登録日本語教員試験対策 副詞の見分け方
リュディアです。残すところも2か月くらいになってきました。頑張りましょう。今回は副詞の見分け方についてです。
まず日本語の副詞を3つに分類します。
情態副詞
程度副詞
陳述副詞
よくある問題は、次の副詞は3つの分類のどれに属しますか?というものです。いろいろ試行錯誤をしましたが、私は以下のように見分けることにしました。正答率もそれなりなので、大きく外していないと思います。
最初に陳述副詞かどうか検討する。陳述副詞は文の後に続く表現と呼応するのでわかりやすいです。次に例をあげます。
もし入学試験に合格したら、友達と遊ぼう。
どうして忘れ物をしたのですか?
あなたはけっして自分の嘘をみとめようとしない。
陳述副詞ではなさそう、となったら、状態副詞か程度副詞の2つの見分け方です。
どのように、と自分で問うて、その副詞を回答してしっくりくるようなら情態副詞
どれくらい、と自分に問うて、その副詞を回答してしっくりくるようなら程度副詞
では例で見てみます。
彼はゆっくり話します、という例で考えてみます。以下のように自分で問うて回答をしてみます。
彼はどのように話しますか?ゆっくりです。
彼はどれくらい話しますか?ゆっくりです。
どれくらい、と問うた方は文がしっくりしないですよね。だから情態副詞であると結論づけます。もう1つ見てみましょう。私はうっかり財布を忘れました、という例で考えてみましょう。
私はどのように財布を忘れましたか?うっかりです。
私はどれくらい財布を忘れましたか?うっかりです。
どれくらい、と問うた文はしっくりこないですよね。だから情態副詞です。次は程度副詞の例を見てみます。彼の家はとても大きい、という例を考えてみます。
彼の家はどのように大きいですか?とても大きいです。
彼の家はどれくらい大きいですか?とても大きいです。
どのように、と問うた文はしっくりこないですよね。だから程度副詞です。
この方法で自分でも練習問題をしましたが95%程度は正解でした。お役にたつようでしたら、皆さんも使ってみてください。
では、ごきげんよう。