成層圏通信プラットフォーム HAPS

リュディアです。皆さんは成層圏という言葉をご存じですか?ご存じの方は成層圏を積極的に使った通信が現実の世界になろうとしていることをご存じですか?今回はそのようなお話です。興味があったので斜め読みですが調べてみました。日本ではソフトバンクが頑張ってます。

まず成層圏とは何でしょうか?国交省の次のページを見てみましょう。

簡単にまとめると地上から10kmくらいまでを対流圏と言って、ここは私たちが生活する空間と同じような気象条件にさらされます。風が吹いて雨が降ってという世界です。それより高いところ 10~50kmの付近が成層圏で、ここは雲もなくいつも穏やかな層です。ただし重力があります。

TVの衛生放送も、イーロンマスクのスペースXもなぜ宇宙を目指すのでしょうか?重力の影響が小さくなるところまで打ち上げれば落ちてこないからです。しかし宇宙まであげてしまうと距離がありますね。一般に人工衛星が周回している地上からの距離は2種類にわけられています。

低軌道:200 ~ 1,000 km
高軌道:36,000 km 付近(静止衛星)

例えば静止衛星の場合 36,000km 上空にいるため 36,000km の往復、つまり 72,000 km の通信が発生するわけです。電波の速さは光の速さと同じで 300,000,000 m/秒 なので 72,000km = 72,000,000m を進むには240ミリ秒の時間が必要になります。240ミリ秒なんて一瞬と思った方は人間の認知能力をなめています。

皆さんが見ているTVは 60Hz のフレームレートが多いです。これは1秒間に60回の画像を見せて動画として見せているということです。このとき 1/ 60 = 16ミリ秒の絵が流れているわけです。これが半分の16ミリ秒から 32ミリ秒になった瞬間に人間の目にはガクガクしているように感じます。これは目だけの話ですが、ネットで情報を目で見ているときに、この時間差は大きいです。

そこで成層圏で携帯電話の基地局を飛ばす話が盛り上がっているようです。ソフトバンクが力を入れている HAPS プロジェクトが有名です。これが現実になれば本当に日本中どこでも通信が可能でなおかつ安定しているという素晴らしい状態になります。

夢もありますし大きな話ですよね、ソフトバンクらしいという気がします。頑張ってください。

では、ごきげんよう。

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