日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)について #5

リュディアです。引き続き国立社会保障・人口問題研究所が公表した日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)を使っていろいろな視点からまとめていきたいと思います。

今回は大阪24区の人口について見ていきたいと思います。大阪24区ごとの人口の表とグラフから見ていきましょう。

東京23区全体で見ると2050年までは人口が増え続けていましたが、大阪24区は減り続けていますね。では大阪24区の減少率も見てみましょう。

2020年から2050年まで見たときに減少していないのは北区、福島区、中央区、西区、天王寺区の五区のみです。他の19区はすべて人口減少です。またこれらの五区も2040年からは人口減少になっています。まさに今、タワーマンションが建ち始めた場所で人口は10年程度は増加しますが、その後の人口は減少し続けるということですね。

特に大阪市の湾岸部の人口減少率は大きいです。具体的には西淀川区、此花区、港区、大正区、住之江区が海に面した区になります。此花区、港区はましですが、大正区、住之江区は30%以上の人口減少率になっています。他には大正区と西成区の人口減少率が大きく35%を超えています。渡船で結ばれているエリアは港区以外は人口減少率が大きいです。交通の便は通学、通勤に大きく影響しますから人口減少の原因になりそうですね。たまに乗船すると渡船も楽しいですが、毎日の足だとなかなか大変だと思います。

しかし首都圏につぐ人口規模と言われてもこの程度なわけです。大阪市は副首都として機能できるようにいろいろとしているようですが、今のまま雰囲気だけで処理しても難しいのではないですかね。

大阪市24区の人口については残念な未来予測になってしまいました。

では、ごきげんよう。

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