズを表すのに使うのではないでしょうか。データ通信料や記憶容量のサイズを表現するのに GB(ギガバイト)と書かれているのを見たことがあると思います。そのギガです。最近は SSD も容量が大きくなってきたので TB(テラバイト)表記も見かけるようになってきました。

テラペタはスーパーコンピュータを含む大型計算機の処理性能を示すテラFLOPS やペタFLOPS という表現を見たことがあるのではないでしょうか。たとえば 2020年、11月の世界 TOP 500 ランキングで理化学研究所の富岳が1位となっています。性能は 442 Petaflops と記載されています。

エクサは実際に使われている場面は見たことないのですが、次世代のコンピューター開発を進める際のキーワードの1つとしてエクサスケールという言葉が使われています。例えば以下のような書籍が出版されています。

ゼタヨタはまだ見たことがないですね~。特殊な世界では使われているのでしょうか。使われている方がおられましたら教えてください。

では、ごきげんよう。


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