ゴミの最終処分場の残余年数は短い?#2

リュディアです。東洋経済オンラインにごみを平気で出す人が知らない埋立地の残り年数 最終処分場「残余年数」首都圏30.1年、近畿圏19.6年という記事をみてゴミ問題に興味が出たので引き続き見ていきたいと思います。元の東洋経済オンラインの記事は次のリンクからどうぞ。

環境省の一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和3年度)についてというページを参照するのでリンクをつけておきます。

まずごみの総排出量は4,095万トンで、一人あたり1日に890g とのことです。前年度から 1.5% 少ないとのことです。では前年比 1.5%減はわかりましたが過去の推移はどのようになっているのでしょうか?次のページに掲載されていました。

このようにみると昭和60年のごみ総排出量と同じくらいになってるんですね。1人1日当たりのごみ排出量は昭和60年より少なくなってます。昭和60年といえば今からやく30年前です。1986(昭和61)から 1991年(平成3年)がバブル景気だと思えば、バブル景気の間にゴミ総排出量も1日1人あたりのゴミ排出量も大きく増加したと考えてよいですね。そしてバブル崩壊後もしばらく減らなかったということです。

次にゴミの内訳です。最初に厨芥(ちゅうかい)とは炊事場、台所から出る食べ物のゴミのことです。

年によって違うのですが大きな傾向として重量を基準にした組成比では紙と厨芥がそれぞれ30%程度で、合わせると全体の60%を占める傾向は変わりません。ゴミを減らすには紙と食べ残しを減らすことが重要ということです。食べ残しをしない、というのは食べ物を無駄にしないという意味に加えて、ごみの量を減らすためにも役に立つということですね。

まず全国的なまとめですが、ごみ総排出量は全体的には減っておりバブル景気前と同じくらいであることと、ごみ総排出量の増減にかかわりなく紙と厨芥がごみ全体の60%を占めるということは頭にいれておいてください。次回から大阪の話を中心にみていきます。

では、ごきげんよう。

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